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舞台挨拶・イベント

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『ハード・コア』初日舞台挨拶

2018-11-28 更新

山田孝之、佐藤 健、荒川良々、ロボオ、山下敦弘監督

ハード・コアhardcore 配給:KADOKAWA
全国公開中!!
© 2018「ハード・コア」製作委員会

 ドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」(15)で絶妙なコンビネーションを見せ、「山田孝之のカンヌ映画祭」『映画 山田孝之3D』(17)の2本では、自由な映像表現で映画ファンを驚愕させた俳優の山田孝之と監督・山下敦弘。そんな盟友コンビによる待望の劇映画『ハード・コア』が公開中だ。本作の公開を記念して11月23日(金・祝)に新宿バルト9にて初日舞台挨拶が行われ、権藤右近役を演じた主演の山田孝之、右近の弟の左近を演じた佐藤 健、右近の友人・牛山を演じた荒川良々、劇中に登場する謎のロボット・ロボオ、本作のメガホンをとった山下敦弘監督が登壇した。


 ついに公開を迎えた感想について、山田は「本当に何度も話してきたことですが、山下監督とずっと映画化の話をしていた作品がつにに公開となり感慨深いです」とコメント。佐藤は「撮影前や撮影中はこの兄弟全然似てないなと思っていたんですが、完成した作品を観たらあれ似てるな!と思えました。自分にとっても新鮮で特別な作品になりました」と語り、荒川は「原作が好きで、こんな好き原作の映画に出られて本当に嬉しいです」と喜びを爆発させた。そして、山下監督は「原作を読んだのが20年前、山田くんと原作の話をしたのが8年前。映画化の話が出始めたのが5年とずっと温めきた作品です。なぜか分かりませんが複雑で寂しさもあります」と感慨深く話した。さらに山下監督は「山田くん、この映画に出てくれてありがとうございました」と改めて感謝を伝え、「世界の隅っこを描いた作品で、まさかこういう景色が見られるとは思ってなかったです」と公開を改めて祝った。山田は「嬉しいですね。原作はずっと絶版していたんです。そんな絶版された原作を映画化するってすごいことだと思います」と語った。


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 ここで、作品名にちなんで“ハードだった撮影シーン”について聞かれた山田は「本当にすべてがハードでした。朝から次の日の朝まで撮影とかありました。撮影中、この状況を愚痴れないからInstagramで愚痴を言っていました」と壮絶な撮影を振り返り、山下監督は「寝れない日々でした。山田くんも佐藤くんも朝までの撮影が多くて本当に疲れ切ってましたね」と明かした。

 また、本作の主人公の権藤右近が世間に馴染めないアウトローという役にちなんで、どういう生き方がハードな生き方と思うかという質問に対して山田が「人生は大変だなって思いますよ」と言い、続けて自分の生き方について「勝手な使命感があって、いろいろなことに挑戦しているんだと思います」とコメント。佐藤が「孝之くんを越えるハードな人はいない。とにかくすごい。役に入り込む深さの次元が違う。撮影中気を失ったりするんですよ」と山田への尊敬の言葉をかけると、山田も嬉しそうしていた。ここで、荒川にも質問がとび「これから鍋のシーズンですので、鍋の中に顔突っ込んだりしたらハードですよね」とまさかの回答に会場は笑いに包まれた。さらに、この中で誰が一番ハードな生き方をしているという質問に対しては満場一致でロボオを指差し、まさか自分だとは思っていなかったようで、動揺するロボオの姿に会場から温かい拍手が送られた。

 また、この日は〈勤労感謝の日〉ということで尊敬する職業はという質問に対して、山田が「消防士!」と答えると、佐藤が「珍しく先陣切って答えましたね(笑)」と茶々を入れ、劇中同様兄弟のような掛け合いを見せた。山下監督は「もう亡くなってしまったんですが、この作品に出ている首くくり栲象さんは自宅の庭で首をくくるパフォーマンスを続けていたんですよ。職業とは違うかもしれませんが、凄い方でしたね」と述懐した。さらに佐藤はこんな職業があるのか分からないと前置きしつつ、「真夏の撮影でロボットの格好をして撮影する職業があったらハードだと思います」と答えると、ロボオが軽く会釈し会場からは笑いが起こった。


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 最後に山田は「実はこの作品のメイキング映像があるのですが、本当にクオリティが高く、劇場で公開出来るんじゃないかと思っています。このメイキングを観たら、映画の現場ってこんなに壮絶なんだって思えるし、『ハード・コア』をもっと好きになると思います」とコメント。山下監督は「自分にとって本当に大切な作品になりました。皆さんに届けられて本当によかった。この作品を可愛がってほしいです」と締めくくった。


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(オフィシャル素材提供)




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