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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『ゲキ×シネ「五右衛門ロック」』完成披露試写会舞台挨拶

完成披露試写会舞台挨拶

2009-05-10 更新

古田新太、松雪泰子、森山未來、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと

赤い糸

配給:イーオシバイ、ティ・ジョイ
【春の陣】5月16日(土)より新宿バルト9ほか関東・関西エリアで公開。【秋の陣】今秋、全国ロードショー
(C)2008 劇団☆新感線・ヴィレッヂ

“ゲキ×シネ”とは、ダイナミックな映像表現と迫力の音響で演劇の映像を映画館で観て楽しむ、今注目を集めている新感覚のエンターテインメント。人気劇団“劇団☆新感線”の昨年の夏に新宿コマ劇場で上演された舞台を15台のデジタルカメラで撮影収録し、最新の技術で映像化した『五右衛門ロック』の完成披露試写会が行われ、キャストの古田新太、松雪泰子、森山未來、橋本じゅん、高田聖子、粟根まことが登壇した。

真砂のお竜(松雪泰子)の手により釜茹での刑を免れ、逃亡していた大泥棒・石川五右衛門(古田新太)が、秘宝を求めてたどり着いた南の島・タタラ国で繰り広げる冒険活劇。五右衛門を追う役人を江口洋介、秘宝が眠るタタラ国の国王役を北大路欣也が演じている。

 映画版『五右衛門ロック』の感想を聞かれた古田は、「このあいだ作品を観たが、くだらなくて、格好良く仕上がっていた。舞台はバンドの生演奏で歌うので楽しかったが、映画はそのライブ感がないのですごく歌が長いねえ~」と、いきなりのダメ出しで会場に笑いを誘ったが、「ゲキ×シネの良いところは顔の表情がアップで見られること。後のほうで力を抜いている奴を探してみたり、松雪さんのスペイシーな衣装も楽しんで。それにしても、北大路先輩の目力は、近くで見ると本当に恐い(笑)」とコメントした。
 北大路の迫力にはほかのキャストたちも圧倒されていたようで、「目力は半端じゃない、側を通るだけでも怖かった……」などと語っていた。中でも橋本は「トイレで北大路先輩と偶然二人きりになり、先輩から去り際に“マッチョ”と言われた。その後しばらく動けなかったのをトラウマのように覚えている(笑)」と珍エピソードを明かし、会場に笑いを誘った。

 松雪は「『五右衛門ロック』では、いろんなことをやらせていただきました。(映像を観て)こういう風になると思わなくて驚きまきました。昨年の熱気がよみがえってきました。劇場では観られない役者さんたちの表情もたっぷり観ていただけるので楽しんでください。ぜひ未來くん(カルマ王子役)の華麗なるマント捌きを堪能していただければと思います。面白くなかったり、すべったりすると冷ややかな目でセンター(古田さん)から見られていたのが印象的でした」とコメントした。

 森山は「(役者さんの顔を)アップで観ることができ、劇場の客席からでは見えないのでは?と思われるような、蛾が飛んでいたり、鼻血が出ていたりするシーンも観ていただけます(笑)。毎日打ち上げ花火を上げていたような熱い作品です。大きな会場でやっていた舞台がどのように伝わるのか楽しみです」と映画をアピールした。

 激しい演技が全編で繰り広げられているため体力の消耗もすごかったそうだが、それだけに強い連帯感もあったそうで「毎日未來と飲んでました」と語った古田。 この日は、劇団☆新感線が特別な日に必ずやるという“煎餅撒き”が行われた。ド派手な衣装で登場した冠徹弥が主題歌「五右衛門ロック」を歌う中、キャストたちもノリノリで客席の後ろの方まで足を運んで煎餅を撒き、映画のヒットを祈願したので観客は大喜び。

 最後に、古田が「『五右衛門ロック』はRシリーズなので、音楽がいっぱいの作品です。恥ずかしいと思いますが、できれば一緒に口ずさみながら見ると楽しいと思います。音ものとしてはかなり楽しい作品になっています。ぜひとも楽しんで帰って下さい」とメッセージを贈った。
(劇団☆新感線「Rシリーズ」は、舞台上で生バンドが演奏を行う音楽ありの公演シリーズ。)

全編迫力のロック音楽にのせて、歌あり踊りあり、笑いも涙も盛りだくさんで描く『五右衛門ロック』。最新のデジタルシネマ技術を駆使し、舞台のライブ感はそのままに、映像ならではの良さを付け加えた衝撃の映像作品は、舞台を観た人はもちろん、“ゲキ×シネ”初体験の人々も楽しめるはず。是非足を運んで観て欲しい。

(文・写真:福住佐知子)


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