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『蜜月』佐津川愛美、女優魂動画&著名人コメント解禁

2022-03-03 更新

蜜月mitsugetsu
©2022「蜜月」製作委員会
配給:アークエンタテインメント

 時代をえぐる脚本家・港 岳彦が描き上げた繊細なオリジナル脚本に心動かされた榊 英雄監督が、シナリオ初稿から10年を経て完成させた映画『蜜月』(3月25日、テアトル新宿ほか全国ロードショー)は、懸命に幸せを求めながら壊れていく家族の“愛と再生の物語”。ヒロインを演じたのは佐津川愛美。心を病んだ母との愛憎に傷つきながらも愛を求め一線を越えてしまう17歳の少女から、秘密を抱えながら愛する夫との平穏な暮らしを必死に守ろうとする32歳の女性まで、過酷な日々をひたむきに生きる女性という難役を見事に演じきった。

 瑞々しい顔ぶれとベテラン俳優、それぞれの役が抱える魂をぶつけ合い、ドラマに幾重にも重なる波紋を広げていく。現代家族が抱える闇をえぐる、重厚な人間ドラマであり、極上の社会派エンターテインメント。加納家に隠された、切なすぎる真実に日本中が涙する。

 第17回大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門(気鋭の作家による斬新で挑戦的な10作品)への出品が決定!

 「一緒にいてくれる……?」と義弟・伊織(濱田龍臣)に甘えた矢先に、気がふれたような目で痛烈にビンタする。心が壊れゆく主人公美月役を、繊細に演じたのは佐津川愛美。


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 「ギャアアアアアアア!」狂ったように頭を掻き毟る。美月の母五十鈴役の筒井真理子は、このシーンに挑むため「五十鈴像を探求し、心身ともにPTSD寸前にまで陥った」。心の傷、娘への果たされない愛、その揺れ動く心情がきめ細やかに演じられ胸を打つ。


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 「うちらもっと自由になれるんだよ!」と美月を鼓舞し、希望を与える役どころの香澄役は森田 想。


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 日本映画界を代表する、3世代の女優魂が炸裂するような圧倒的演技の<動画>と<場面写真>と<特別ビジュアル>が、ひな祭りの3月3日(木)に解禁となった。また、著述家・プロデューサーの湯山玲子、映画評論家・映画監督の樋口尚文、お笑い芸人のヒコロヒーより<コメント>が到着した。



【到着コメント】

湯山玲子(著述家・プロデューサー): 性的トラウマというものは、人間にとって重要なセックスとの関わり方を破壊し、それどころかその“表現”が周囲の人も巻き込む集団自殺のようなエネルギーを持つことがある。監督、脚本家とも男性だが、「理解不可能な女の本性」にこそ最もオスとして反応してしまう、という、古典的な命題が浮き彫りに。映画『ベティブルー』を彷彿とさせる作品だが、この設定で最も重要なのは、破滅の道を歩む不可解な主人公の女性が、本当に「地獄へ道連れ」感の本気度を出せるかどうか。佐津川愛美の演技には脱帽。


樋口尚文(映画評論家 / 映画監督): 佐津川愛美の劇的にほとばしる潜勢力。
 筒井真理子がまたもや演じきる「こわれゆく女」。
 森田 想のずどんと来るたたずまい。
 これは「女優に打ちのめされる映画」である。


ヒコロヒー(お笑い芸人): 少女のか細い生命線から漲るおどろおどろしさに息をのみ、それでも揺蕩いながら生き続けていく姿に安全な居場所というものの必然性を感じました。一人ひとりに強い生命力が吹き込まれていた映画でした。



(オフィシャル素材提供)



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