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『いつくしみふかき』
クラウドファンディング開始!
渡辺いっけい、映画館関係者らコメント&動画解禁

2020-05-13 更新

いつくしみふかきitukusimifukaki
© 映画「いつくしみふかき」製作委員会
配給:渋谷プロダクション

 2018年の『カメラを止めるな!』に続き、2019年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019で観客賞である「ゆうばりファンタランド大賞」の作品賞を受賞し、カナダのファンタジア国際映画祭の長編初監督コンペティション部門に正式出品され、現在までに11の賞を受賞している映画『いつくしみふかき』が、本作と本作を上映する映画館を支援するクラウドファンディングを始めた。

 psychocinematography.comで2019年の日本映画トップ10の1位に選ばれた本作は、劇団チキンハート主宰の遠山 雄の親しい知人とそのお父さんについての実話で、ひきこもりの知人が葬儀で父親をかばいながらも謝罪をした姿が衝撃的だったことが映画化のきっかけ。

 父親・広志役をベテラン俳優の渡辺いっけいが、遠山の知人が基になったその息子・進一役を、遠山自身が演じ、W主演を飾る。

 2人を取り持つキーとなる牧師・源一郎役に、ベテランの金田明夫、広志の舎弟・浩二を劇団チキンハートの榎本桜が演じるほか、三浦浩一、眞島秀和、塚本高史ら、本作監督の、劇団チキンハート演出の大山晃一郎と親交のある豪華な俳優陣が脇を固める。

 本作は、5/12(火)~6/1(月)まで、一般から資金調達を募るクラウドファンディングのプラットフォーム「CAMPFIRE」で、上映延期となり、やり直しとなる本作の宣伝費と本作を上映する映画館の支援を募っている。


 クラウドファンディング・ページhttps://camp-fire.jp/projects/view/254798 (外部サイト)


 クラウドファンディングでの支援のタイミングで支援を指定できる映画館は、シネマスコーレ(愛知県)、ジャック&ベティ(神奈川県)、トキワ劇場(長野県)、京都みなみ会館(京都府)、岡山メルパ(岡山県)。オプションで【全国共通券】を選べば、本作を上映する映画館なら全国どこでも本チケットを使用でき、本チケットを持参した劇場に『いつくしみふかき』より支援金が入金される。【全国共通券】が使える、現在上映が決まっている映画館はテアトル新宿。テアトル新宿では、緊急事態宣言の解除後、近々での公開を調整中。

 映画『いつくしみふかき』では、主演の渡辺いっけい、遠山雄ら出演者、大山晃一郎監督、2月から先行上映をしていて、現在休業中で、5月15日より営業再開し、本作も上映するトキワ劇場の代表、現在休業中のセンゲキシネマズの社員らが、「いつくしみふかく、ありがとう」と感謝を述べる動画も制作。



 本作の主演の渡辺いっけい、企画・主演の遠山雄、出演・プロデューサーの榎本桜、シネマスコーレの副支配人の坪井篤史よりコメントが届いた。


 <主演:渡辺いっけい コメント>

 この映画はまさに仕事ではない何かになった作品です。かけがえのない作品なんです。少しでも多くの方に観ていただきたいというのが素直な気持ちですが、いま世の中がこんな状態になり、みんなで考えました。ご賛同いただけたら幸いです。


itukusimifukaki

 <企画・主演:遠山 雄 コメント>

 命がけで作ったこの映画『いつくしみふかき』を上映してくださる映画館をサポートする企画です。
 長野県飯田市、愛知県豊川市での先行上映では普段はまったく映画館に行かない方々もたくさん映画館に来てくださいました。連日の舞台挨拶でこの映画に対する想いを伝え、それが口コミで広がっていったからだと実感しております。この企画で、日頃映画を観に行く習慣が無い方々にもぜひ映画館に行く喜びを感じてもらえるようにしたいと思っております。それにはまずは映画館の維持です。いろいろな形で映画館を救済する企画が持ち上がっておりますが、僕らも独自にチャレンジしたいと思いました。そして日本全国の映画館で舞台挨拶を連日やりたいです。少しでも興味を持っていただけたら幸いです。


itukusimifukaki

 <出演・プロデューサー:榎本桜 コメント>

 自分たちで作り上げた映画『いつくしみふかき』を今年の4月から全国で順次上映することが決まっていました。しかしコロナの影響で緊急事態宣言が発令され、全ての映画館が上映延期となりました。とても残念な気持ちで落ち込んでいたのですが、映画館の現状を聞いて、僕らは「自分のことだけ考えてばかりの奴ら」だということに気づかされました。僕らの大好きな環境を自分たちの作品をただ上映中止にするだけで良いのか? 映画館と制作会社は本来共存関係なのに、映画館もピンチな時にそれでいいのか? そこで何か映画制作側が出来ることはないかと思い、今回の企画を始めました。
 今回の企画に参加して下さった映画館には、支援金の半分をお渡ししてこの窮地を生き残ってもらい、僕らは残りの半分の支援金を使って、また一から皆さんに映画『いつくしみふかき』を宣伝し、コロナが落ち着いた頃に映画館と一緒に上映を行い、ぜひ皆さんに劇場に観に来ていただきたいと思っています。その際はよろしければ皆様の前でご挨拶をさせていただけたら嬉しく思います。まだまだ先の見えない世の中ですがご自愛ください。よろしくお願いいたします。


itukusimifukaki

 <シネマスコーレ劇場 副支配人:坪井篤史 コメント>

 この作品が大好きだし、これを劇場にかけて観ていただたい。
 そう思うと我々も踏ん張れる。



(オフィシャル素材提供)



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