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舞台挨拶・イベント

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『おいしい家族』
トークイベント付き特別試写会

2019-08-01 更新

松本穂香、ふくだももこ監督

おいしい家族oishiikazoku 配給:日活
2019年9月20日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷他全国ロードショー
© 2019「おいしい家族」製作委員会

 第40回すばる文学賞受賞・ndjc2015選出など、文学・映像両才能を持ち合わせた新鋭作家ふくだももこの長編初監督作品『おいしい家族』。この度、公開に先立つ7月31日(水)にトークイベント付き特別試写会が実施された。本作で長編映画初主演を務めた今大注目の女優・松本穂香と、本作が長編初監督作品となるふくだももこ監督がトークイベントに登壇し、ここでしか聞けないエピソードや本作に込めた想いを存分に語り合った。

 「たくさんのマスコミの方とドキドキしてます! 女性限定試写会、今日は楽しんでください」と松本、「会場にもピンク髪の人がいらっしゃって驚きました(笑)。映画にもピンク髪のキャラクターが出てくるのですが真似してくれたのかな? 嬉しいです!」とふくだ監督が登壇。

 お互いの印象について聞かれ、ふくだ監督は「『ひよっこ』で見つけて、おもろい顔やな~と(笑)。今の女優さんにいないタイプの女優さんで、きっとこの子が主人公の橙花をやってくれたら、私の想像を超えてくれると確信していました。だから、主演のオファーを受けてくれて嬉しかったし、結果期待以上の橙花になりました」と、松本は「気さくで、とてつもない才能に溢れている! 監督の小説も読んだのですが、こんな素敵な文章を書けるのはすごいですし、取材などでもすぐ相手の懐に入りこんでしまう。良い意味で恐ろしい方です(笑)」と、お互い称賛し合った。


oishiikazoku

 今では本当の家族のように仲の良い二人。最初は話が合うのか、不安もあったという。ふくだ監督は「松本さんは、家族から離れている役柄だから、現場では一人でいることが多かったんです。でも、映画祭などに一緒に行くうちに、たくさん喋るようになりました。ずっと喋ってるから、周りもヤキモキするくらい(笑)。今では年下の従妹みたい思ってます!」と、会場の温かい笑いを誘った。

 松本演じる橙花が実家に帰ると、お父さんが亡くなったお母さんの服を着て生活したところから始まる本作。「そんな父を受け入れられるのか?」というイベントの事前アンケートに、お客さんの90%以上の人が「簡単には受け入れられない」と答えていた。アンケートを受けて松本は、「家族だからこそ最初は受け入れられないだろうけど、家族だからこそ受け入れられる。理由を知ってしまうと受け入れざるをえないと思います」と、ふくだ監督も「『橙花は反発するけど、心から反対したいわけではなく、自分の知らないうちに家族が変わってしまっている。そこに関われなかったことが寂しかったのでは?』と松本さんが取材で答えていて、そういう視点もあるのか!と思いました」と橙花の心情を語り合った。

 新島で、ほぼ合宿状態で撮影された本作。松本は「浜野さんが、アイスを差し入れてくれたのですが、ちょうど別作品のドラマに向けて洋菓子をやめることを心に決めていたんです! せっかくの先輩の差し入れを食べれなかったのは悲しかったです」と撮影現場での仲睦まじいエピソードも披露した。


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 最後に「今、何かで迷われている方やモヤモヤを抱えいる人も、何も考えず観て楽しんでいただき、よかったな~と思ってもらえると嬉しいです!」と松本、「私の思うユートピアを描いていた映画です。この映画に出てくる人たちの優しさが、観るひとみんなに繋がってほしいです。ぜひぜひ応援してください!」とふくだ監督が締めくくり、イベントは温かい空気に包まれ閉じた。



(オフィシャル素材提供)



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