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舞台挨拶・イベント

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『おいしい家族』「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」舞台挨拶

2019-04-21 更新

松本穂香、板尾創路、ふくだももこ監督

おいしい家族oishiikazoku 配給:日活
2019年9月20日(金) 全国公開
© 2019「おいしい家族」製作委員会

 第40回すばる文学賞受賞・若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)2015選出など、文学・映像両才能を持ち合わせた新鋭作家ふくだももこの長編初監督作品が9月20日に公開される。公開に先立ち、「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」に特別招待作品として上映され、主演の松本穂香、ふくだももこ監督とは2度目のタッグとなる板尾創路、そしてふくだももこ監督が登壇し、舞台挨拶を行った。


 松本は、本作が長編映画初主演作品となり、本作が完成後初の舞台挨拶。夏らしいオレンジのドレスを着て登場。最初こそ緊張感をにじませていたが、いざトークが始まるとだんだんと笑顔に。本作の出演に対して「脚本を一気に読んでしまって。読んでいてすごくわくわくしました。(脚本を書いた)監督の前で言うの、少し恥ずかしいですが……(笑)。“この役を私が演じられるんだ!”とうれしくなりました」とはにかみながらコメント。原作となった短編映画「父の結婚」(ふくだももこ監督)でも同じ役どころを演じた板尾創路は「短編から長編になるなんてほとんどありえないことなんです。出演者としてすごくうれしく感じるし、続けて出演させてもらって、ぶっちゃけシメシメという感じです(笑)」と笑いを誘った。


oishiikazoku

 長編化についてふくだ監督は「短編では主人公のまわりにいる人物を掘り下げられなかったので、長編化にあたりそこに厚みを持たせました。当時、朝ドラ『ひよっこ』を見ていて、世界観はかなり影響をされました。悪い人がひとりも出てこず、みんなすごくやさしくて、こういう物語もあっていいんだと知って脚本に落とし込みました。あと実は、短編版の舞台挨拶のときに長編にしてほしいって板尾さんが言ってくださったんです。それも今回の長編化に影響したのかもしれません」と語った。

 本作はタイトルにもなっている通り、食事シーンが非常に重要に描かれている。板尾創路が「この映画観るとね、本当に食べたくなるんですよ」と語る通り思わずおなかが鳴ってしまいそうになる飯テロ映画だ。撮影中の食事シーンに関して松本は「実は……すねてるシーンが多くて、私だけそんなに食べられなかったんですよ。お酒ばっかり飲んでいて。家族の食卓で出たすき焼きがすごくおいしそうで、皆さんたくさん食べていてすごくうらやましかったです……」と悔しさをにじませた。一方板尾は「僕たちはガツガツ食べて良いシーンが多くて、確かにひとりだけ食べれなくてかわいそうでしたね(笑)。あのすき焼きは本当においしかったから! なんテイクもいきたいぐらいでしたが、スタッフさんに肉はかぎりがありますからと言われました(笑)」と釘を刺されたエピソードを語った。しかし松本も、撮影が行われた新島ではおいしいものを食べたそうで「板尾さんと浜野(謙太)さんが差し入れてくれた伊勢海老がすごくおいしかったです」と泊まり込みで行われた撮影を思い出していた。

 最後にふくだ監督から「この映画は私の思うユートピアを映画にしようと思って作った作品です。この映画を観た人が、自分自身のこと、そしてすぐ隣にいる人を大事にして、優しくしていけばこの世界はもっとよくなるのではないか。そしてそのきっかけになってほしいと思っています。素晴らしいキャストとスタッフに恵まれて本当に素敵な映画になったと思っています。ぜひ楽しんでください」と締めのコメントが語られ舞台挨拶は終了した。


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本作の出演に関して

松本穂香: 脚本を一気に読んでしまって。読んでいてすごくわくわくしました。(脚本を書いた)監督の前で言うの、少し恥ずかしいですけれど……(笑)。“この役を私が演じられるんだ!”とうれしくなりました。
 私が演じた橙花は、本人自身は自分はすごく強いし、頑張ってると思ってるんです。でもはたから見るとそのさまがちょっと間抜け。それが橙花のかわいいところだなと思っています。

板尾創路: 短編版「父の結婚」に続いて同じキャラクターを演じさせてもらいましたが、短編から長編になるなんてほとんどありえないことなんです。出演者としてすごくうれしく感じるし、続けて出演させてもらって、ぶっちゃけシメシメという感じです(笑)。

ふくだももこ監督: 板尾さんに関しては、演出がすごくスムーズでした。全部理解してくれていて。あと実は短編版の舞台挨拶のときに長編にしてほしいって板尾さんが言ってくださったんです。それも今回の長編化に影響したのかもしれません。ありがたいです。


長編化にあたって

ふくだももこ監督: 短編は30分しかなかったので主人公のまわりにいる人を掘り下げられなかったので、そこに厚みを持たせて脚本を作りました。当時、朝ドラ「ひよっこ」を見ていて、世界観はかなり影響をされましたね。悪い人がひとりも出てこず、みんなすごくやさしくて、こういう物語もあっていいんだと知って、この脚本を書きました。


食事のシーンに関して

松本穂香: 実は……すねてるシーンが多くて、私だけそんなに食べられなかったんですよ。お酒ばっかり飲んでいて。家族の食卓で出たすき焼きがすごくおいしそうで、皆さんたくさん食べていてすごくうらやましかったです……。でも板尾さんと浜野さんが差し入れで買ってきてくれた伊勢海老がすごくおいしかったです。

板尾創路: 僕たちはガツガツ食べて良いシーンが多くて、確かにひとりだけ食べれなくてかわいそうでしたね(笑)。あのすき焼きは本当においしかったから! なんテイクもいきたいぐらいでしたが、スタッフさんに肉はかぎりがありますからと言われました(笑)。本当この映画観るとね、おなかがすくんですよ。

ふくだももこ監督: お芝居しながら食べるってすごく大変なんだすよ。セリフも食べる動きもあるので。でも今回は細かい指示ださなかったのに皆さんすごくうまい具合にやっていただいて助かりました。


沖縄で食べたいもの

松本穂香: サーターアンダギーが食べたいです。

板尾創路: 毎年来ているんですが、紅いもが好きなんですよ。沖縄ではスーパーで売ってるんです。でも本土に持ち込めないんですよね。これまで2回ほど買ったんですけど空港で没収されました(笑)。なんで持って出ちゃいけないんでしょうか? ただ蒸して食べようとしているだけなのに……。なぜかたくなに本土に持ち込んではいけないのか、空港の人にも聞いたんですけど、教えてくれませんでした(笑)。

ふくだももこ監督: うみぶどうが好きですね!


観客にひと言

ふくだももこ監督: この映画は私の思うユートピアを映画にしようと思って作った作品です。この映画を観た人が、自分自身のこと、そしてすぐ隣にいる人を大事にして、優しくしていけばこの世界はもっとよくなるのではないか。そしてそのきっかけになってほしいと思っています。素晴らしいキャストとスタッフに恵まれて本当に素敵な映画になったと思っています。ぜひ楽しんでください。



(オフィシャル素材提供)



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