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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『劇場版 ファイナルファンタジーXIV光のお父さん』

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV光のお父さん』
制作発表会

2019-03-25 更新

坂口健太郎、吉田鋼太郎
吉田直樹(ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクター)

劇場版 ファイナルファンタジーXIV光のお父さんhikarinootosan 配給:ギャガ
2019年6月21日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開予定
© 2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会
© マイディー/スクウェア・エニックス

 『劇場版 ファイナルファンタジーXIV光のお父さん』がギャガ配給にて2019年6月より全国公開が決定した。本作は、息子であることを隠して父とオンラインゲームをプレイする日々を綴り、累計アクセス数が1000万を超えたブログが原作。この連載はたちまち人気を集め、連載最終回がYahoo!ニュースで取り上げられるほどの話題に。その後、SNSで絶賛の声が爆発的に広がり、ネットの世界を飛び出して書籍化が実現。さらには地上波でドラマ化もされた感動作だ。

 この度、ファイナルファンタジーXIVのファンイベント「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in TOKYO」のコーナー「プロデューサーレターLIVE」内にて、主演の坂口健太郎、吉田鋼太郎、スクウェア・エニックスの吉田直樹が登壇する制作発表会を行った。


 ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹より会場に集まったファンへアナウンスがあり、突然スクリーンに『劇場版 ファイナルファンタジーXIV光のお父さん』の特報映像とポスタービジュアルが投影されると、会場からどよめきと歓声そして割れんばかりの拍手が起こった。そこで吉田直樹より『光のお父さん』が今年劇場版として生まれ変わることが発表になり、「オンラインゲームを愛する一人の皆さんと同じ“光の戦士”が始めた計画が、多くの人の支えによってコンテンツ化され、TVドラマ化されたことですら奇跡的なのに、それが今度は劇場映画化ですよ。嬉しくないわけがないです! 内容も素晴らしいものに仕上がりつつありますし、この劇場版をより大勢の方にお届けしたいですし、まだこの世界に触れたことのない人にも広げていけるよう、頑張っていきたいと思います!」と喜びのコメントを述べた。

 MCより制作陣について尋ねられると、吉田直樹より、劇場版の制作スタッフが野口照夫監督を始めドラマ版の全スタッフが続投することが明かされ、「前回は深夜の30分枠のTVドラマ……今回は2時間の劇場版として、最高の作品にするため、脚本全て一新しています。僕もかなりチェックさせていただきましたし、現在撮影の真っ最中です。早くお届けしたいですね」とコメント。キャストに関してもスクリーンに映し出された相関図と共に、主人公・アキオ役に坂口健太郎、父親役に吉田鋼太郎、アキオの会社の同僚の井出里美(いでさとみ)役に佐久間由衣、アキオの妹・美樹(みき)役に山本舞香、アキオの会社の先輩・吉井(よしい)役に佐藤隆太、アキオの母親役に財前直見、と豪華キャストが発表され、さらに、マイディーの声はドラマ版から引き続き、南條愛乃、あるちゃん役には寿美菜子、きりんちゃん役には悠木 碧、と豪華な声優もあわせて発表された。

 さらに、「光のお父さん」原作者でもあるマイディー氏からの「この度、『光のお父さん』が、書籍化、ドラマ化という怒涛の展開を経て、ついに映画化が決定いたしました。これもひとえに、これまで応援してくださった皆様のおかげです! ありがとうございます! ドラマ放映後、たくさんのご感想を頂くにつれ、書籍化ドラマ化に携わってくれた方々が紡いでくれた“光”を絶やすわけにはいかない。そんな思いが日増しに強くなり、映画化という形で光のお父さんを“新生”させる決断に至りました。ドラマで紡いだこの“光”をより強く輝かせるために、制作陣一同頑張ってまいりますので、新生:光のお父さん、応援の程よろしくお願いします!」との喜びのコメントが読み上げられ、吉田直樹は映画化に関してマイディー氏と「原作者でもあり、制作スタッフの1人でもあるので、大変喜んでいましたよ」と話したことも明かした。


 ここで、MCの呼びかけでスペシャルゲストとして主演の坂口健太郎、吉田鋼太郎が花道を通り登場。


hikarinootosan

 「皆さん、こんにちは! アキオ役の坂口健太郎です。原作を拝見し、面白いドラマだと思っており、僕も実際ファイナルファンタジーをプレイしていたので作品が楽しみです。しっかりと愛情とヒューマンを描いた作品にしたいと思います」と坂口が話すと、会場のファイナルファンタジーのファンからは喜びの声が上がった。「お父さんの暁役を演じています吉田鋼太郎です。テレビドラマ版で大杉 漣さんが演じていらっしゃった役です。僕も漣さんとは何度か共演させていただいて、本当に素敵な方だったので、亡くなられたことは本当に残念でしたが、この役をやらしていただくのは本当に光栄で、撮影を頑張っています。よろしくお願いいたします」と会場にいるファンに向けて挨拶をした。

 撮影のため登壇がかなわなかった野口監督の「会場にお越しの皆様、こんにちは。ドラマ版に引き続き『劇場版FF XIV 光のお父さん』の監督を務めます野口と申します。今日、本来であればそちらに伺ってきちんと皆様にご挨拶をしたかったんですけれども、実はまだ撮影中でございましてどうしてもそちらに足を運ぶことが出来ません。申し訳ございません。したがって、坂口さん、吉田さん、今日もこれから撮影がございますので1秒でも早くお戻りいただけますようお願いいたします(笑)。坂口さん、吉田さん、今回私は初めてご一緒させていただくんですけれども、坂口さんはインをして知ったんですが、実はかなりのゲーマーです。FFもがっつりと昔からやり込んでいて、オンラインゲームも過去にやっていたということでゲームリテラシーが非常に高くてですね、すっと脚本も理解していただいて、主人公アキオにすんなりと入っていただけて、現場がスムーズに進んでおります。そして、さらにさらに意外だったのは、吉田鋼太郎さんもゲーマーだったという。FFも吉田さんもやっていたという、そしてグランツーリスモ―なんかも結構やりこんでいるという意外な一面もありまして、まさかの二人ともゲーマーという。そんな二人が主演を務めていただきます『劇場版FF XIV 光のお父さん』、ぜひご期待いただければと思います。よろ宜しくお願いいたします」という映像コメントが投影された。

 続いて坂口、吉田、吉田プロデューサーとのトークセッションに移ると、最初に吉田プロデューサーから吉田鋼太郎に「私も吉田と申しまして、僭越ながら鋼太郎さんとお呼びしてもよろしいでしょうか?」と申し出があると、吉田鋼太郎は「もちろんです。直樹と鋼太郎で(笑)」と答え、会場の笑いを誘った。

 2人に出演のオファーが来た時の感想を尋ねると、「僕もゲームが大好きで、FFシリーズはほぼ全作やっていました。なので誰か知ってくれてオファーしてくれたのかなと思ったら全然そんなことはなく、監督に“ゲームをするか”と尋ねられた時に、その話をして、監督から“坂口くん、ゲーマーなんだね”という話をしました。撮影に際しては、僕はマイディーでもあり、アキオでもあるので、ゲームの中の気持ちをシンクロさせるのは難しかったですね」と坂口が、「僕が演じているお父さんは寡黙な役で、セリフを覚える作業はほぼ無いので、今回は結構楽させてもらっています(笑)。普段は無責任なアドリブをやるのですが、今回はそれができなくて、伝えたいことだけをきっちり伝えるので、その難しさがありますね」と吉田鋼太郎が話した。


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 また、役作りの質問になると、坂口は「ファイナルファンタジーXIVをプレイするのも一つの役作りなので、とても楽しいです。ゲームをやりながら、アキオも構築されていく感じなので、とても楽しんでやっています。現場でも鋼太郎さんの役はあまりセリフが多く無いのですが、ポツポツと話していくセリフが心に響いたりと、面白い感じでしたね」と、吉田鋼太郎は「お父さん、寡黙な役なのですが、基本的にお芝居は1人でやるものではないので、“通じていない”ことをコミュニケーションをとってやらなければならない、そこは大事にしなければならないなと思っています。あとは大杉さんがいつも近くにいる感じなんですよ。なので良いところだけもらって、なるべくどっか行ってくれ、という気持ちです(笑)。大杉さんごめんなさい(笑)」と明かした。


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 重ねて現在撮影中である現場の雰囲気を尋ねられると、吉田鋼太郎は「家の岩本家の現場が多いのですが、同じ部屋、リビング、座敷、朝8時から約10時間くらい拉致・監禁されています(笑)。ただ、スタッフの方々が明るく素敵な方が多く、(妹役を演じている)山本さんも明るくて“お疲れ様でーす”なんて言って先に上がろうとしたりして面白いです(笑)」と、坂口は「画面と僕の2人でやるシーンが多いのですが、その時にツインタニアとかタイタンとか余裕でやっている熟練者のスタッフがいて、いろいろ聞きたい時になんて言えばいいのかな、って思ったりもするんですが、“ツイスターが来るから”“ドレッドが来るから”と教えてもらいながらやっています」とファイナルファンタジーの共通語がしっかりと通じ合っている驚きのエピソードを明かし、会場のFFファンからも笑いが起こった。


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 そこからゲームの話になると、吉田が「僕らはゲーム世代なわけですよ。スーパーファミコンから、FFも1から、14も15もやって、オンラインバージョンもやっています。これ知らないって言われるんですが、会場にいる皆さんは知っていますよね?」と話すと会場からは拍手と歓声が起こった。そんな話で会場を盛り上がらせる吉田の話を受け、「ゲームが人を繋いで、さらにこうして映画に繋がるのは本当に嬉しいな、と思います」と吉田プロデューサーも胸がいっぱいの様子で話した。ゲームの画面とリンクさせてお芝居をすることに関しての話になると、吉田は「それが面白いんですよね。暁というキャラクターとインディは全然違う性格のキャラクターなので、そこが醍醐味で面白いです」と、坂口は「僕はアキオとして、マイディとしてはリンクしているのですが、ゲームをプレイしながら、インディを見ながら、これって本当にお父さんなのかな、と思ってお芝居するのは楽しいですね」と話し、「そこが劇場版の楽しみ方かもしれませんね」と吉田プロデューサーも見どころを話した。


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 最後に「今日はありがとうございました。本当にこのゲーム自体が面白いので、この面白さを映像でどう伝えていくか、お父さんとの関係性をどう描いていくかが大事になってくると思います。ここにいらっしゃる方はFFのプロの方だと思うので、その皆さんの想いに負けない作品にしていきたいと思います」と坂口が、「現場で演じている私たちが面白いと言っているので、間違いないです。昨日も少年時代の撮影だったのですが涙ぐんでしまいました。現場にいる僕が涙ぐんでしまうので、本当に泣けます。たくさん笑えるところもあるし、最後には涙を流していただけるような作品になっています。乞うご期待ください」と吉田鋼太郎が、「FF14というゲームは本当にいろいろなことが起きます。プレイヤー1人が発信したブログがこの日本を代表するお二人の主演で、まさか劇場化するとは、思いませんでした。素晴らしい作品になると思いますので、二度三度と劇場に足をお運びください。観るたびに発見できることがたくさんあると思います」と吉田プロデューサーが映画の完成を楽しみにしているファンに向け話し、大盛況のまま制作発表会は幕を閉じた。



(オフィシャル素材提供)



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