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『嘘喰い』ジャパンプレミア

2022-01-20 更新

横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、本郷奏多、櫻井海音、村上弘明、三浦翔平、中田秀夫監督

嘘喰いusogui ©迫稔雄/集英社©2022 映画「嘘喰い」製作委員会
ワーナー・ブラザース映画
2月11日(金) 全国ロードショー!

 映画『嘘喰い』のジャパンプレミアが都内で行われ、横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、本郷奏多、櫻井海音、村上弘明、三浦翔平、中田秀夫監督が登壇して作品について語った。


 本作は、迫稔雄作のシリーズ累計880万部突破のギャンブル漫画が原作。2006年から2017年まで集英社ヤングジャンプで連載された。メガホンを取ったのは、映画『リング』(1998)、『スマホを落としただけなのに』(2018)、『事故物件 怖い間取り』(2020)などの中田秀夫監督。

 “史上最恐の騙し合いゲーム”である本作にちなみ、キャストたちは、ステージ上に登場すると見せかけて、客席中央の通路にサプライズスで登場し、満員の会場を沸かせた。


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 通称「嘘喰い」と呼ばれる天才ギャンブラー主人公・斑目 貘役を務めた横浜は「バレないかハラハラしていました。皆さんを騙せて良かったです」とにっこり。


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 佐野は「暗い中で歩いたので、流星くんの足を踏んじゃいました」と謝罪。佐野は、貘に偶然出会い、人生が一変。貘の最高のバディとなっていく青年・梶 隆臣を演じる。


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 横浜は、「迫先生の原作をリスペクトして、さらにやるからには、原作を超えなくちゃという責任感がありました」と話す。そして、貘のトレードマークの“銀髪”についても「カツラという案もあったのですが、実際に銀髪に染めて一つの覚悟を持つことから始めました」と強い意気込みで、ビジュアル面でもこだわったことを明かした。


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 横浜とディスカッションを重ねながら作品を作っていったと話す中田監督。「ハーモニカを吹くシーンがあったのですが、横浜くんから『貘の持ち物はカリカリ梅だけ』と強く押し切られてしまいました」と、横浜のいい意味で、近年稀に見る頑固者ぶりを明かした。


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 横浜は「ハーモニカが入ってくると“カリカリ梅”の強さがなくなると思いました」ときっぱり。役作りにはかなりこだわった様子。ほかにも「ギャンブルをするときの所作はもちろん、自信を持っている男なので自信を持つこと。内面を大事にしたいと思い、人間らしさをもって演じました」と熱く語った。

 原作者の迫から獏の人物像について「普段はチャラいけれど、ここぞと言うときは“エグイ勝ち方”をする人です」という分析があり、横浜は原作に忠実に演じる努力をしたという。

 そんな横浜を強く意識したという佐野は、「クールなイメージがあったけれど、意外とすごくしゃべってくれる。仕事のこともプライベートのこともすごく話す。一番僕のことを知っているかもしれない」とコメントした。役作りについては、「この物語には、普通に人を殴ったり拳銃を撃ったり、現実離れしたキャラクターが出てくる。梶は一番普通の人間だったので、視聴者と同じ目線であることを心がけました」と語った。

 闇ギャンブル倶楽部“賭郎”のオーナー鞍馬蘭子役を務めた白石は「衣装もヘアスタイルも派手で、見た目のインパクトが大きかったですね。蘭子の声色に苦労しましたが、蘭子に変貌していく自分を見て楽しませていただきました」と普段とは違う自分の姿を体現したことを明かした。


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 お屋形(やかた)様役を務めた櫻井は、人生初の舞台挨拶で「ミステリアスな感じを出すようにしました。獏と対峙する場面では、流星さんの圧、自信がバーっとくるので、負けないように必死にくらいついていきました」と緊張気味に語った。横浜からは「いい表情をしていましたよ」と称賛の声。


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 貘の前に立ちはだかる強大な敵・佐田国役を務めた三浦は、「原作の世界観と、監督の求める世界観をどこまで落とし込めるかを考えました。目的のために、信念を元にそうなってしまったという部分を見て欲しい」と力を込めた。


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 終盤、劇中に登場する“死のババ抜き”にちなんで、キャストらがカードを引いて、そこに書かれていることに答えていくコーナーも。

 白石は「人生で一番大きな賭けは?」という質問を引き、「この業界に入ったきっかけかな」と答える。「高校生の時、保育の勉強をしていたけど、オーディションに合格したので、こちらの道に来ました。こっちを選んで良かった」と笑顔を見せた。

 最後に横浜は「楽しんで観てください。たくさんの方に届きますように……」とメッセージを送った。


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(取材・文・写真:福住佐知子)



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