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『JUNK HEAD ジャンク・ヘッド』
初日舞台挨拶

2021-03-29 更新

堀 貴秀監督

JUNK HEAD ジャンク・ヘッドjunkhead 配給:ギャガ
アップリンク渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺他 全国順次公開中
©2021 MAGNET/YAMIKEN

 一人の日本人が独学で作り始め7年間かけて完成させ、世界の映画賞で称賛された、壮大なSFストップモーションアニメ『JUNK HEAD ジャンク・ヘッド』の初日舞台挨拶3月27日(土)に東京・池袋シネマ・ロサで行われ、本作を手掛けた堀貴秀監督が登壇した。


 早速、堀監督は「本日はありがとうございます! こんなにたくさんの人に来てもらえるとは……。いろいろとありましたが、やっと公開することができました」と会場に足を運んでくれた観客に感謝を述べた。

 この作品を作った理由について堀監督は「30分の短編を作る前は、絵や彫刻とか人形などいろんなジャンルに手を出していて、芸術家を目指していましたが、ピンとくるものがなくて長続きしなかったんですよね。昔から映画は好きで、よく観ていて1人で映画は作れるわけがないと思っていましたが、新海 誠監督が1人で映画製作をしているのを知って、1人でもできるコマ撮りアニメを製作し始めました」と製作時の初期衝動を話した。

 影響を受けた作品について聞かれ「『不思議惑星・キン・ザ・ザ』を10代くらいの頃に観て、この作品は初恋の人みたいな感覚になっていてこの作品が一番ですね」と堀監督は語った。


junkhead

 作中の好きなキャラクターについての質問に堀監督は「主人公も好きですし…3バカも…村長も…全部好きですね(笑)!」と会場を沸かせた。

 独特な言語についての問いに「普通の言葉だと声優みたいにできないので、声や音が映像とマッチするようにしています。某有名テーマパーク・キャラクターの名前を言っていたり。“おはようございます(シャケナツミソス)”と言っているところは朝食の鮭、納豆、味噌スープをかけていたりします(笑)」と言語の由来について明かした堀監督。


junkhead

 本作『JUNK HEAD』のタイトルに込めた想いについて堀監督は「僕自身本当にこれまでガラクタ(JUNK)のようだったんですけど、そんな僕でも諦めずにこの映画を作ることができて、“ガラクタでも諦めなければやれることはあるんだぞ”という意味でつけました」と作品への思いを述べた。

 3部作となっている本作について堀監督は「絵コンテもストーリーも出来上がっているので、皆さん期待していてください」と次回作への意気込みを残しイベントは幕を閉じた。

 『JUNK HEAD』は全国順次大ヒット公開中。


junkhead


(オフィシャル素材提供)



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