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『カポネ』
オフィシャル・インタビュー

2021-02-09 更新

トム・ハーディ


カポネcapone
© 2020 FONZO, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
配給:アルバトロス・フィルム

トム・ハーディ

 1977年9月15日、ロンドン生まれ。
 ロンドンの演劇学校ドラマ・センターにて演技を学ぶ。TVミニシリーズ「バンド・オブ・ブラザース」(01)で俳優デビューを飾り、『ブロンソン』(08)で英国インディペンデント映画賞最優秀男優賞を受賞するなど注目を集める。
 その後、クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』(10)や、トーマス・アルフレッドソン監督の『裏切りのサーカス』(11)、マックG監督の『Black&White/ブラック&ホワイト』(12)など話題作に相次いで出演。2012年の『ダークナイト ライジング』では敵役ベインに抜擢され、鍛え上げた肉体と圧倒的存在感で世界にその名を知らしめた。
 その後も、<不死身>と呼ばれた伝説の兄弟を演じた『欲望のバージニア』(12)、全編ほぼ一人芝居に挑んだ『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(13)、ロシア人エリート捜査官を演じた『チャイルド44 森に消えた子供たち』(14)など、チャレンジングな役柄でその演技力とカメレオン俳優ぶりを発揮。
 そして2015年、アクション超大作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の主人公マックス役で大ブレイクすると、続く『レヴェナント:蘇えりし者』(15)ではアカデミー賞®助演男優賞に初ノミネートを果たし、実力派俳優の地位を確立する。
 その後も『レジェンド 狂気の美学』(15)、『ダンケルク』(17)、『ヴェノム』(18)などその活躍から目が離せない。



 かつて絶大な権力を誇り、恐れられた暗黒街の伝説のギャング、アル・カポネの知られざる最晩年を描いた衝撃の実話『カポネ』が2月26日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開となる。この度、主演カポネを演じたトム・ハーディのオフィシャル・インタビューが到着した。


 服役を終えた伝説のギャング、アル・カポネはフロリダの大邸宅で妻メエとの静かな暮らしを送っていた。かつてシカゴを牛耳っていたカポネも今は見る影もなく、梅毒が原因の認知症に苦しみ、薄れゆく記憶から自らが作り出す悪夢に苛まれていた。一方、その大邸宅の外ではFBI捜査官たちが盗聴を続けていた。奇妙になる一方のカポネの行動はすべて見せかけであると信じ、1000万ドルとも言われる隠し財産の行方を探ろうとしていたのだ。果たしてカポネは本当に壊れていたのだろうか? それとも、秘密裡に帝国を支配していたのだろうか? 歴史上最も有名なギャングの最晩年を新たな視点で描いた予測不可能な驚愕の物語。

 血塗られた過去の悪夢にうなされ病魔に蝕まれていくカポネを、ただならぬ凄みをみなぎらせて演じきったのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ。その他、マット・ディロン、カイル・マクラクランら個性派&実力派キャストが脇を固める。『クロニクル』のジョシュ・トランク監督が自らのアイデアで企画を起こし脚本・監督を務めた。


 トム・ハーディは『カポネ』は単に面白いという言葉では語り尽くせない奥の深い物語だと言い、「たくましく生きた人間に穏やかな終末が与えられている」と感想を述べ、「物語も主人公も何層にも重なって、込み入っている。ユーモアのセンスが織り込まれ、深い情感があり、複雑な主人公がいる。カポネはまず刑務所に、そして後には、自分の心に監禁される。私たちは自分が誰だか、もはや思い出せない人間に、その人間が過去に犯した罪の責任を問えるのかどうかを探っている」と語った。

 肉体的、精神的な能力の衰えにも関わらず、今なお支配的で、手に負えない存在のアル・カポネを演じることについては「これはいかに上手に僕がアル・カポネの真似ができるかを見せる映画じゃない」と話し、「最もわくわくしたのは、いったんカメラが回りだしたら、僕には自由に選べる選択肢が用意されていたことだよ。それらの選択肢はいくらかの事実に基づいてはいるけれど必ずしも100%正確ではないんだ」と感想を述べた。

 トム・ハーディが知られざる伝説のギャングの最晩年を演じた『カポネ』は2021年2月26日(金)より公開。



(オフィシャル素材提供)




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