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『護られなかった者たちへ』
映画化決定!

2020-03-28 更新

mamorare
© 2020映画『護られなかった者たちへ』製作委員会 © 中山七里
配給:松竹

 「どんでん返しの帝王」の異名をとり、今年、作家生活10周年を迎える中山七里の傑作小説「護られなかった者たちへ」の映画化が決定した。主演は佐藤 健。大ヒット作『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の瀬々敬久監督と再びタッグを組み、共演には阿部 寛をはじめ日本を代表する超豪華演技派キャストが集結。公開に向け、ヒューマン・ミステリーの最高峰に挑む。

 東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で、全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がった容疑者は利根という男(佐藤 健)。彼は、知人を助けるために放火、傷害事件を起こした後、刑期を終えて出所したばかりだった。宮城県警の刑事、笘篠(阿部 寛)は殺された二人の被害者から一つの共通項を見つけ出し利根を追い詰めるが……。一体、彼はどのように生きてきたのか? 被害者はなぜこんな殺され方をされたのか? そこには、切なくも衝撃の真実が隠されていた――。

 キャストには、日本映画界を背負う演技派俳優が選ばれた。

 主演は、シリアスからアクションまで多種多様な役を演じ、常に挑戦を続ける俳優、佐藤 健。本作では連続殺人事件の容疑者、利根泰久役を演じる。

 対する利根を追う刑事、笘篠(とましの)誠一郎には、『新参者』シリーズ、『テルマエ・ロマエ』シリーズなど大ヒット映画を連発する阿部 寛。二人の顔合わせは2010年公開映画『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』以来となる。

 更に映画、ドラマと活躍の場を広げ、新進気鋭の女優として注目を集める清原果耶。日本映画の名だたる監督たちと数々の名作を作り出してきた女優、倍賞美津子。『男はつらいよ お帰り 寅さん』や『Fukushima50』と話題作への出演が途切れない吉岡秀隆。デビュー作『バッテリー』で主だった新人賞を受賞、現在はNHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演中の林 遣都と豪華な顔触れが揃った。

 メガホンをとるのは、『64-ロクヨン-前編/後編』を大ヒットさせ、血の通った人間を描くことで定評のある瀬々敬久監督。脚本は『永遠の0』や『空飛ぶタイヤ』を手掛けた林 民夫が担当する。

 映画『護られなかった者たちへ』は2011年3月11日の東日本大震災に端を発して起こったある出来事から現代へと続く物語を描く。来年、10年の節目を迎える被災地の今の姿と共に、この国の社会格差、理不尽な真実をも包含しながら、社会性とエンタメ性を兼ね備えた骨太な超一級のヒューマン・ミステリー大作として、この冬一番の衝撃作となることは間違いない。


【キャスト・コメント】

佐藤 健: (主演):利根泰久(建設会社勤務。前科一犯。出所直後に連続殺人事件が発生)
 生活保護というシステムの裏に潜む人々の様々な思い、その中でも途方もないやるせなさ、悲しみ、どこへ向ければいいかわからぬ憤り、怒りをぶつけていくことがこの作品での自分の役割だと思っています。
 魅力的なキャストの皆様、そして再び瀬々監督とご一緒できることを大変嬉しく思います。監督とは前回2ヵ月の岡山ロケを共にしましたが、今回の舞台は宮城です。またしばらく瀬々組の濃厚な映画の世界に浸ってきます。


阿部 寛: 笘篠(とましの)誠一郎(宮城県警察捜査第一課刑事)
 瀬々監督と数年ぶりにご一緒しますが、監督ならではの、リアリティと素朴な人間の感情が入り混じる現場に身をゆだねようと思います。不可解な連続殺人事件を追いかける刑事役となりますが、今までとは一味違う刑事像となる予感と期待があり、撮影現場に入る事が今から楽しみです。
 今回の物語の舞台は宮城県を中心とした東北地方になりますが、東日本大震災のみならず、日本各地で発生している天災を風化させないためにも、物語を通して記憶と想いを繋げていければと思います。


清原果耶: 円山幹子(福祉保健事務所職員。ケースワーカー)
 この度、円山幹子役で出演することになりました、清原果耶です。
 脚本や現地で感じたものを出来る限りたくさん胸に抱き留めて彼女を生きたいと思っています。この映画が誰かの心を温め、これからに繋がる灯火のようなものになれば幸いです。
 撮影はまだ始まっていないのですが監督、スタッフ・キャストの皆様と全身全霊で臨めればと思います。


吉岡秀隆: 上崎岳大(国会議員)
 今という時代だからこそ生まれるべき映画になればと思います。
 『64-ロクヨン-』以来の瀬々組、緊張感を持ってワンカットワンカット大事に演じられればと思います。


林 遣都: 蓮田智彦(宮城県警察捜査第一課刑事。笘篠の後輩)
 東日本大震災から9年、今もなお、この脚本の中の登場人物たちのように長きにわたってやりきれない叫びを抱え続けている人々がたくさんいると思うと、自然災害とはどれだけ惨く恐ろしいものかを改めて痛感させられました。自分の役どころがこの映画の持つメッセージを受け取らなければならない対象にあると感じています。
 自分の目で見て感じ、抱いた気持ちを大切に、撮影に臨んでいきたいと思います。


 ※倍賞美津子は、夫と理髪店を経営していたが死別により現在は独居。東日本大震災で被災した遠島けい役を演じる。


瀬々敬久: 監督
 今、立ち向かわないといけない問題は様々です。新型コロナウイルスへの対応だけでなく、多くの問題の中で僕たちは生きている。今回は中山七里さんの原作を得て、貧困問題や格差社会について考えながら映画を作っていくこととなりました。
 そこには一緒の仕事は二度目となる佐藤 健さんがいます。しなやかな感性と身体で新しい場所へと映画を運んでくれると信じています。清原果耶さんは世界に立ち向かうヒロインとして、今を生きる我々の代弁者として、気持ちと覚悟をさらけ出してくれると思います。十年ぶりにご一緒する阿部 寛さんとは本当に現場でお会いするのが楽しみです。
 未だゴールは見えていませんが、キャスト、スタッフ共にこの大変な状況の中で、映画を作る意味を考えながら粛々と突き詰めていきたいと思っています。それが僕らの仕事であり、生きていくことだと思っています。


中山七里: 原作者
 以前、某映画監督と話をしていた時、こんなことを聞いた。「実はエキセントリックな役というのは演じるのが割と簡単なんです。本当に難しいのは普通の人を演じることでしてね」。
 当初、出版社からのオーダーは「仙台を舞台にした物語を書け」という内容だった。仙台という場所からテーマはすぐに決まったが、難航したのはキャラクター設定だった。僕の小説には天才ピアニストやドーベルマンのような刑事や悪徳弁護士など特異な人物が登場することが多いが、この物語は市井の人々の絶望と喜びを描く必要があった。従って登場するキャラクターは全員普通の人であり、普通の生活をし、普通に泣き、普通に憤る。
 今回『護られなかった者たちへ』映画化に際して、佐藤 健さんや阿部 寛さんといった演技派・実力派と称される方々がずらり揃い踏みしたと聞き、原作者として幸せを噛み締めているところである。


(オフィシャル素材提供)



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