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『“隠れビッチ”やってました。』
公開記念舞台挨拶

2019-12-07 更新

佐久間由衣、大後寿々花、小関裕太、森山未來、三木康一郎監督

“隠れビッチ”やってました。kakurebitch 配給:キノフィルムズ/木下グループ
全国公開中
© 2019『"隠れビッチ"やってました。』フィルムパートナーズ/光文社

 ついに全国公開となった映画『“隠れビッチ”やってました。』の公開記念舞台挨拶が新宿バルト9で開催され、佐久間由衣、大後寿々花、小関裕太、森山未來、三木康一郎監督が登壇した。


 主演の佐久間由衣は「昨日から無事公開を迎えまして、ホッとした気持ちと寂しい気持ちが入り混じっています」と今の心境を吐露。続いて、大後寿々花は「初めて予告を観た時に“こんな可愛らしい映画じゃないぞ”と思っていたので、観た後どう思われているかドキドキです」と不安交じりに語った。小関裕太は「自分の周りから、『思っていたよりも考えさせられる』という感想が多くて、まさに自分に置き換えて考えさせられる映画だと思うので、皆さんもそう思ってくれたなら嬉しいです」と語った。森山未來は、「ずっと言ってますけど、こんな可愛い由衣ちゃんみたいな子がビッチだと思うと背筋が凍る。三沢と出会ってからもホラーな展開が続きますが、楽しんでいただけたなら嬉しい」と語った。最後に、三木康一郎監督は「初日を迎えて、こうして皆様の前に立てていることが感慨深い」と喜びを語った。

 映画初主演作品が公開を迎えて、こうして舞台挨拶に立つことに対して、佐久間は「吐きそうです」と答え、会場からは大きな笑いが。続けて、「初めての映画初主演が本作でよかった」と感慨深そうに語った。三木監督からも時に厳しい指導を受けたようで、「作品に挑む姿勢について、『自分が作品に参加するのではなく、自分の作品が世に残るという姿勢で挑みなさい」という監督から頂いた言葉が一番印象に残っている」と語り、「自分にとってこの作品は、皆さんが育ててくれた子供みたいな存在」と感謝を述べた。

 佐久間と大後の激しいケンカ・シーンについて、大後は「本気でケンカしました。由衣ちゃんより背が低いから、何度も投げ飛ばされそうになった。その時はサルのように、何があっても離さないぞという姿勢で挑みました」と壮絶な撮影を振り返った。

 佐久間を後ろに乗せてバイクを運転するシーンや、美容師としてシャンプーするシーンなど、技術的なシーンが多かった小関はいっぱい練習したと話した後「ただ、バイクは免許とってから乗るのは3回目のペーパードライバーだったので、佐久間さんを後ろに乗せるのはドキドキだった」と暴露。それに対して、佐久間は「知らなくてよかった~」と会場の笑いを誘っていた。

 そして、本作を鑑賞した観客に向けてアンケート(YES or NO)を実施。『気づけばひろみのことを応援していた?』という質問に対して、約98%の人がYESと回答し、最狂ヒロインの心の弱さに多くの人が共感していたようだ。佐久間は「この主人公が応援してもらえるような人になるのか、少し不安だったので嬉しい」と素直な喜びを語った。

 また、ラストシーンについての質問には、観客の意見は割れ、それぞれの解釈を持っている様子だった。このラスト・シーンについて、三木監督は「森山未來さんと、下北沢の居酒屋で話していた時に盛り上がって入れました」とまさかのカミングアウトをした。

 最後に、佐久間は「生きていれば、自分に嘘をついてしまったり、時に間違ったことをしてしまうこともある。この映画は、いっぱい失敗しながらも、少しづづ前に進めればいいという思いを込めた作品で、説得力とリアリティーのある作品になったと思います。スタッフの皆様、そして観てくださった観客の皆様に、あらためて感謝します」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。



(オフィシャル素材提供)



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