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舞台挨拶・イベント

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『モリのいる場所』初日舞台挨拶

2018-05-22 更新

山﨑 努、樹木希林、池谷のぶえ、沖田修一監督

モリのいる場所mori-movie

配給:日活
シネスイッチ銀座、ユーロスペース、シネ・リーブル池袋、イオンシネマほか大ヒット上映中
© 2017『モリのいる場所』製作委員会

 日本を代表する名優・山﨑 努と樹木希林が初めて共演し、世代を超えた豪華キャストが脇を固める映画『モリのいる場所』(配給:日活、監督・脚本:沖田修一)が5月19日(土)よりシネスイッチ銀座、ユーロスペース、シネ・リーブル池袋、イオンシネマ他全国公開中。

 ともに文学座の出身で60年以上のキャリアを持つ山﨑と樹木。実は共演するのは本作が初めてだが、50年以上を共にした夫婦を見事な存在感で演じている。撮影は昨年の7月、暑いさなか葉山での撮影を共に乗り切った沖田修一監督らと、とっておきの秘話を披露した。

 7月16日から始まる、北米最大の日本映画祭「ジャパンカッツ」で、樹木希林が、国際的に活躍する日本人俳優に授与される賞を受賞した。本作が目玉作品として上映される。また本作は、5月29日からドイツ・フランクフルトで開催される欧州最大規模の日本映画祭「ニッポン・コネクション」でも上映される。


●ひとこと挨拶

mori-movie山﨑 努: おととしの夏、沖田監督より話があってからずっとモリカズさんに漬かっておりました。モリカズさんの漬物みたいになりました。今日でおしまいです。寂しいようなほっとしたような。ぼくはもともと家から出ないタイプですが、今日は皆さんにお礼が言いたくて、出かけてきました。ご来場ありがとうございました。

樹木希林: 二十歳の孫が観に来ました。「今まで観たことのないような映画だった」と。期待してください。

山﨑 努: 孫ばかなんで……勘弁してやって下さい(笑)。

沖田修一監督: 2011年『キツツキと雨』撮影時、山﨑さんからモリカズさんのことを聞いて、映画をつくれたらなあ~と思って、ここまできました。自分も、モリカズ漬けになりました。素晴らしいキャストの方と映画がつくれて感動です。


●感想

山﨑 努: もともと自分の出ている作品は冷静に観られないのですが。今回は、ほっとしたような気持ちです。

mori-movie樹木希林: のちに残っていく映画の1本になると思います。

池谷のぶえ: ご夫婦のシーンが魅力的です。観終わると、結婚したくなりました。

沖田修一監督: 長年、庭で過ごした画家の話なので、そんな気分にひたりながら撮影しました。


●モリカズさんについて

山﨑 努: もともと、モリカズさんを好きだったので、まさか自分が演じるとは……戸惑いました。準備もきつかったです。


●樹木さんと共演して

山﨑 努: 撮影時は、暑さに負け、ぐったりしていました。樹木さんは励ましてくれました。実は自分が劇団の先輩なんですが、立場が逆転して、樹木さんに現場をリードしていただきました。


●山﨑さんと共演して

mori-movie樹木希林: 至福の時間でした、まさか山﨑さんの奥さん役とは。最初に、共演と聞いていて「やらせていただきます」と即答したのですが、まさか奥さん役とは……。ただ、本当の熊谷守一さんの娘さんに聞いたら「まあ、あんなもんじゃないですか」と言われました。


熊谷夫妻は結婚52年目です、夫婦の長続きの秘訣は?

mori-movie樹木希林: 私が言う資格はまったくないです(笑)。ただ、うまくやっていくには、夫の言葉に、違うとか否定はしないで、「ああそうですか、はいはい」とまずは言ってみること。学びました。もう遅いけど(笑)。

山﨑 努: 同感です。お互い調子の悪い時は、NOから入る。秘訣はYESから会話すること。


●ジャパンカッツ受賞のこと

樹木希林: 知りませんでした。もらえるものは四の五の言わずにもらっとけと。ありがとうございました。


●最後に

mori-movie沖田修一監督: モリカズ先生のような大きな存在の方を、若干40歳の自分が監督するなんて。観たことのない1本になるといいなと思います。



(オフィシャル素材提供)




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