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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『パンとバスと2度目のハツコイ』「今泉力哉作品主演キャスト揃いイベント」

『パンとバスと2度目のハツコイ』
「今泉力哉作品主演キャスト揃いイベント」

2018-02-25 更新

今泉力哉監督、深川麻衣、岡部成司

パンとバスと2度目のハツコイpan-bus

配給:「パンとバスと2度目のハツコイ」製作委員会
2月17日(土)よりイオンシネマにて全国公開中
© 2017映画「パンとバスと2度目のハツコイ」製作委員会

 2月17日(土)より全国公開され、大ヒットスタートを切った映画『パンとバスと2度目のハツコイ』。この度、“リピーター続出”を記念し、「今泉力哉作品主演キャスト揃いイベント」が2月24日(土)、シアタス調布にて行われた。


 今泉監督に加え、2014年公開の『サッドティー』の主人公、柏木役の岡部成司がゲストにイベントはスタート。監督は、「まわりの反応をめちゃくちゃエゴサーチしているんですけど、ミニシアターでの上映と違って、毎日観てくれている人がいるということと、面白い感想がたくさん上がっていることが嬉しいです」と喜びのコメントを延べた。

 そして、急遽駆けつけたという本作の主人公、深川麻衣が登壇すると観客から大きな歓声が。実際に客席で映画を観ていたという深川は、「今日初めて皆さんと一緒に作品を観ることができて嬉しかったです!」にこやかにコメント。岡部は映画を見た感想を「すごい面白かったです。今までの作品の中でも良い部分を保ったまま、一般のお客様にも見やすいような作品に仕上がっていて、キャストさんの持っている魅力を引き出すキャラクターや自然な会話の中でハッとするような格言がふいに出て来るような感じとが“今泉節”だなと感じました」と作品の魅力を語った。深川も「“一人の人をずっと好きでいられるのか”ということを『サッドティー』の中でも描かれていたことが印象的でした」と話すと監督は、「元々恋愛映画を描くきっかけになったのが、自分がモテなかったり、世の中のカップルに対する嫉妬みたいなものから始まっていて、五分五分で好き同士の夫婦やカップルはいなくて、どちらかの思いが強いという“思いの差”をやりたくて、描いています」と自身の作品のテーマを語った。

 また深川は、「今泉力哉監督の撮る恋愛映画って、他の恋愛映画と違ってリアルで、モヤッとする部分とか一筋縄ではいかない部分とか現実もそうだよな、と感じます。片思いだからずっと好きでいられるということに共感してくれる人がすごく多くて、そこが台本を見てハッとした言葉でした」と本作の中でふいに出て来る格言についても言及した。

 そして、本作のリピーターがとても多いことに対して監督は、「分かりやすく答えが一個という作品じゃないことを確認したくなって来てくれている人がいるということも嬉しいし、感想が人によって意見がバラバラになることは映画としては、豊かなのかなと嬉しく思っています」と自身の意見を述べた。

pan-bus お客さんからの質問コーナーでは、本日が2回目という方から、今日が5回目で、明日は6回目というリピーターの方たちから質問が続出。ふみがバスの洗車も見ているシーンの理由を聞かれた監督は、「洗車を見ることで、自分の弱さだったり、汚さを洗い流す、“弱さの象徴“を表現したかったです。映像的な表現では、自分の好きな映画であるミヒャエル・ハネケ監督の『セブンス・コンチネント』の冒頭のようなことをやってみたいという思いから、バスの洗車のシーンはあんまり見たことがないということもあり、着想を得ました」と本作の原点を語り、「もし自分で編集していたら、洗車シーンをフルで入れてしまったかもしれません(笑)」会場の笑いを誘った。

 最後に深川は、「今までの舞台挨拶より長くじっくり話すことができて、私もいろいろな疑問をぶつけることができて、本当に楽しい時間でした」と話し、監督も「もし気に入っていただけたら、何度も観てくれたら嬉しいです。SNSだけじゃなくて、周りの人に感想話してもらって、その人とまた来てください、この作品を選んでくれてありがとうございました」と語り、イベントは幕を閉じた。


(オフィシャル素材提供)



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