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『ズートピア』来日会見

2016-03-27 更新

バイロン・ハワード監督&リッチ・ムーア監督、クラーク・スペンサー(プロデューサー)
上戸 彩&サバンナ 高橋茂雄

ズートピアzootopia

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
4月23日(土) 全国ロードショー
© 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

 『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニーが贈る、人間のように暮らす動物たちの最高にユニークな“楽園”を舞台にしたファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』。全米で3月4日から公開され、公開3日間のオープニング興行収入において、世界的に大ヒットとなった『アナと雪の女王』『ベイマックス』を超えて、ディズニー・アニメーション史上最高の歴代記録を樹立。さらに3週連続1位を獲得するなど、アメリカだけでなく世界中で大ヒットをしている。

 そんな世界が注目する『ズートピア』のバイロン・ハワード監督、リッチ・ムーア監督および、クラーク・スペンサー プロデューサーが来日し、東京・港区で記者会見を行った。会見の冒頭では、各地でコンサートチケットが入手困難なほどの人気を博す、指揮者オカピ率いる金管五重奏の楽団、ズーラシアンブラスが登場し、ファンファーレと共にイベントがスタートした。

zootopia ウサギの主人公にちなみ人参を模したマイクを渡されるとバイロン監督は、「今までで持たせてもらったマイクで最も栄養価値が高いものだと思っています」と笑いを誘い、またリッチ監督は「美味しいです!」と食べるマネをするなど、気に入った様子。口々に、「日本はいつも本当に温かく迎えてくれて嬉しい。また来たいと思える」と日本の印象を話した。

zootopia MCからこの作品の世界観について聞かれるとバイロン監督が、「ジョン・ラセターに動物が話す映画を作りたいと話したんだ。とても喜んでくれて、長い間(ディズニーでは)、そういう映画を作っていなかったと言って、強くハグをし、まるでライオンキングのシンバのように僕を持ち上げたんだ」と作品が生まれる瞬間を話してくれた。動物の縮尺や習性がリアルなことも話題になっている本作。そのこだわりを聞かれると「バイロンとクラークと私の3人は一流のスタッフに恵まれました。1年半かけて徹底的なリサーチをしました。本当にリアルな動物として描きたかったので、ディズニーのアニマルキングダムやケニアに行き、小さい動物から大きな動物まで丁寧に観察して、自然界そのものの野生の種の異なる動物たちの習性や大きさ、しぐさを作っていきました。まるで人間のような感情を持った動物たちのキャラクターでありながら、自然界におけるリアルな動物が融合し、とてもユニークなものになっています」とリッチ監督が語ってくれた。また、全世界で5億ドルを超える大ヒットとなっていることに「持てる情熱、魂、全ての力を注いでつくりました。それでもまさかここまでたくさんの人たちに観ていただけるとは思ってもみませんでした。『ズートピア』のスケールはこれまでのディズニー映画の中で最もスケールの大きなものになっています」とクラークが話した。

 質疑応答が終わると、スペシャルゲストとしてジュディの声を担当した上戸 彩と同僚クロウハウザーを担当したサバンナ高橋茂雄が登場。「ジュディのお話を頂いたのが、昨年の夏ごろ。ちょうど私に新しい家族が増えた時だったので、“家族に自慢できる”と思い、すごくありがたい気持ちでお話を受けさせていただきました」と上戸がジュディが決まったときの様子を振り返った。また高橋は「職業柄、ドッキリやなと。いつネタバラシされてもいいようにスタジオに行ったんです。実際に声を入れてようやく実感しました」また、「サバンナというコンビ名で『ズートピア』に関係があるから相方も出られるのかなと思ったみたいだけど、“お前は違うよ”と言ったら、あっさり諦めてチケット2枚頂戴と言われました」と高橋らしいエピソードで会場を盛り上げた。

zootopia 映画が“夢を諦めない”ジュディを描いていることから二人に“これから叶えたい夢”を聞くと、「この映画が大ヒットしてほしい」と願う上戸と「東京に初めて出てきたときのことを思い出したので、初心を忘れずにいたいと思いました。クロウハウザーは、周りの人に愛されるキャラクターなので、ずっと愛される人になれたらいいなと思いました」と高橋が話した。

 バイロン監督から「彩さん、茂雄さんが役を担当していただけると聞いて、大変うれしく思いました。アニメーションという作品は声が大変重要。彩さんという素晴らしい方に担当してもらえました。声を聴いただけで応援したくなりましたし、決意や意欲が伝わってきました」と大絶賛。また、「高橋さんが大のドーナツ好きだと裏情報を聞きました」と高橋さんの起用理由の1つをリッチ監督が伝えると、高橋は「な、何の情報ですか! 日本のマスコミの皆さん。僕がドーナツを食べているのを見たことないということは、バラさないでください」と会場を沸かせた。

zootopia 監督、プロデューサー、上戸、高橋へのプレゼントとして、ズーラシアンブラスが再度登場。映画の主題歌「トライ・エヴリシング」を披露。途中、映画さながらのナマケモノが登場し、最後の最後でようやく立ち位置に辿りつきトライアングルを“チン”と鳴らして曲が終わるパフォーマンスにズッコケの大爆笑となった。

 最後に、「これから新生活を始める人、どの世代の人でも楽しめる映画になっています」と高橋が、そして「本当に動物らしいモフモフの毛並だったり、1つひとつのアニメーションにお子さんも楽しんでいただけると思いますし、弱肉強食の世界でも偏見の目を持たず、みんな仲良くしようという大人の心に刺さる内容になっています。小さなお子様からカップル、ご家族、お一人でも楽しめるので、ぜひ劇場に観に来てください」と上戸がファンへメッセージを寄せた。

 世界中で旋風を巻き起こしている映画『ズートピア』は4月23日(土)日本公開となる。


(オフィシャル素材提供)




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