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トップページ > 最新ニュース > SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016 受賞結果発表!

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016
受賞結果発表!

2016-07-24 更新

skipcity2016 © 2015 埼玉県/SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザ


 世界に先駆けてデジタルシネマにフォーカスし、若手映像クリエイターの登竜門として2004年にスタートしたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、7月16日(土)より13回目の開催を迎え、最終日となる本日24日(日)のクロージング・セレモニー(表彰式)にて、長編部門・短編部門・アニメーション部門の、コンペティション3部門の各賞を発表した!

skipcity2016 長編部門では、昨年のグランプリ『ビヘイビア』(キューバ/エルネスト・ダラナス・セラーノ監督)に続いて、ラテンアメリカ作品『朝日が昇るまで』(メキシコ/アレハンドロ・グスマン・アルバレス監督)が受賞し、ラテンアメリカ映画のクオリティの高さを印象づける結果となった。また国内作品に贈られるSKIPシティアワードは、藤村明世監督の『見栄を張る』が受賞した。


長編部門(国際コンペティション)受賞結果

最優秀作品賞


skipcity2016『朝日が昇るまで』
■2015年/メキシコ/104分
■監督:アレハンドロ・グスマン・アルバレス
 © 2015 Pluto Films


監督賞


skipcity2016『タンナ』
■2015年/オーストラリア・バヌアツ/104分
■監督:ベントレー・ディーン、マーティン・バトラー
 © 2015 Contact Films


脚本賞


skipcity2016『アヒルからの贈り物』
■2015年/ベルギー/84分
■監督:オリヴィエ・ランジェ
 © Ring Prod


SKIPシティアワード


skipcity2016『見栄を張る』
■2016年/日本/93分
■監督:藤村明世
 © Akiyo Fujimura


短編部門(国内コンペティション)受賞結果

最優秀作品賞


skipcity2016『嘘をついて』
■2015年/日本/25分
■監督:三ツ橋勇二
 © YUJI MITSUHASHI


奨励賞


skipcity2016『テイク8』
■2015年/日本/19分
■監督:上田慎一郎
 © 八王子日本閣



skipcity2016『夕暮れの催眠教室』
■2016年/日本/25分
■監督:井上博貴
 © inoue hiroki



アニメーション部門(国内コンペティション)受賞結果

最優秀作品賞


skipcity2016『こんぷれっくす×コンプレックス』
■2015年/日本/24分
■監督:ふくだみゆき
 © PANPOKOPINA


奨励賞


skipcity2016『愛のかかと』
■2016年/日本/10分
■監督:円香
 © 2016 MADOKA/Graduate School of Film and New Media, TOKYO university of the ARTs



skipcity2016『あたしだけをみて』
■2016年/日本/7分
■監督:見里朝希
 © 2016 Tomoki Misato




<グランプリ受賞者コメント>

◎長編部門 最優秀作品賞受賞 『朝日が昇るまで』アレハンドロ・グスマン・アルバレス監督

 グランプリに選んでいただいて、まさか受賞できると思っていなかったので本当に嬉しい。映画制作というのは、メキシコでも大変ですが、世界中どこでも、非常に困難なことだと思います。ですから今回グランプリをいただけたことは、これからも映画制作を続けていくというエネルギーになると思います。

◎短編部門 最優秀作品賞受賞 『嘘をついて』三ツ橋勇二監督

 スタッフ、キャストの皆さん、特に脚本の米内山陽子さんがいなければ、この映画は生まれなかったと思うので、本当に感謝しています。そして主演女優3人、田中千佳子、中村貴子、高橋恭子の輝きがこの映画の全てだと思います。ありがとうございました。

◎アニメーション部門 最優秀作品賞受賞『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督

 単純にすごくすごくうれしい。この作品はお話や役者の演技を際立たせるため動きがとても地味です。アニメーションという分野で戦った時にそれがどう映るのか不安でしたが、こんな素晴らしい賞をいただけて嬉しく思っています。


<審査委員長コメント>

◎長編部門 国際審査委員長 岡田 裕氏(アルゴ・ピクチャーズ株式会社代表/映画プロデューサー)

 映画は監督ひとりで作れるものではなく、大勢の人間が関わってできるもので、そうすると必ずその時代の“匂い”を持つ芸術です。国際映画祭でいろいろな映画を観るということは、世界の人々が、今どんなふうに生きているのか、どんな匂いがするのかを知ることができてとても楽しいものです。今回、作品の質が非常に高かったことに驚きました。ただ、その中で、日本映画の製作者として自分の身の回りの物語を描くタッチが多く、多少残念でした。次回、あるいは次々回、日本映画の若手監督たちが新しいテーマを見つけて、グランプリを取っていくことを期待している。

◎短編部門 審査委員長 桝井省志氏(株式会社アルタミラピクチャーズ代表取締役/映画プロデューサー)

 審査でどの作品を選ぶかというのは、極めて不確定な要素で選ばれているものです。今回選に漏れた監督も、140本以上の応募からノミネート12本の中に選ばれたということに自信を持って良いと思います。その中で監督たちがそれぞれ追求しているものをさらに深めていけば、次なるチャンスが待っていると思うので、今回ノミネートされた12人の監督には引き続き頑張って欲しい。

◎アニメーション部門審査委員長 氷川 竜介氏(アニメ・特撮研究科/明治大学大学院客員教授)

 今回集まった作品は手書き、ストップモーション、CGなどバリエーション豊かで、そういった中で3本の作品を選び出すのはとても困難だった。今まで観たことのないようなものにチャレンジしているということに比重を置き最優秀作品賞の『こんぷれっくす×コンプレックス』を選んだ。今回ノミネートされた監督たちには今後も様々な技法を通してアニメーションを進化させていただきたい。


<主催者コメント>

◎上田清司 埼玉県知事 (SKIPシティ国際映画祭実行委員会 会長)

 上映作品はいずれもそれぞれの国の「今」を描いた秀作であった。ご来場いただいた皆さまにも、才能ある若きクリエイターたちの作品にかける情熱を感じていただけたことと思う。埼玉県では、才能の発掘だけでなく、更なる成功へと導くための様々なプログラムを用意している。若い才能を全力で応援して、ここSKIPシティから世界に羽ばたき、映画界を席巻するエースをぜひとも誕生させたい。

◎奥ノ木信夫 川口市長 (SKIPシティ国際映画祭実行委員会 副会長)

 クリエイターの情熱や、鋭い感覚と、最新のデジタル技術が融合することで生み出された優れた作品が大変多く、ノミネート作品を通じて、デジタルシネマの魅力を充分感じていただけたと思います。今回映画祭に参加したクリエイターの皆さんの中から、世界に通用する人材を輩出できれば、こんなに嬉しいことはありません。本年度のオープニング作品『話す犬を、放す』の熊谷まどか監督のように、再びこの映画祭で作品を上映させていただけることを楽しみにしています。

◎土川 勉 映画祭ディレクター

 各部門の審査委員長から総評があった通り、今年は作品の力が拮抗し、いずれも甲乙つけがたく、審査も難航しました。その中で受賞した作品には心から賛辞を送りたいと思います。また今回、選に漏れた監督たちにも、今後の健闘を期待したいと思います。この映画祭に向けて尽力していただいたすべての関係者と、お客様に感謝を申し上げます。来年もまた、この場でお会いしましょう。



SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016(第13回)

 ■会期:2016年7月16日(土)~24日(日) <9日間>

 ■会場:SKIPシティ映像ホール/多目的ホール(埼玉県川口市上青木3-12-63)ほか

 ■主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会

 ■公式サイト: www.skipcity-dcf.jp (外部サイト)


(オフィシャル素材提供)



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