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記者会見

トップページ > 記者会見 > 六本木歌舞伎-第二弾-『座頭市、新解釈。』製作発表会見

六本木歌舞伎-第二弾-『座頭市、新解釈。』
製作発表会見

2016-11-29 更新

市川海老蔵、寺島しのぶ、三池崇史

roppongikabuki

© 松竹株式会社

 2017年2月4日(土)~20日(月)東京EXシアター六本木にて「六本木歌舞伎」第二弾公演が行われる。この度、11月28日(月)より東宝スタジオにて『座頭市、新解釈。』の製作発表会見が開かれ、市川海老蔵、寺島しのぶ、演出を担当する三池崇史が登壇した。

 第二弾となる今回は、前回公演が初の歌舞伎演出となった鬼才・三池崇史と市川海老蔵の話合いの中で、三池が一度舞台で演出をしている演目『座頭市』が候補としてあがり、更に海老蔵の代名詞とも言える眼力を封印したら面白い!という意見も加わり、作品が決定! 脚本には、多才な肩書を持ち、超売れっ子マルチタレントのリリー・フランキーが担当。リリー・フランキーが描きだした新解釈の『座頭市』を、三池演出でどう色付けされるのか期待が高ます。また出演には、三池からの熱望により、舞台についても熟知している寺島しのぶに依頼。歌舞伎界を牽引する海老蔵と、日本を代表する女優・寺島しのぶという22年ぶりの強力タッグが実現する。


■演出:三池崇史のコメント

 生涯で一本、歌舞伎をやってみたかったんです。自分にも、お客さんにも人生で一本となる歌舞伎を作りたかった。海老蔵さんに引っ張ってもらって、自分にも、孫にも誇れるようなものになったと思います。リリーさんからもこれからお話のことでいろいろ出てくると思うけど、ドキドキワクワクしています。
 海老蔵さんと再タッグを組んだのは、一度海老蔵さんと仕事をしたら半年くらい拒絶反応が出るんだけど、タバコやお酒と一緒で、「また海老蔵が欲しい!」となるんです。来年公開する僕の映画の『無限の住人』にも出演していただいてるし、まぁファンなんです(笑)。海老蔵さんは外から見るイメージと違って、シャイなので、あまり自分から「この人とやりたい」とかはないんですけど、自分の目の前にあることをコツコツやっているので、それがひとつの魅力です。
 リリーさんとは、たまたまローリング・ストーンズの公演で席が隣で、そこから俳優として自分の作品にも出ていただいています。それに、自分がこれまで仕事をしていて、勝新太郎の「座頭市」がたびたび出てきていて、そういう一連のご縁があって、今回「座頭市」をやろうと思いました。
 自分は映画監督なので、新しい歌舞伎が出来上がると思います。舞台のセットとか照明とかに頼らず、役者が舞台に立てばやれるもの……舞台装置やセットを見るものではなく「役者を見る」舞台にしたいです。歌舞伎の概念が揺らぐ作品にしたいと思います。


■市川海老蔵のコメント

 六本木歌舞伎は、中村獅童さんと一緒に「なにか面白いことをやりたいね」と言っていて始めたんです。10年前に、勘三郎のお兄さんから「座頭市をやったらいいんじゃないか」と言われたのがきっかけで、「やるか!」と。
 しのぶさんとは子供の頃からお世話になっていて、また一緒に舞台をやれて嬉しいです。「鹿鳴館」という舞台以来の共演だったのですが、あの時、前日にニンニクを食べ過ぎてしまい、キス・シーンの場面をやったときに「臭い」とすごく怒られました。まさかこんなに怒られるなんて思ってなかったんですけどね。寺島さんは覚えてないみたいなんですけど(笑)。今回は食べずに頑張ります。
 坂東玉三郎さんから「声がつぶれても声が出ない中で演技することによって、新しい世界が見えてくる」といわれたことがあります。目が見えない中で演技をすることは初めてなのですが、自分の魅力の一つだと言われている目力を封印することによって目に見えない世界、静けさを表現して、これを新しいステップアップとしていければいいと思います。


■寺島しのぶのコメント

 まだ座頭市を演じる私のイメージが分からないし、リリーさんが自分のイメージで脚本を書いているということしか分からないです。まさか40うん年生きてきて歌舞伎に出演するとは思わなかったです。歌舞伎役者は2~3日で台詞を覚えてしまうらしいですが、私は10日くらいかかるので、早く脚本を書いてとリリーさんにメールしようと思います。
 海老蔵さんは、恥ずかしいくらい子供の頃から知っているのですが、思ったことをすぐ口にするところとか、全然変わっていないです。なので、和気あいあいとしたエンターテイメントにしたいです。



六本木歌舞伎

 ■日程:2017年2月4日(土)~2月20日(月)

 ■会場:EXシアター六本木

 ■チケット料金:一等席 13,000円、二等席 10,000円

 ■前売開始:11月19日(土)

 ■お問合せ:Zen-A(ゼンエイ)TEL:03-3538-2300(平日11:00-19:00)

 ■製作:松竹株式会社

 ■主催:株式会社3Top/テレビ朝日/博報堂DY Map/KDDI/読売新聞社

© 松竹株式会社

 ■公式サイト: http://www.roppongikabuki2.com/ (外部サイト)


(オフィシャル素材提供)




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