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舞台挨拶・イベント

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「連続ドラマW パンドラⅣ AI戦争」トークイベント

2018-11-18 更新

向井 理、河毛俊作監督

パンドラⅣ AI戦争pandora4 制作・提供:WOWOW


 革命的な発明によって人々の暮らしや社会は大きく変わっていく。しかしその発明は明るい未来ばかりではなく、“パンドラの箱”を開けてしまったのかもしれない。“パンドラの箱”を開いた人々の運命を描く社会派ドラマシリーズの最新作WOWOW「連続ドラマW パンドラⅣ AI戦争」が11月11日(日)よる10時から放送されている。

 放送開始を記念して、11月14日(水)、主演の向井 理と河毛俊作監督が大阪のなんばパークス キャニオンコートでJ:COM主催のトークイベントを行った。事前の試写会参加者、あっというまになくなった整理券を手にして参加したフリー観覧者、合わせて600人が見守る中、2人が登壇すると、大きな歓声が沸いた。


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 冒頭、大阪に対して向井は「大阪は熱量があるので、作品に対してあたたかく見守ってもらえるので、その熱意をこちらも返さないといけないと身の引き締まる思い」。河毛監督は「『ナニワ金融道』というドラマを撮ってたんで、たびたび来てました。ロケをやってると、いろいろな人が集まってきて。照明の位置を直すおじさんとか、いましたね」と、それぞれ大阪に対する思いを語った。

 作品についてあらためて話を進めようと、2人が椅子に座ると観客がザワついた。「たぶん(顔が)見えないんですね」と、すぐに立ち上がった向井に、観客は「やさしい~!」と大喜び。

 主演を演じることについて「10年前から連続ドラマWが始まって、その第一作が「パンドラⅠ」。WOWOWの中でも歴史ある作品なので、どれくらい観てる人に爪痕を残せるか、高いハードルでもあったし、楽しみな挑戦でした」と作品の長い歴史に触れて語った。また共演者については「シリアスな社会派のドラマですが、現場では、実はふざけている人の集まりなんじゃないか、というくらい。撮影の合間は全然シリアスな感じじゃなかったですね。ピリピリしている作品だからピリピリしているのではなく、どういうふうに表現すればいいのかを考える、クリエイティブな現場でした」と現場の雰囲気を振り返った。

 主演の向井について河毛監督は「繊細で大胆な人。大人で少年。二律背反なものを同時に持っている。時折見せる陰に、むき出しの神経みたいなものを感じて、演出家としてはそこを刺激してみたくなる。その役を生きて、役の痛みを自分の痛みとして変換できる人」と、魅力を深く語った。

 今作のテーマは「AI」。MCから作品に込めた想いを聞かれると、「AI、機械というものは人間が辛い労働から解放されるために作られたもの。簡単に言えば人間の欲望なんです。でも今の時代はテクノロジーが人間の欲望を追い越しちゃったりしてるわけです。AIというものは、進化し続ける新しい生命体が生まれたようなもの。それとどう向き合うか。使っているつもりで使われている。それが人間の幸福につながっていくのか、みなさんに考えていただくきっかけになれば」と河毛監督。向井は「結局AIって何だろうって、いまだに自分でもよく分かってなくて。ケータイや車、身近にあるけど、どういうシステムでそうなっているのか、実は誰もわかっていなくて。人工知能って何なんだろう、科学技術って何なんだろうっていうことを考えてもらえるドラマになったのかな、と思う。科学技術の進歩はイコール人間の幸せではないと思うんです。多くの人を救うためにAIを作っても、AIができることで医者の仕事がなくなる……人を不幸にするという矛盾もある。そういうパラドックスも潜在的にあるんじゃないかと思わせてくれるドラマでした」と、ドラマを通してAIについて思うことを交えて語った。

 イベントの最後に、河毛監督が「まだ放送は始まったばかりです。もし興味がおありでしたらぜひご覧になっていただいて、楽しんでもらえれば」。向井は「放送は11日から始まっていますが、WOWOWにしかできない社会派ドラマだと思います。今はオンデマンドでも、いろんな形で視聴できますし。これを機に、WOWOWの“本気”をぜひ体感していただけたら」と締めくくった。



 ■番組名:「連続ドラマW パンドラⅣ AI戦争」

 ■放送日時:11月11日(日) WOWOWプライムにて放送スタート 毎週日曜日 夜10:00~(全6話・第1話無料放送)
 ■脚本:井上由美子
 ■監督:河毛俊作、村上正典
 ■音楽:佐藤直紀
 ■出演:向井 理、黒木 瞳、美村里江、三浦貴大、山本耕史、原田泰造、渡部篤郎ほか

 ■ストーリー: IT企業が経営するメディノックス医療センターでは、医学者の鈴木哲郎(向井 理)が開発したAIによる患者の診断が行なわれていた。人間の医師が行なうよりも短時間で正確に、しかも無料で行なうAI診断は世間で評判を呼ぶ。
 AI診断を導入したIT企業代表の蒲生俊平(渡部篤郎)は、海外に後れを取らないためにも医療のAI化を進めていくべきだと主張。しかし、医師会会長の有薗直子(黒木 瞳)は「時期尚早」と難色を示し、さらに優秀な外科医の上野智津夫(原田泰造)もAIに診断された患者の手術に当たることを不快に思っていた。
 そんな中、AI診断に基づいて上野が手術した患者が、術後に容体が急変して亡くなってしまう。上野はAIが余計な診断をしたせいだと言い放ち、鈴木は上野の判断が間違っていたせいだと反論する。一方、記者の太刀川春夫(山本耕史)は、AIで診断した患者が死亡したという情報をつかみ、独自の調査を始めていた。

 制作・提供:WOWOW

 ■特設サイトhttp://www.wowow.co.jp/dramaw/pandora4/ (外部サイト)


 <関連情報>
 WOWOWメンバーズオンデマンドにて「パンドラ」シリーズ3作品配信中
 「パンドラ」(全8話)「パンドラⅡ 飢餓列島」(全7話)「パンドラⅢ 革命前夜」(全8話)


 <関連特集>
 「連続ドラマW パンドラⅣ AI戦争」放送記念!
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(オフィシャル素材提供)



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