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舞台挨拶・イベント

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「連続ドラマW 孤高のメス」完成披露試写会

2018-12-13 更新

滝沢秀明、仲村トオル、工藤阿須加、山本美月、石丸幹二、長塚京三、内片 輝監督

孤高のメスkokou 制作・提供:WOWOW


 WOWOWの「連続ドラマW 孤高のメス」の第1話完成披露試写会が都内で行われ、舞台挨拶に主演の滝沢秀明、共演の仲村トオル、工藤阿須加、山本美月、石丸幹二、長塚京三とメガホンを取った内片輝監督が出席した。2018年内の芸能活動引退を公表している滝沢は新たな決意を語った。

 本作は、累計発行部数160万部を突破した、現役医師でもある大鐘稔彦のベストセラー小説シリーズの初ドラマ化。臓器移植がタブー視されていた1980年代後半を舞台に、医療先進国アメリカで経験を積んだ外科医・当麻(滝沢)が、旧態依然とした医療体制の中で自身の信念と向き合い、闘い続ける姿が描かれる。

 外科医の当麻鉄彦役を務めた滝沢は、「非常に手応えがあり、自分としてもやりがいがあった」と初挑戦した外科医役を振り返る。また、「当麻は、自分の信念を持っていて、どんな状況でもブレずに前に進んでいく役。そんな役に出会えて嬉しかった。男から見てもカッコいい生き方をしていて、刺激を受けた」と話す。さらに、「僕も当麻のように、皆さんの期待に応えられるような大きな男になりたい。身長は小さいですけど(笑)」とジョークを交えながら話し会場を笑わせた。


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 滝沢とはライバルとなる実川剛役を務めた仲村と滝沢は、初共演。滝沢は仲村について「小さい頃からテレビで見ていましたが、イメージそのまんまで、かっこいいなと思います」とコメント。仲村は滝沢の印象を「しなやかな人」と評し、「幼いころから日の当たる“王道”を歩いてきた人だと思っていましたが、いろいろなことにつまずいて今のしなやかさを身に着けた方ですね」と語る。また、自身の役どころについては「当麻と違って実川は、ブレる人なんですが、ブレながらも歯を食いしばって突破していくんです。目指しているのは『医療の未来』なんです」と熱く語った。


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 同じく初共演となる工藤は、滝沢について「厳しいことを言われるんじゃないかという不安もあったのですが、緊張している僕をいい方向に誘導してくれる優しさがありました。滝沢さんと現場でご一緒できたことは僕の宝物になりました」と感謝の思いを明かした。それを聞いた滝沢は「一緒にいる場面が多く、現場では一番話しましたね。楽しい時間を過ごせました」とにっこり。

 15歳の滝沢と共演し、以来約20年ぶりに再共演した長塚は、滝沢について「15歳くらいから、芸風が変わっていない。それは素晴らしいことで、台本を信じ、深く静かに情熱を秘めている。いい意味で当時と変わらず、驚くべきこと。きっと天性のものなのでしょう。クールさにも磨きがかかっている」と称賛した。そんな長塚に滝沢は「長塚さんからは芝居の仕方を教えていただきました。今回共演後の打ち上げで一緒にお酒を飲んで、感慨深いものがありました」としみじみ。


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 看護師役で共演した山本について滝沢は「手術の場面でのアシストが素晴らしかった。ホントにプロのような手さばきでした。びっくりしました」と絶賛していた。


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 内片 輝監督は「演出面で命を扱うシーンが多かったので、空いている時間はわざと他愛もない話をするようにしていました。滝沢さんはプロレスラーになりたかったんだとか……」と笑いながら撮影時のエピソードを語っていた。

 2018年内で芸能活動引退する滝沢は、1年を振り返り、今年の漢字を“行”だと明かす。「大きな決断をしましたが、『さよなら』という言葉は使いたくないので、『行ってきます』という意味でこの漢字を選びました」と発表し、会場から大きな拍手を浴びた。


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 ■番組名:「連続ドラマW 孤高のメス」

 ■ 放送日時: 2019年1月13日(日)より、WOWOWプライムにて放送開始! 毎週日曜よる10時~(全8話)【第1話無料放送】
 ■ 原作: 大鐘稔彦「孤高のメス─外科医当麻鉄彦─」(幻冬舎文庫)
 ■ 脚本: 前川洋一
 ■ 監督: 内片 輝
 ■ 音楽: 羽岡 佳
 ■ 出演: 滝沢秀明、仲村トオル、工藤阿須加、山本美月、石丸幹二、長塚京三、宮川一朗太、キムラ緑子、利重 剛、三浦誠己、近藤公園、六平直政、本田博太郎ほか

 ■ ストーリー

  臓器移植がタブー視されていた1980年代後半、医療先進国アメリカで研鑽を積んだ外科医・当麻鉄彦(滝沢秀明)が、地方の民間病院に赴任してきた。
 「地方でも大学病院と同じレベルの治療が受けられるべき」という信念のもと、当麻はあらゆる難手術に挑み、目の前の患者たちの命を救っていく。
 しかし、日本初の臓器移植手術を前に、権力絶対主義と古い慣習に塗り固められた医療体制がその行く手を阻もうとしていた———。


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 ■特設サイトhttps://www.wowow.co.jp/dramaw/kokou/ (外部サイト)



(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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