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『白ゆき姫殺人事件』スペシャルプレミア

2014-03-03 更新

井上真央、綾野 剛、蓮佛美沙子、菜々緒、貫地谷しほり、金子ノブアキ
中村義洋監督

白ゆき姫殺人事件shirayuki

配給:松竹
2014年3月29日(土) 全国ロードショー
© 2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会 © 湊かなえ/集英社

 湊かなえ原作×中村義洋監督×井上真央主演と公開前から話題を集めている映画『白ゆき姫殺人事件』の一夜限りのスペシャルプレミアが恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われ、監督・中村義洋、主演の井上真央をはじめ、ドラマ・映画を問わず話題作への出演が相次ぐ綾野 剛、蓮佛美沙子、菜々緒、貫地谷しほり、金子ノブアキが登壇した。

 中央に設置された巨大バルーンが破裂し、石鹸の泡を模したたくさんの白い風船が飛び出す中、キャストが登壇すると途端に場内の興奮は最高潮に。

 トークセッションでは登壇者それぞれから現場でのエピソードが飛び出し、場内の笑いを誘った。

 続くフォトセッションでは、映画のタイトルにちなみ、主演・井上真央の掛け声に合わせて雪が降りしきるサプライズ演出で、観客は大盛り上がり。大盛況のうちに一夜限りのスペシャルプレミアは終わった。


MC: それでは、お一方ずつご挨拶を頂きたいと思います。まずは、事件のカギを握る重要人物として疑いのまなざしを向けられる 主人公で、ほんとうに地味なOL【城野美姫】を見事に演じられました井上真央さん、お願いします。

井上真央: 本当に地味なOLを演じました、井上真央です。今日はちょっとキラキラさせてみましたが、本編では本当に地味な役です。皆さんに初めて観ていただけるということでとてもうれしいです。最後まで楽しんでいってください。

MC: 続きまして、取材で入手した情報をツイッターでつぶやき、ネット空間を 炎上させる本当に薄っぺらい男。ワイドショーのディレクター【赤星雄治】を演じられました綾野 剛さん、お願いします。

綾野 剛: どうも、本当に薄っぺらい男・綾野 剛です。どうしようもない、くそみたいな男ですが、皆さん今から観見られるということで、短い時間ですがどうぞよろしくお願いいたします。

MC: 続きまして、美姫の会社の後輩で、旧知の赤星に大事な情報をリークしてしまう【狩野里沙子】を演じられました蓮佛美沙子さん、お願いします。

蓮佛美沙子: 私はとくに薄っぺらくも、地味な役でもないのですが、実はコンプレックスがあるという役で髪型も変えてみたりとか、(肌を)黒くしてみたりだとか外見をいろいろ変えて非常に複雑な役でしたが、何とか全うすることが出来ました。何回観ても楽しい作品なので是非今日観て、また公開してからも観に来てくれるとうれしいです。

MC: 続きまして、日本一美しい美人OL【三木典子】映画初出演にして殺されて、見事な死体役まで演じられました菜々緒さん、お願いします。

菜々緒: 初映画にして殺されてしまった三木典子役をやらせていただきました菜々緒です。今日は楽しんでいってください。

MC: 続きまして、美姫の故郷に住む小学校時代の親友で、ひきこもりでゲームがとにかく大好きな【谷村夕子】を演じられました貫地谷しほりさん、お願いします。

貫地谷しほり: 中村監督の作品に出るとゲームをしていることが多い感じで、一人称が俺ということで最初はどうしようかなと思いましたが、楽しく演じることが出来たと思います。今日は楽しんで帰ってください。

MC: 続きまして、美姫と典子が務める会社の上司で、付き合っていた美姫をフリ、殺された典子の元恋人で、保身しか考えない最低な男【篠山聡史】を演じられました金子ノブアキさん、お願いします。

金子ノブアキ: 私が演じた篠山係長、あいつは本当に最低な男なんだよね。楽しい撮影で素晴らしい作品になったと思います。よろしくお願いいたします。

MC: 最後に、中村義洋監督、お願いします。

中村義洋監督: 僕のことはこきおろさないんですか(笑)。本当に“おとこ映画”みたいなのばかり撮ってきて、こんなに女優さんが多いの初めてなんですけど、皆さん全然わがままじゃなくて、ある種男っぷりのいい女優さんばかりなので楽しい撮影でした。今日は楽しんでいってください。

MC: 映画についての話に移ってまいりますが、皆さまに質問がございます。演じられてみてご苦労があった点、教えていただけますでしょうか。まずは井上さん、最初、企画の話をもらったときはご自身は三木典子役だと思ったとのことですがいかがでしょうか。

井上真央: 恥ずかしい(笑)。図々しいんですが、何も聞かず原作を読んで、あまりにもみんなが(三木典子のことを)キレイキレイっ書いてあるので“どうしよう、プレッシャーだな”と思ったのですが、そのうち地味な女のひとが原作に出てきて、“私、これだな”って(笑)。これなら出来るかなって思いました。
 人の主観によって変わるので、あまり普段にはないというか、この人物ならこういう美姫を想像するだろうなっていう風に思いながらお芝居をさせてもらうのは初めての挑戦でした。美姫という人物像を微妙に変えていくのが難しかったんですけど、すごく楽しくて、中村監督と共犯というかいろんなことを企みながらやっていくのは楽しかったです。

MC: 綾野さん、実際に演じられて見てどのようなお気持ちでしたか。

綾野 剛: 本質から薄っぺらくないと薄っぺらく映らないという感じがしていたので、どうやって薄っぺらくなろうかってことばかり考えていました。
 演出の最中も監督がちょこちょこブラックジョークを挟んでくれたりして、それを真に受けながらやっていたら、(おかげさまで)いつのまにか薄っぺらくなってました。自分が映るもの見たら必ず髪型見ちゃうような、“俺、すっげーかっけーぜ”みたいな、そういうところから役を作っていきました。本当に薄っぺらいんですよ。この人(役の赤星雄治)、そもそも才能ないんですよね。それでいて風も扇げないほどのぺっらぺらの男なんですよ。

中村義洋監督: 僕と綾野君が見たことがある、あいつホント青臭いよなっていう、仕事よりも自分が大事っていう若者はいっぱいいるので、そういう薄っぺらい男のアイデアはたくさん出し合いましたよね。トイレ行ってずっと髪いじってるやつとか、いっぱい。どういう服着てるのかなどを含めて。赤星がキャラクター作りで一番頑張ったかもしれないですね。

MC: 蓮佛さんは演じられていかがでしたか。

蓮佛美沙子: 本当に事の発端というか、私が赤星にリークしてしまったから、ワイドショーで城野美姫が容疑者になってしまったわけで、ちょっと赤星と似たようなずるい、ひどいところがある女性だなっていうのはありました。
でも一番最初にリークする役なので、本当に(事件のいきさつを事細かに)しゃべってるんですよ。セリフを覚えるのが単純に大変で、そのなかで綾野さんは自分の出番がまだでもわざわざ来てくれて、電話のお芝居に付き合ってくれたりしたので、そのおかげで、すんなりしゃべれていったかなっていうのはありました。

MC: 菜々緒さんは映画初出演ということで、やはり緊張されましたか。

菜々緒: 緊張しましたし、本当に豪華な皆様と共演できるっていうのはすごくプレッシャーでしたし、やっぱりベストセラーの湊かなえさんの作品であり、中村監督とやらせていただくっていうのはすごいことでしたので、本当に緊張しました。必死に頑張りました。

MC: そして、貫地谷さんはまた皆さんと違って、部屋の中でのお芝居ということでしたがいかがでしたか。

貫地谷しほり: 台本読んで、一人称が俺っていうことで、どうなんだろうなって思って衣装合わせに行ったら、監督に「大丈夫だよね?」って言われて、大丈夫なのかなって思って現場に入りました。何かこう、カッコいい役なんですけど、気持ち悪くしたいなっていう思いがあって、最後赤星に言うセリフのところですごく気持ち悪い言い方をしたら、綾野さんが笑い出してしまってNGになってしまいました。

MC: 金子さんはいかがでしたか?

金子ノブアキ: 台本読んでまず、こいつ(役の篠山)、屑だなって、とんだ屑だなって思いました。撮影中も係長ってスタッフが呼ぶんですよ。全国の係長に申し訳ないですけど、うっさいって気分になってきて(笑)。そんな気持ちのおかげで、いいキャラになってるんじゃないかなって。

綾野 剛: あっくん(金子ノブアキ)を係長にしようと思ったところが最高だよね(笑)。

金子ノブアキ: 会社のシーンが多いんで、隣に課長もいて、気使って、すごいんですよ、いつもと違う疲労感が(笑)。会社には勤めらんないなって思いましたね。

MC: 監督、皆様の演技を総括していかがでしたでしょうか。

中村義洋監督: 係長って意図的に言うようにしてたんですよね。赤星についてはTwitterのハンドルネームでレッドスターで(呼んだこともありました)。カッコ悪いでしょ。やっぱり綾野 剛がかっこいいので、綾野くんがかっこよくなっている場面では、おいレッドスターって呼んだりしてましたね。係長も同様です。

綾野 剛: 効果てきめんでしたね。レッドスターって呼ばれて、“俺、ちょーかっこいいぜ”って思ってるくらい、浅はかさなんですよね(笑)。自分の中ではレッドスターを最高にかっこいいものと、赤星は思ってるんで。

MC: 作品内容に関連して、共演者のゴシップや噂話はございますか。

井上真央: 深夜でのロケの撮影の時に、菜々緒ちゃんがからあげとか焼きそばとかガッツリ食べてて、夜にそれ食べる?ってものをよく食べてるのが印象的でした。その体で一体どこにいってるんだろうって。

中村義洋監督: 俺も見ました。

井上真央: 飲み物とかも常に炭酸飲んでたりして。ジャンキー(笑)。

綾野 剛: だから身長伸びたんじゃないかな(笑)。

菜々緒: 食べてましたね、いろんなものが食べたくなっちゃうんですよね。欲張りでこれもあれもって。

井上真央: すごく大変な殺人のシーンの時も、菜々緒ちゃんが一番大変なのに、どろどろになりながらも、差し入れの焼きそばを膝にのせながら五平餅を食べてましたよね(笑)。

中村義洋監督: 皆さん過去の共演作での関係もあるので、今回何かあってもおかしくないと思ったんですけど、全くなかったです。真央ちゃんと剛くんとご飯にいったとき、真央ちゃんが僕の隣に座ってくれたときがすごく嬉しかったです(笑)。

MC: 皆様、素敵なお話をありがとうございました。それでは、そろそろお時間が来ましたので、井上さんに締めのご挨拶をお願いいたします。

井上真央: とにかく真実がどこなのかっていうところで、皆さんを翻弄できればいいなと思います。観終わった後でつぶやくのは躊躇されるかもしれませんが、皆さんなりのつぶやきで、皆さんなりの真実をつぶやいていただいて、3月29日に公開ですので、ぜひ皆さんにご協力いただいて、いい口コミでこの映画が広がっていけばいいなと思います。いいつぶやき待ってます。お楽しみください。今日はありがとうございました。


(オフィシャル素材提供)



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