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作品紹介

トップページ > 作品紹介 グランド・マスター

2013-05-30 更新

英題:The Grandmaster
グランド・マスター3gm
© 2013 Block 2 Pictures Inc. All rights Reserved.

イントロダクション

 ベルリン国際映画祭のオープニング作品として、世界に初披露された、『花様年華』『2046』のウォン・カーウァイ監督の最新作に、人々は魂を奪われ、言葉を失くした。今も絶大なる人気を誇る永遠のアクション・スター、ブルース・リーの、ただ一人の師として知られる、伝説の武術家・葉(イップ・)問(マン)。本作『グランド・マスター』は彼の知られざる実話をもとに、中国武術を受け継ぎ、その技と精神を磨き上げ、次代に継承していった宗師〈グランド・マスター〉たちの闘いを描く、愛と宿命の物語だ。

gm すべての始まりは、ウォン監督が『ブエノスアイレス』撮影中のアルゼンチンで、ブルース・リーが表紙の雑誌を見たこと。遠い外国で愛され続けている彼の映画を撮りたいと熱望したのだ。それから17年の間に、構想は中国武術の世界へと広がり、8年もの歳月をかけて、膨大な資料の研究と、現在のグランド・マスターたちへの綿密な取材を実施した。動乱の時代に翻弄された20世紀前半を中心に、中国武術の壮大な歴史に真正面から立ち向かい、撮影に3年をかけた監督の天命(ライフワーク)が、遂に完成した!

 イップ・マン最後の直弟子であるダンカン・リョンから直接、4年間にも及ぶトレーニングを受け、心身共にイップ・マンを“生きた”のは、『インファナル・アフェア』『レッドクリフ』シリーズのトニー・レオン。

gm イップ・マンへの愛を封印し、復讐に人生を捧げるゴン・ルオメイには、『HERO』『SAYURI』のチャン・ツィイー。本編公開に先駆けてインターネット配信されたメイキング映像での一流女優の過酷な特訓は全世界を驚かせた。

 今やアジアから世界のトップスターに登りつめた、この二大俳優をも威圧する、鋭利な存在感で一線天を演じるのは、『レッドクリフ』シリーズのチャン・チェン。なんと2012年、中国の吉林省で行われた八極拳の全国大会で優勝し、大きなニュースとなった。

 撮影は、『プロヴァンスの贈りもの』のフィリップ・ル・スール。音楽は『ハンニバル・ライジング』『シングル・マン』など国際的に活躍する梅林茂。また『マトリックス』『キル・ビル』シリーズ、『グリーン・デスティニー』のアクション監督、ユエン・ウーピンの武術指導のもと、実戦で鍛え抜かれたリアルな拳術でありながら優美さをも追求した壮絶な武闘シーンが展開する。

 ここで描かれているのはヒーローが活躍するための<武術>ではない。<武術家>として生きる者たちの<技>と<心>を監督ならではのスタイリッシュで官能的な映像美で描かれた、まさに一期一会の比類なきエンターテインメント超大作がここに誕生!

ストーリー

 世界をのみこむ戦争の足音が刻一刻と迫る1930~40年代、中国。流派を極めた長は宗師〈グランド・マスター〉と呼ばれるが、北の八卦掌(はっけしょう)の宗師である宮宝森(ゴン・パオセン)は引退を決意し、その地位と生涯をかけた南北統一の使命を最強の者に譲ろうとする。候補は形意拳(けいいけん)の使い手である一番弟子の馬三(マーサン)と、南の詠春拳(えいしゅんけん)の宗師・葉問(イップ・マン)。パオセンの娘で、奥義六十四手を唯一受け継ぐ宮若梅(ゴン・ルオメイ)も、父の反対を押して名乗りを上げる。

gm だが、野望に目の眩んだマーサンがパオセンを殺害、ルオメイはイップ・マンへの想いを胸の奥底に沈め、女としての幸せを捨て、仇討ちを誓う。継承者争いと復讐劇、愛と憎しみが絡み合う、壮絶な幕が切って落とされた。八極拳(はちきょくけん)の宗師で一線天(カミソリ)と呼ばれる謎の男も、不穏な動きを見せている。果たして、力と技と心で闘いを制し、真のグランド・マスターとなるのは誰か──?


(2012年、中国、上映時間:123分、PG12)

キャスト&スタッフ

監督・脚本・製作:ウォン・カーウァイ
出演:トニー・レオン.、チャン・ツィイー、チャン・チェン、マックス・チャン、ソン・ヘギョほか

配給
ギャガ
5月31日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国ロードショー

オフィシャルサイト
grandmaster.gaga.ne.jp

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