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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎』トークイベント

『きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎』
トークイベント

2013-04-27 更新

高橋英樹、高橋真麻

きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎thomas

配給:アップリンク
2013年4月27日(土) 全国ロードショー
© 2012 Gullane (Thomas) Limited.

 4月27日から公開の映画『きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎』の上映イベントが行なわれ、俳優の高橋英樹と、娘でフリー・アナウンサーの高橋真麻が登壇、父と娘、それぞれへの思いを語った。今回は高橋真麻がフリーに転向してから初めての親子共演となった。

高橋真麻: 皆さん、こんにちは。本日は映画『きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎』試写会にご来場頂きまして、誠にありがとうございます。
 本日はフリーになりまして初めて、司会進行を務めさせて頂きます、高橋真麻です。よろしくお願いします。
 では、ただいまより、「きかんしゃトーマス」新作映画発表会を始めさせて頂きます。

 さて、「きかんしゃトーマス」の誕生は、今から60年以上前にさかのぼります。イギリスの牧師 ウィルバート・オードリーが、息子さんが病気になったときに、小さな古い蒸気機関車の物語を語って聞かせたのが始まりです。その後、「汽車のえほん」として絵本が出版され、ベストセラーとなりました。また、後にテレビ・シリーズも開始となり、その人気はイギリスだけでなく世界にも広がり、現在では世界185の地域で30ヵ国語による放映が行われています。日本では、現在NHK Eテレにて毎週土曜日7:00~7:20に放送中です。

 そして明後日(4/27)からはいよいよ新作映画「きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎」が、全国の劇場で公開されます。
 毎年多くのご家族の方が劇場に足を運んでくださいます「きかんしゃトーマス」の長編作品には、人気のテレビ・シリーズでもおなじみのキャラクターに加えて、新しいキャラクターが次々に登場し、トーマスとなかまたちがケンカをしたり、お互いを思いやったりすることで、友情や正義について教えてくれます。どの作品も子供から大人まで共感できる心温まるストーリーです。

 さて今回の映画には、ストーリー・テラーとして俳優の高橋英樹さんに特別出演していただいております。高橋さんは「きかんしゃトーマス」シリーズのお馴染みのキャラクター「トップハム・ハット卿」の友人「タカボウシ・ヒデキ卿」として、イギリス紳士の出立ちで登場し、皆さんをトーマスの世界にご案内いたします。
 そして本日は新作映画発表会ということで、「タカボウシ・ヒデキ卿」が応援に駆けつけてくださっています。それでは、早速ご登場いただきましょう。タカボウシ・ヒデキ卿です! みなさま大きな拍手でお迎えください。

高橋英樹: 皆さんこんにちは。タカボウシ・ヒデキ卿です。

高橋真麻: 今日はイギリス紳士風の衣装がすごくお似合いですね。今回はこの衣装で映画に登場されるんですか?

高橋英樹: そうです。ストーリー・テラーとしてこの衣装で皆様をご案内しています。

高橋真麻: 今回はイギリス紳士ということですが、高橋さんというとやっぱり時代劇のイメージが強いと思います。演じてみていかがでしたか?

高橋英樹: この格好は生まれて初めてやりましたが、意外に似合っているな、と自画自賛しています。着物だとか、そういうものじゃなくてもよく似合うな、と思っています。

高橋真麻: 今回のこの映画はお子さま向けということですが、どういったお気持ちでのぞまれたのでしょうか。

thomas高橋英樹: 普段のお芝居ではどうしても侍口調になったり強い口調になったりしてしまいますが、今回はお子さまに観ていただく作品ですので、家族的に優しく、みんなに分かるように説明するように心がけました。とても難しかったですけれども、楽しく演じさせていただきました。新しい新境地ができたな、と思っています。

高橋真麻: 今回はトップハム・ハット卿の友人役としてご出演されるということですが、トップハム・ハット卿とはどのような人物なのでしょうか。

高橋英樹: このトーマス君たちがいる「ソドー島」の鉄道局長というお役目でございます。トーマス君たちをとっても可愛がったり、一生懸命働いてもらったりする人です。ですからトーマス君のことが大好きな人なんです。その友人ということで、タカボウシ・ヒデキ卿がこうして応援に来たわけです。

高橋真麻: トップハム・ハット卿は、ご自身と似ていらっしゃるところはありますか?

高橋英樹: 非常に優しくきかんしゃトーマス君たちと接したり、それから共に育て上げたり、ある意味ではトーマス君のお父さんのような感じなのかな、と思います。

高橋真麻: 例えばご自身の子育てなんか比べて「似ているな」と思うところはありますか?

高橋英樹: 愛情を持って接し、そして厳しく接するというところがとてもよく似ているな、と思います。

高橋真麻: どうでしょう。その子育ての結果は。

高橋英樹: そういう意味ではとてもよくできたかな、と思います。なんでも愛情と共に厳しさが大事だな、と思います。

高橋真麻: 今日観にきていらっしゃるお子さんくらいの歳のときっていうのは、どうでしたか? 父親として。

高橋英樹: そうですねえ。まあこれくらいのお子さまたちってもう最高ですよね。「目の中に入れても痛くない」と言いますが、本当に私もそうでした。

高橋真麻: そうなんですね。改めて今回の映画の見どころを、今日来ているお子様、そしてお母さまがたに御願いします。

thomas高橋英樹: この作品は「きかんしゃトーマス」という機関車とかディーゼル機関車とか、たくさんの種類の機関車がお友達として出てきます。そしてまた、その友達とケンカをしたり、そしてまた仲直りをしたり、別れたり、泣いたり、笑ったり、様々なドラマがたくさん秘められています。その中に、人間たちがもっとも必要としていること、お互いの絆や友情、正義、そういうものがたくさん散りばめられていますので、実は私もこのドラマを観て大いに感動いたしました。是非、皆さんご家族で、みんなでこの作品をご覧いただけると嬉しいと思います。大勢のお客様を引き連れてまたこの映画館にお越しくださるようにお願い申し上げます。

高橋真麻: そうですね。このDVDを見て涙ぐんじゃった、なんて言ってましたものね。

高橋英樹: そうなんですよ。なんか、もっとも今必要なのかな、と思うような、シンプルな感じがしまして、もう本当にウルっと来てしまいました。

高橋真麻: それでは最後にカメラに向かってポーズをお願いしたいと思います。

高橋英樹: ちょっと表情が硬かったかな?

高橋真麻: そうですね。ちょっと緊張していたかもしれませんね。


【囲み取材】

レポーター: 今日のステージでは、(真麻さんが)フリーになってから初めての親子で出演されました。いかがでしたか?

高橋真麻: 今回は私はMCという役割でお話をいただいたので、あくまで、私はMC役としてゲストにヒデキ卿を迎えて、という立ち位置でやらせていただきました。

レポーター: ヒデキ卿、今日はなんか硬かったのではないか、という司会者からの言葉がありましたけども。

高橋英樹: この格好をするのは、私生まれて初めてでしてね。もう芸能生活52年ですけれども、さすがにこの格好は初めてしたものですから。この格好をしてセリフを言う時はまあまだいいんですけれども、普段の状態でしゃべるとなると、強烈にカチカチになっちゃいました。

レポーター: 笑顔がなかなかでなかったようで……。

高橋英樹: なかなか出なくて、どうしようかな、と思いました。

レポーター: ヒデキ卿の今日の姿はいかがですか?

高橋真麻: いや、本当にMCという立ち位置から見て、格好いいなあ、と思いました。

レポーター: MCじゃない立場からはどうですか。

高橋真麻: そうですね。娘として言うんだったら、やっぱりちょっと笑顔が出るのが遅かったかなあ、という風に思いました。

レポーター: アドバイスしてあげればよかったのに。

高橋真麻: いやいやいやいやいや、やっぱり緊張していたみたいで。いくら立ち位置が違うと言ってもはい。私自身はアナウンサー的なお仕事がちゃんとできて、それはそれでまた自分の核というか、初心に戻った気がして、とてもやりがいを感じつつ読ませていただいておりました。

レポーター: だからステージから見ておりますと、真麻さんは落ち着いていらっしゃるのに、ヒデキ卿はなんかソワソワソワソワというか、なんか……。

高橋英樹: 分かります? それは分かりますか、やっぱり。まだまだだなあ、未熟だなあ。何年たってもこういう初日はあがるんですねえ。

レポーター: 今日の司会者という立場のお嬢様はいかがでした?

高橋英樹: 初めてMCとして見てみると、やっぱり大したものだと思いますね。逆に私は、こういうことを映像の中で演じる、ということはずっとやってきましたけれども、今日のような形で表現するということがなかなか不慣れなものですから、もう超緊張しました。

レポーター: でも皆さんは今日着物姿じゃないので、「ええ!」と思われる方もいると思います。

高橋英樹: そうですねえ。この格好ですから。でもやってみると、役者というのは色々なことができて嬉しいな、と思いますね。ちょっと似合ってません? この格好が似合う人はそうはいないですよ。

高橋真麻: これで高橋英樹さんに洋画ですとか、ミュージカルのお仕事も来たら、いろいろな意味で嬉しいなあ、なんて思いますね。

レポーター: 特に歌の世界だったらいいんじゃないですか?

高橋英樹: ちょっと待ってください。歌の世界はちょっと勘弁して欲しい。私はとても不器用なので、歌には向かないと思います。日活時代にも主題歌というものがあって、何本か映画の中で主題歌を歌ったんですけれども、当たった人と当たらない人がはっきり分かれましてね。まあ石原裕次郎さんとか小林 旭さんとか渡哲也君とかはみんな当たった方なんですけれども、当たらないほうの部類に私は入ってますので、歌はちょっと。それをやったらもっともっと緊張して笑いが出ません。

レポーター: でもそこはやっぱりお嬢様から教わるとか。

高橋英樹: ああそうか、その手があるか。

高橋真麻: やーでもそんなことを言ってねえ、自分の可能性を狭めないほうがいいですよ。

高橋英樹: ダメ出しが出た(笑)。そうですよねえ。狭める必要は無いですよね。自分で思い込めばいいんだ。そういえばいろいろな役者を見ているけれども、思い込みが激しい人はいっぱいいます(笑)。

レポーター: 今日お嬢さんの小さい頃のことを今日話していらっしゃいましたが、親子で一緒にこういう映画を観られたことってあるんですか?

高橋英樹: あります。少女っぽいものを見ていましたかね。女の子ですから。こういうトーマスくんのような、男の子が好きそうなものよりも、やっぱり女の子が好きそうなものを見ていました。

レポーター: 小さい頃っていかがでしたか? お嬢様は。

高橋英樹: とにかくやっぱり子供っていうのはかわいいし、大きく立派に元気に育ってほしい、という思いだけで育ててますから。元気で育ってくれたことが幸せですね。

レポーター: じゃあ子育てでは100点だった、ということでしょうか。

高橋英樹: どうなんでしょう。100点とは言えないかもしれないですけれども、かなり100点に近く一生懸命育てたつもりではおります。

レポーター: その親の思うとおりに育ったと思います?

高橋真麻: どうでしょうねえ。私が自分ではなんとも言えないですけれども。

高橋英樹: そうですねえ。まあ最終目標が少し遅いかな、という感じはしていますね。

レポーター: そうですよね。そこが一番心配ですよねえ。

高橋英樹: もうちょっと早いペースかな、という風に思っていたのですが。でもそれは仕事を一生懸命する、というほうが芽生えたので、それはそれでいいのかな、と思います。

レポーター: あのー、ちょっと良い話もあったような気がするんですけど。その後どういう進展になっているんですか?

高橋英樹: かなか、果物でもなかなかこう熟れてこない果物ってありますよね。まだ食べものにならない果物。その時期なんじゃないでしょうか。もう待ちます。待ちます待ちます。いくらでも待ちます。

レポーター: ……と、おっしゃっていますが。

高橋真麻: そうですねえ。ちょっとじゃあ腐らないように頑張ります。

高橋英樹: 熟れを通り越して腐る? ダメですよ、それは。

レポーター: でも、ウェディングドレス姿とかそういう姿を早く見せたい、というのは無いですか?

高橋真麻: 今日もトーマスのグッズをいただいて、もし息子がいたら、孫がいたらそのセットで、なんていう話になっていたので。

レポーター: それはプレッシャーじゃないですか。

高橋真麻: いやいや、もう夢のまた夢、という感じなので。

レポーター: そのあたりの報告はまだなんですか?

高橋真麻: いやもう全然。そればっかりは。

レポーター: でも先ほど、お嬢さんは目に入れても痛くないほどだった、ということだったんですけれども、愛おしいんでしょうねえ。

thomas高橋英樹: そうですね。やっぱり家族というのは一番大切なものだと思いますので。そういう意味では子どもたちにこういうトーマスくんのようなドラマを観てもらって、お友達とか家族とかそういうものを大事にしていくということを見ていただけたらいいな、と思いますね。私のところもやはり、家族を大事にしてきましたので、皆さんにそういう平和な日本になってほしいな、と思いますね。

レポーター: 今新しい新境地を今回のことで開かれた、とありましたが、今後どんなヒデキ卿に、あるいは英樹さんにチャレンジしていきますか?

高橋英樹: 私はオファーを受けたものは断らずに仕事をしようというふうに思っております。もうそれこそ残り少ないですから、人生が。いやいや、役としてね。いろいろなことが、演じられることがもうだんだん限りが出てきますから、どんなことでもやれるものなら全部やっていきたいと思っています。まだ人も斬りたいですし(笑)。いろいろなことをやってみたいですね。

レポーター: ああ、そうですか。人を斬るのはやめちゃったのかと思っていました。

高橋英樹: いやいや、人も斬りたいですし、逆に言うと悪役もやりたいですし、いろいろな役を演じてみたいという風に思っておりますので、今回なんかはとっても楽しかったですよ。是非、様々なオファーをいただきたいと思いますね。

レポーター: フリーになったお嬢様には、今後どのようなことを望まれますか?

高橋英樹: 元気でとにかく丈夫に頑張って、自分の好きなことをやってもらいたい、と思います。

レポーター: お嬢様はいかがですか?

高橋真麻: はい。今日はMCという立場でご一緒させていただいたんですけれども、今後なにかまた別の形で機会があったらいいなあという風には思っています。

レポーター: お父さんと一緒、というのはやっぱり嫌なんですか?

高橋真麻: いやいやいやいや。とても安心できます。今日はちょっと立ち位置が違うから不思議な感じはしましたけれども、心強いですし、人生の先輩であり同じ業界の先輩でもあるので、本当に頼りにしております。

レポーター: 愛するお父様ですものね。

高橋真麻: そうですねえ。今日の司会は大丈夫でしたでしょうか?

高橋英樹: グーです。

 真麻、退場。

レポーター: (携帯の)待ちうけ画面が……。

高橋英樹: あ、こないだ撮った写真のね。ウェディング姿の写真を。携帯の待ちうけ画面にしていますけれども。希望ですけれどもね。まああまり焦らずに。なるようにしかならないというふうに思っています。まあ人生はとにかく自分がゆっくり楽しんでもらえればいいな、という風に思っています。

レポーター: 急かす、ということはないんですね?

高橋英樹: 無いです。全然無いです。

レポーター: 早く、こういうトーマスのおもちゃなんかを持って、遊びたいですね。

高橋英樹: 遊びたいですけれども、まあ、その遊べるまで自分が元気でいればいい、と思っていますから。それだけ長生きできるのかな、と思ってますから。


(オフィシャル素材提供)


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