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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『そして父になる』第66回カンヌ国際映画祭 レッドカーペット&囲み取材

『そして父になる』
第66回カンヌ国際映画祭
レッドカーペット&囲み取材

2013-05-20 更新

是枝裕和監督、福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー
二宮慶多、黄 升炫

そして父になるchichi

配給:ギャガ
10月5日(土) 新宿ピカデリー他全国ロードショー
© 2013『そして父になる』製作委員会

 記者会見に続き、雨がふりしきる中、大きなレッドカーペットがしかれたメイン会場に登場した監督、キャスト。男性陣は子役の2人も含め黒のタキシードでビシッとキメ、女性陣は、尾野真千子が淡いピンクのシフォン・ロング・ドレス、真木よう子は現在役作り中という金髪にもよく映える光沢のある紫色のドレスで華やかさを演出。レッドカーペットの上では、皆で手をつないで横一列になって歩くなど、この映画の雰囲気をそのままにメイン会場へと進んだ。

 上映が終わるや否や、各所から盛大な拍手があがり、会場内は約10分にも渡りスタンディング・オベーションが続いた。感動と称賛の嵐に包まれた。監督や福山をはじめとするキャストたちもそれを受け涙する場面も!


【囲み取材】

福山雅治: 大変感動し、泣いてしまいました。再び大画面で観た作品そのものに対しての感動に加え、スタンディング・オベーションがすごくて。自分というよりは「是枝さんおめでとう!」という気持ちがこみあげてきてしまい、男泣きでした! 普段は芝居以外であまり泣かないけれど、今回は監督に降り注ぐあのスタンディング・オベーションにうれしくて泣いてしまった。亡くなられた夏八木さんも観ていてくれたのかなと思うような届き方でした。
 今日のレッドカーペットも映画の撮影時も、子供たちに助けられた気がします。海外の方たちとこうして一緒に作品をみると、笑いが起きていて意外なところもありました。さらに、伏線に対しての反応など、作品を観る力の高い観客の方々に来ていただいているんだなと感じ、観ている間にさらに緊張が高まっていってしまいました(笑)。僕も何かいやなことがあったら「あの時はよかったね」とこの日のことをリリーさんと語りたいです(笑)。

尾野真千子: こんな感動は初めてでした。すごいスタンディング・オベーションを見て、日本の文化や気持ちなどが海外の方にも伝わるんだと知ってさらに感動しました。レッドカーペットはカンヌで輝ける場所だと思います。今まで頑張った自分へのご褒美かな。心までピンク色いなりました! 審査員の河瀬監督とは今回の作品について何もやりとりしたりしていないですが、成長したところを是非観てほしいです。

真木よう子: スタンディング・オベーションを受けて、じわじわと感動を実感しました。改めてみんなでひとつの作品を作れたことをうれしく思います。レッドカーペットは憧れもあるけれど、緊張しちゃう場所です。でも、子供たちがいてくれたことで、みんなで手をつないで温かい気持ちで歩けて嬉しかったですね。

リリー・フランキー: 1人の映画ファンとしてこの作品はすごくいいなぁと感じています。他の人もそう思ってくれるかなと思いながら今日の会場で観ましたが、ああいう風に沢山の方と思いを共感できて、監督の背中をみて、自分も少しは協力できたのかなと感じ、嬉しく思いました。監督の涙を見てしまい、号泣しそうになってしまった(笑)。この話は、福山くんと飲むと一生することになると思います(笑)。いやなことがあったら、この日の映像とかを見ながら、あの時は良かった、輝いていたねって(笑)。
 レッドカーペットはジョージ・クルーニー風にしようかとか色々とシュミレーションしていたけれど……今回は子供たちがいてくれたおかげで照れくさくなく歩けて本当に良かった。映画の現場も彼らのおかげで8時終わりでしたし。マイケル・ジャクソン風の靴と白い靴下だけ……ちょっと失敗だったかなぁ(笑)。

是枝裕和監督: こんなに温かい拍手に包まれて本当に嬉しかったです。さらにそれをみんなで共有できたことが素晴らしいことだと思います。映画の現場と同じ雰囲気でキャストやスタッフとここに参加できて、すごく心地良かったですね。辛いことがあった時は、ぜひリリーさんと福山さんが「あの時は良かった」と語り合う場に僕も参加させてほしいです
。  こうして沢山の方々と一緒に映画を観ることで、ここで笑うんだとか色々と気づくことも多かったですね。今回の上映でお客さんに「届いてるな!」と感じさせてもらいました。満足しています。納得のいくものになっていると思います。夏八木さんは亡くなるまで役者を貫いた方。自分もそういう作り手になりたいです。


(オフィシャル素材提供)


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