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作品紹介

トップページ > 作品紹介 君と歩く世界

2013-04-04 更新

原題:DE ROUILLE ET D'OS
君と歩く世界rouilleos
© Why Not Productions-Page 114-France 2 Cinema-Les Films du Fleuve-Lunanime

イントロダクション

 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』で世界中を魅了し、フランス人女優としては49年ぶり史上2度目のアカデミー主演女優賞受賞の快挙を成し遂げたマリオン・コティヤール。その後はハリウッドからのラブコールが相次ぎ、『ミッドナイト・イン・パリ』『ダークナイト ライジング』などの大ヒット作への出演も記憶に新しい彼女は、今や国際的に最も熱い眼差しを浴びる映画界のミューズとなった。そのコティヤールが現代のフランスを代表する名匠ジャック・オディアールと組み、“両脚をなくした女性”という難役中の難役に挑んだ話題作が『君と歩く世界』だ。

rouilleos 1994年に『天使が隣で眠る夜』で鮮烈な監督デビューを飾ったオディアールは、『リード・マイ・リップス』『真夜中のピアニスト』『預言者』といった濃密かつサスペンスフルな快作を世に送り出し、一作ごとに評価を高めてきた。カンヌ国際映画祭コンペティション部門やフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の常連監督でもある彼が、この長編6作目となる最新作では、これまで一貫して描いてきた男臭いノワールな世界とは異なる新境地に挑戦。映画ファンの最大級の期待感をかき立てずにおかないオスカー女優&名匠の初のコラボレーションは、まぎれもなく究極の愛の物語でありながら、通常の恋愛映画の概念では語り尽くせない至高のヒューマン・ドラマへと結実した。かくして本作は絶賛を博したカンヌでの上映、フランス国内でのスマッシュ・ヒットを経て、ロンドン映画祭で最優秀作品賞を獲得するなど、並々ならぬ大反響を呼び起こしている。

ストーリー

 南仏アンティーブの観光名所マリンランドのシャチ調教師ステファニーを突然襲った事故は、彼女の人生を一変させた。満場の拍手を浴びながら、シャチの華麗なショーを指揮している最中にステージが崩壊し、両脚を失う大怪我を負ってしまったのだ。

rouilleos 失意のどん底に沈んだステファニーの心を開かせたのは、彼女自身にとっても意外な人物だった。ナイトクラブの元用心棒で、今は夜警の仕事をしているシングル・ファーザー、アリは他の人々のように同情心でステファニーに接するのではなく、両脚がないことを知りながら彼女を海の中へ導いていく。

 やがてステファニーは、どこか謎めいていて獣のように野性的なアリとの触れ合いを重ねるうちに、いつしか生きる希望を取り戻し、輝かしい未来へと歩き出していくのだった――。


(2012年、フランス/ベルギー、上映時間:122分、R15+)

キャスト&スタッフ

監督:ジャック・オディアール
原作:クレイグ・デイヴィッドソン『君と歩く世界』(集英社文庫刊)
出演:マリオン・コティヤール、マティアス・スーナールツ、アルマン・ヴェルデュール、セリーヌ・サレット、コリンヌ・マシエロ、ブーリ・ランネール、ジャン=ミシェル・コレイアほか

配給
ブロードメディア・スタジオ
4月6日より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー!

オフィシャルサイト
http://www.kimito-aruku-sekai.com/main.html

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