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『ブルーノのしあわせガイド』初日トークイベント

2013-04-19 更新

ベリッシモ・フランチェスコ、新谷里映

ブルーノのしあわせガイドscialla

配給:アルシネテラン
4月13日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
© 2011 I.B.C. Movie

 ある日突然共同生活をすることになった“年の離れた親友”が“実は親子だった”という設定をユーモアたっぷりに描いた、映画『ブルーノのしあわせガイド』が、4月13日(土)よりシネスイッチ銀座他にて公開中だ。

 この度は、本作の公開を記念して作品の舞台でもあるローマで生まれ育った、タレント・料理研究家ベリッシモ・フランチェスコのトークイベントが初回上映後に開催された。生粋のローマっ子である、ベリッシモによるイタリア・ガイドとも言えるほどに豊富なローマやイタリアに関するトークに、観客は心地よい映画の余韻と共に楽しく耳を傾けていた。


新谷里映: 『ブルーノのしあわせガイド』をご覧になっていかがでしたか?

ベリッシモ・フランチェスコ: とても感動できました! そして故郷のローマのことも思い出せる作品でした。

新谷里映: 好きなシーンはどこですか?

ベリッシモ・フランチェスコ: マフィアとの喧嘩のシーンで、絡まれた息子を父親が庇うところがあるんですが、そこで描かれる親子の関係が良かったです。あとは今イタリアが不況なので、知り合いでも作品に登場したチンピラのようなことをしている人がいるかもと思ったりもしました(笑)。

新谷里映: ローマで生まれ育ったということで、なにか地元を思い出すシーンなどありましたか?

ベリッシモ・フランチェスコ: テヴェレ川という所が出てきたのですが、このそばに通っていた高校がありました。

新谷里映: その時の学生生活はいかがでしたか?

sciallaベリッシモ・フランチェスコ: ルカよりも悪かったですね(笑)。イタリアでは学校を休むと翌日に親がサインした欠席届を提出するのですが、それを自分で作ったりしていました。

新谷里映: 出演している俳優についてはいかがでしたか?

ベリッシモ・フランチェスコ: ブルーノ役のファブリッツィオ・ベンティボリオは色々な表情を使い分けられる素晴らしい俳優です。今回は少しコミカルな役どころですが上手かったですね。そのおかげで、シリアスなヨーロッパ映画と比べて、ジョークも楽しめてずっと楽しんでいられました。

新谷里映: 作品の原題でもある言葉「シャッラ」は実際に使われますか?

ベリッシモ・フランチェスコ: 4~5年くらい前から使われ始めた若者言葉ですね。あまり大人は使わないですが、この映画のおかげで流行るかもしれません。

新谷里映: 作品ではよくブルーノがバールに行きますが、どんな場所なのですか?

sciallaベリッシモ・フランチェスコ: イタリアにはコンビニがないんです。なので朝から夜まで開いていて買い物と食事が出来る場所なので、みんなが使っています。イタリアでは地下鉄の乗車券を売る機械がよく壊れますが、バールでは切符も買えるので、旅行に行く時は使ってみて下さい。でも食事をするならちゃんとしたレストランの方がおススメです。バールにばかり通うブルーノはきちんと栄養が取れてなかったかもしれませんね(笑)。

新谷里映: 故郷のローマに行かれた時に必ず食べるものはなんですか?

ベリッシモ・フランチェスコ: カルボナーラです! 最近イタリアではみんな元気がないですが、カルボナーラを食べると仕事もプライベートも元気になるんです。

新谷里映: そのカルボナーラを美味しく作るコツはありますか?

ベリッシモ・フランチェスコ: 入手しづらいかもしれませんが出来ればグアンチャーレ(豚のほっぺた)を使い、後は新鮮な卵やオリーブオイル、黒コショウ、パルミジャーノチーズなどが必要ですね。詳しくは僕のレシピ本を読んで下さい(笑)。

新谷里映: イタリアの恋愛事情はどうですか? ブルーノのような知的な男性はモテますか?

ベリッシモ・フランチェスコ: 若い時はやんちゃな子のほうがモテますね。でも年齢を重ねたら、ブルーノのように落ち着いていたほうがモテると思います。

新谷里映: イタリア人は恋愛に積極的ですか?

ベリッシモ・フランチェスコ: 必ず女性に声はかけますね。そこから仕事や恋愛につながりますので。ですので、ナンパが出来る人は仕事が出来るとも言われています。落ちこまない気持ちと切り替えの早さが養われますから。

新谷里映: 今日本に暮らしていて感じる日本人女性の良さはどこですか?

ベリッシモ・フランチェスコ: イタリア人と比べると若くみえて、スタイルも良いと思います。

新谷里映: 最後に一言お願いします。

ベリッシモ・フランチェスコ: これからもどんどんイタリアの映画を見てほしいです!


<ベリッシモ・フランチェスコ>

 1979年1月3日、イタリア・ローマ出身。イタリア料理研究会会長。現在は、クッキングショー、料理教室の主宰、講演、トークショー、料理イベント、雑誌やテレビなど多方面で活躍中。


(オフィシャル素材提供)


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