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舞台挨拶・イベント

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『アーティスト』来日舞台挨拶

2012-03-30 更新

ミシェル・アザナヴィシウス監督、ルドヴィック・ブールス(作曲)、中谷美紀

アーティスト

配給:ギャガ
4月7日(土) 全国ロードショー
(C)La Petite Reine. Studio 37. La Classe Americaine. JD Prod. France 3 Cinema.
 Jouror Productions. uFilm


 2月27日発表となったアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、作曲賞、衣装デザイン賞の最多5部門を受賞したフランス映画『アーティスト』。4月7日の日本公開に先駆け、ミシェル・アザナヴィシウス監督と作曲歌のルドヴィック・ブールスが来日、メイン劇場であるシネスイッチ銀座にて舞台挨拶が行われた。アカデミー賞受賞の興奮さめやらぬまま、受賞式後わずか10日後の緊急来日となった。

 アザナヴィシウス監督と作曲家のブールスは、2006年の東京国際映画祭でサクラグランプリを受賞して以来、6年ぶりの2度目の来日。当日到着しわずか2時間の日本滞在で舞台挨拶にのぞんだ監督とブールスは、満席の会場で割れんばかりの拍手で出迎えられた。

 ゲストの中谷美紀が大輪の花束をもって登壇すると、その美しさに両名からため息が漏れた。フランス人らしく監督は登壇する中谷さんの手を自然にもってエスコートしたり、ブールスは中谷さんの手にキスをしたりとアピール。監督は、中谷さんの美しさを称賛するコメントをした後「私の妻は主演女優のベレニス・ベジョなので、変な下心はありません」と弁解し、会場の笑いを誘った。

 作品を鑑賞し、大変感動したという中谷から来日した二人に熱心に質問が出たり、オスカー像が登場し、監督が中谷さんに像を持たせるシーンでは「帰さないわよ」というジェスチャーをしたりと、終始にこやかな舞台挨拶となった。


壇上コメント

ミシェル・アザナヴィシウス監督: 震災の1周年に来日できたことは、感慨深いです。この作品をもってこられてよかったと思います。
 世界中にこの映画が受け入れられた理由に、秘密はないです。秘訣があるなら次回作のために自分でも知りたいです。ただ一つ言えることは、真摯な気持ちで作ったということです。受けは狙っていません。皆さんに感動を与えられるように作りました。このロマンティックなサイレント映画はユニバーサルな言語です。映画への愛情を再認識することできます。サイレントムービーは好きです。その感動をよく知っているので、皆さんと分かち合いたいです。

ルドヴィック・ブールス: 津波の映像をテレビで見ていて、6年前の東京のことを思って心を痛めていました。この時期にこの作品を日本の皆様に紹介できてうれしいです。今回の作曲の仕事は、役者の感情を監督の頭の中を翻訳しなければなりませんでした。エキサイティングな仕事でした。

中谷美紀: スターの栄枯盛衰、そして再生、たくさんの要素が入っている映画。大好きです。映画への愛がひしひしと感じられました。そしてわくわくし、たくさん笑って泣きました。大変感動しました。
 (オスカー像を持った感想を問われて)とても重いです。お米を買って帰る時のようです。


(オフィシャル素材提供)


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