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作品紹介

トップページ > 作品紹介 電人ザボーガー

2011-10-19 更新


電人ザボーガー
(C)2011「電人ザボーガー」フィルム・パートナーズ

イントロダクション

 『電人ザボーガー』ときいて、「ああ、あの……」と即答できる人はそう多くはないだろう。1974年4月よりフジテレビ系にて放映され、当時ブームだった空手アクションとロボットを同時に採り入れた意欲作だったが、30数年の歳月を経た今となっては、「どちらかといえば」という形容さえも躊躇(ためら)われるような、知る人ぞ知るマイナー作品といっても過言ではない。バイクへ変形するロボットというアイデアをいち早く映像化した先見性も、顔のついたバイクの衝撃的なビジュアルも、それ故にあまり語り継がれることなく今に至っている。

 この「ザボーガー」が、井口昇監督の手で映画化されるという驚くべきニュースが飛び込んできたのは、2009年の暮れであった。放映当時5歳の井口監督は、まさにその衝撃的なビジュアルを深くその心に刻んだ直撃世代である。長じて映画監督となり、『猫目小僧』や『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』といった独自路線を邁進し、多くのファンを持つ井口氏にとって、『ザボーガー』の映画化は「果たせぬ夢」のひとつだったと語っており、いわば必然だったのかもしれない。

 今回の映画化にあたって、井口監督は、旧作を大胆に解体し、青年大門を主人公とする第1部と、熟年大門を主役にした第2部からなる大河ドラマへと再構築。それにともない、旧作のキャラにも独自の役割を与えて、よりドラマチックなストーリーへと仕立て上げることに成功した。CGをはじめとする映像技術は、当時は不可能だったザボーガーの1カット変形を可能とするなど、ビジュアル面での見事な補完を果たしている。その一方で、「ヘリキャット」をあえて「ヘリキャッツ」と呼称するなど、旧作へのオマージュというべき部分も散見され、愛情の深さを垣間見ることができる。

 この『電人ザボーガー』は、そうした70年代と現代が見事に同居する、古くて新しいヒーロー活劇なのだ。

ストーリー

 第1部 たたかえ!電人ザボーガー!
 国会議員ばかりが次々に狙われるという事件が起きた。次の標的は若杉議員であるとの犯行予告を受け、万全の警備を敷いていた警視庁、新田警部らの前に、ついにその姿を見せるサイボーグ組織∑(シグマ)。ミスボーグ率いるロボット、ヨロイデスに若杉議員が今まさに餌食となろうとしたその時、颯爽と登場する影ひとつ。秘密刑事、大門豊とその相棒、電人ザボーガーであった。

 第2部 耐えろ大門! 人生の海に!
 あれから25年。ザボーガーを失い、秘密刑事も退職した大門は、今は総理大臣となった若杉の運転手を務めていたが、ついにその職も失い無一文となる。そんな彼の前に現れる∑(シグマ)の新たな幹部、秋月玄。そして∑(シグマ)からの脱走者、明子。さらに、大門の前に追い打ちをかけるように姿を現したのは、ひそかに修復され、今や∑(シグマ)の手先となったザボーガーであった。

(2011年、日本、上映時間:114分)

キャスト&スタッフ
監督:井口 昇
企画・原作:ピープロダクション
出演:板尾創路、古原靖久、山崎真実、宮下雄也(RUN&GUN)、佐津川愛美、木下ほうか、渡辺裕之、竹中直人、柄本 明ほか

配給:キングレコード/ティ・ジョイ
配給協力・宣伝:日活
新宿バルト9ほか全国ロードショー中!

オフィシャルサイト
http://www.zaborgar.com

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