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記者会見

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『ツレがうつになりまして。』完成披露記者会見

2011-10-03 更新

宮崎あおい、堺 雅人

ツレがうつになりまして。

配給:東映
2011年10月8日(土)公開
(C)2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会

 映画『ツレがうつになりまして。』の完成披露記者会見が都内某所にて行われた。主演の宮崎あおいと堺 雅人の二人が出席して、映画にちなんだ“結婚同窓会”をチャペルで再現した。

 本作は、細川貂々(ほそかわてんてん)のベストセラー人気コミックエッセイの映画化。突然、うつになった会社員の夫(ツレ/堺)と彼を支える漫画家の妻・晴子(宮崎)が病に向き合いながら、夫婦の関係を見つめ直し、少しずつ成長していく姿が描き出される。

 二人の共演は、NHK大河ドラマ「篤姫」(08)以来、約3年ぶりで2度目。またも夫婦役での共演となる。
 宮崎は「堺さんとは、今後もとことん夫婦を演じるというのも面白いと思う」と楽しそうに語った。堺も「次は違う間柄でと思いましたが、あおいちゃんとならずっと夫婦を演じ続けるのもいいかな」と同調した。

 宮崎は、堺について「『篤姫』でご一緒したときから信頼しています。堺さんが相手なら遠慮なく何でもできる。変な気も使わず楽ですし、芝居していても楽しいです」と絶対の信頼を抱いていることを明かした。
 堺のほうも「僕もあおいちゃんに全幅の信頼を置いている。いい意味で力が抜けるし、演技に余裕も生まれる。(相手が)あおいちゃんじゃなければ、全然違う夫婦になっていたはず。誰かの真似ではなく我々だからこその夫婦になったと思う」と語り、特に「ケンカのシーンをリハーサルしたのが面白かったです」と述懐した。

 今回演じた役柄について、宮崎は「二人の幸せの形を探しながら、あまり頑張りすぎず、心地よいバランスを見つけた素敵な夫婦」と話し、堺も「例えば60点の夫婦でも、『あと40点足りない』って考えるか、『60点もある』って考えるかで全然違う。ふたりなりの“100点”を見つけることが大事、勇気がいるし、美しいこと」と説明した。

 印象に残ったシーンを聞かれ、宮崎は劇中に登場する教会のシーンを上げた。このシーンの撮影には原作者の貂々さん夫婦も参加しており、「難しいシーンでしたが、不思議と心に残ってます」と語った。堺も「ご家族を目の前に演じるというのは、グッとくるものがありました」と感想を述べた。

ファクトリー・ティータイム

 原作は、細川貂々(てんてん)が、夫のうつ病と向き合って暮らした実話を、イラストを交えてつづったエッセーマンガ(幻冬舎)。06年の発売以来、30万部のベストセラーを記録。09年には藤原紀香とお笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造の共演でNHKでドラマ化されている。
 宮崎と堺、お似合いの二人に会場からはため息が漏れていた。今後の共演も楽しみ。夫婦役はもちろん、いろんな関係性の二人もぜひ見せて欲しい。

(文・写真:Sachiko Fukuzumi)


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