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『一枚のハガキ』プレミア試写会

2011-07-15 更新

新藤兼人監督、豊川悦司、大竹しのぶ

一枚のハガキ

配給:東京テアトル
8/6(土) テアトル新宿、広島・八丁座にて先行ロードショー、8/13(土)より全国ロードショー
(C)2011「一枚のハガキ」近代映画協会/渡辺商事/プランダス

 御年99歳、日本最高齢の新藤兼人監督作品『一枚のハガキ』。8月6日(土)からの公開に先立ち、7月13日、プレミア試写会が行われ、新藤兼人監督、主演の豊川悦司、大竹しのぶが登壇した。
 また、本試写会には天皇皇后両陛下がお見えになり、監督とキャストへご挨拶された後、天皇陛下お一方で映画をご鑑賞された。

 上映前に、ホール内ロビーにて天皇皇后両陛下をお出迎えした新藤兼人監督、豊川悦司と大竹しのぶ。
 まず、新藤監督から「天皇陛下、皇后陛下、本日はありがとうございます。私は、新藤兼人です。本日は、私の映画を観に来て下さりありがとうございます」と、感極まった様子で天皇皇后両陛下に挨拶した。
 それに対して皇后陛下は、「ごめんなさいね、今日は最後までいることができず、せめてお祝いだけ申し上げたくて参りました。また、改めて観たいと思っています」とお答えした。

 そして1999年に日本映画名作鑑賞会にて新藤監督の『裸の島』(1960)を両陛下でご鑑賞になったこともあり、天皇陛下は「パンフレットの写真を見ますと、『裸の島』を思い出すような二人の写真がありましたね。水桶を担いでいる」と前作をほうふつとさせるワンシーンについて新藤監督にお話された。

 その後、ホール内にて行われた新藤監督、豊川悦司、大竹しのぶによる客席からの挨拶ののちに、ご臨席になられた天皇陛下は、「映画を撮るのは大変でしょう」と隣の新藤監督に語りかけられた。

 「天皇陛下は、毎日毎日忙しくて大変ですね」と返した監督に、「映画を撮る方が大変でしょう」とさらに天皇陛下が返されると、監督がこれに答えている間に上映がスタート。

 上映後、新藤監督が「天皇陛下、ありがとうございました!」と力強く感謝の意を述べると、天皇陛下は「最後に救いがあるのがいいですね」とおっしゃり、新藤監督は「新しい日本に生まれ変わりました!」と答え、握手をかわした。

 映画のワン・シーンのように感動的な光景に、会場からは惜しみない拍手が起こり、天皇陛下のご退場後もしばらく鳴りやまなかった。


(オフィシャル素材提供)


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