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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『ATOM』ワールド・プレミア舞台挨拶

ワールド・プレミア舞台挨拶

2009-10-12 更新

上戸 彩、役所広司、デビット・バワーズ監督、マリアン・ガーガー(プロデューサー)、フランシス・カオ(製作総指揮・IMAGISTUDIO創業者)、手塚 眞(映画『ATOM』監修・宣伝プロデューサー)イアン・グォ(香港版アトム役)、アーロン・クォック(香港版テンマ役)

MW-ムウ-

配給:角川映画、角川エンタテインメント
10月10日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
(C)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (C) Tezuka Productions Co., Ltd.

 日本漫画界の父・手塚治虫の不朽の名作「鉄腕アトム」をハリウッドが3DCGアニメ化した『ATOM』のワールド・プレミアが10月5日(月)に新宿の映画館で開催され、日本語吹き替え版でアトムの声を担当した上戸 彩、テンマ博士の声を担当した役所広司、この日のプレミアのために来日したデヴィッド・バワーズ監督、マリアン・ガーガー プロデューサー、製作総指揮のフランシス・カオ、手塚治虫の長男で本作の監修、宣伝プロデューサーを務める手塚 眞が、レッド・カーペットと舞台挨拶に登場した。
 また、香港からはイアン・グォ(香港版アトム役)とアーロン・クォック(香港版テンマ役)がゲストとしてレッド・カーペットに登場した。


 少年たちによる鼓笛隊が奏でる「鉄腕アトム」のテーマ・ソングに迎えられて、レッド・カーペットに登場したメンバーがフォト・コールを行った後、場所を移し舞台挨拶が行われた。

 まずは、アトムの声を演じた上戸が「この仕事をいただいたとき、ヒーローの役をやれることが嬉しくて『やるやる!』って感じでしたが、作品を観て切なくて、悲しくてでも温かくて……前もってこの物語を知っていたら、怖くて出来なかったかもしれません。アトムのファンの方を悲しませないと思い、一生懸命やりました」と挨拶した。役所との声の共演については「一緒に収録というのはなかったんですが、今日、お会いして『テンマ博士がしゃべってる!』って感じです(笑)。役所さんの渋くてかっこいい声のおかげで、アトムの声を入れるときも落ち着いて親子の関係を出せたと思います」と笑顔でコメントした。

 テンマ博士役の役所は「僕はアトムで育ちました。風呂に入るといつも髪を“アトムヘア”にしていましたね(笑)。21世紀になり、この映画が生まれ、手塚さんのメッセージが、さらに力強く伝わると思います」と力強く語った。上戸との共演については「残念なことに僕のほうが先の収録だったので、アメリカ版の声を聞きながらひとり寂しくやってました……」と残念そうにコメントした。

 バワーズ監督は「ワールド・プレミアがこうしてアトムの故郷の日本で行われることを嬉しく思い、また、皆さんにご覧いただけることに興奮してます!」と興奮気味に挨拶した。

 故・手塚治虫の子息・手塚 眞は「この映画に携わって、何度も作品を拝見しましたが、観るたびに涙しています。手塚の精神を感じさせる作品になっています!」と熱く語り、映画をアピールした。

 この日は、二足歩行ロボットのASIMOがアトムに会いに駆けつけ、夢のロボット共演が実現。ASIMOは上戸や役所と握手を交わしたり、観客に挨拶したりと、愛らしい姿と高い技術力で会場を湧かせた。

 手塚治虫・生誕80年を記念して製作された『ATOM』。オリジナルの精神を受け継ぎ、愛や友情をテーマに壮大なスケールで、感動的な作品に作りあげられた。誕生より半世紀―アトムはついに、世界を変えてゆく。その勇姿を是非、劇場の大スクリーンで堪能して欲しい。

(文・写真:福住佐知子)


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