インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

インタビュー

トップページ > インタビュー > 『宇宙(そら)へ。』宮迫博之(雨上がり決死隊)オフィシャル・インタビュー

宮迫博之(雨上がり決死隊)オフィシャル・インタビュー

2009-08-19 更新

ぜひお子さんに見せてあげて宇宙規模の感覚をもった大人になるよう、ぜひ家族で観てください

PLASTIC CITY 宇宙(そら)へ。

宮迫博之(雨上がり決死隊)

1970年3月31日大阪生まれ。日本語版吹き替えのお仕事に『ヴァン・ヘルシング』『Mr.インクレイディブル』、ナレーションのお仕事にフジテレビ「Vメシ!DREAM」、NHK「沸騰都市」などがある。


配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
8月21日よりTOHOシネマズ六本木ほか全国ロードショー
(C)Photo(s)NASA

 『宇宙(そら)へ。』の日本版ナレーションを担当した“雨上がり決死隊”の宮迫博之がオフィシャル・インタビューで本作の魅力を語った。

『宇宙(そら)へ。』のナレーターのお仕事の依頼があった時にはどのように思いましたか?

 依頼があった時にNASAって聞いて、本当にドッキリやと思ってたんですよ。今でも何%か思ってるんですけど……NASAの仕事って?って、ちょっとびっくりしましたね。子供の頃NASAと言うたらものすごく固いプラスチックとか、「絶対これNASAのヤツやで」とか言うてたぐらいのものだったんで。よくできた物はみんなNASAが開発したと思ってたんで。それくらいの感覚だったのでまさかNASAの50年間の作品のナレーションをするとは、夢にも思ってなかったです。

ナレーションを担当するにあたって苦労した点や工夫した点を教えてください。

 こういう声の仕事の時についてくるのは、僕は関西出身なので、どこかイントネーションが関西弁、関西なまりになってしまう箇所が出てくるので、そこを消すのが毎回苦労するところです。工夫というのは、表情は映らないんですけど、明るい感じのことをしゃべる時は、顔は笑顔ですし、逆にそうでない時はそういう顔をしてやっていますね。そうしないと本当のそういう感情が声に乗せられないので。

映画『宇宙(そら)へ。』を観た感想を教えてください。

 今まで40歳前まで生きてきて、いろいろなロケット打ち上げの失敗だったりとか、スペース・シャトルが駄目になってしまったとか、結構他人事のように聞き流したり見流したりしてしまっていたことが、この作品を観て、それこそ本当に多くの人たちや莫大なお金、努力いろんなものの結晶がほんの一瞬で駄目になってしまう映像が入っていて、これは聞き流したり見流したりしては駄目なことなんだということを再確認し、気づかされましたね。同じ人類のために努力してくれている人たちのいろんなことが分かったので、これからは情報も出来事もしっかりと受け止めてちゃんと自分の中においておかなければあかんことなんやなとすごく実感できましたね。

宇宙の風景についてはどう思いましたか?

 僕は昔から言うてるんですけど、一つひとつが星みたいに見えて銀河やったりするわけやないですか、なぜ人類が人類だけやと思ってんのやろって思うんですよ。そら、あんだけ信じられん数の星がおるでしょ。絶対にいます、絶対的に。もっと年を重ねた人類が山ほどいるわけですから。だってここ100年ですからね、実際宇宙に飛び立つまで。それまでってちょんまげ結うてましたからね。そう考えたらそらまあいますよ、いろいろ。もちろんできることなら自分が生きている間にもっと宇宙と繋がりたいですけどね。近づけると思いますし。

今まで宇宙に興味をもったことはありましたか?

 結構大人になってから月の砂っていうのが嘘やったんやと知って、ものすごいショックを受けたことを覚えてます。友達が「これ月の砂や」って。あれって何かの死骸なんです。星の形をした砂みたいですけど、砂ですらないんです、あれは珊瑚かなんかの死骸なんです。それで憤慨した記憶があります。いつか本物の月の砂を手に入れたろと今でも思ってますからね。友達に「これ隕石や」と普通のコンクリ削れたヤツを騙されて200円で買わされたことがあるんです。それも僕はいつか本物を手に入れてやろうと思っています。

この仕事を通じて、子供たちにメッセージをお願いします。

 今の子供たちがちょうど僕ぐらいの年になった時には、もっといろんなことが可能になっていると思うんですよね。それこそ宇宙旅行も完全に夢の話ではなくなってしまいましたから、もっと開発のスピードが進んでいけば……。グァムに行くぐらいのお金で行けるようになったらいいんですけどね。もっと遠くなったら、そんなにお金を払ってられないから、ぜひグァム旅行くらいのお金でね。正月は正月料金になるからなぁ、それは勘弁してほしいなぁ(笑)、正月も同じ料金で行けるようにぜひ。

子供の頃、将来こんな風になりたいという夢は何でしたか?

 小学校の時に卒業文集で担任の先生に書き換えさせられたんですけど、最初に「世界征服かタクシー・ドライバー」って書いたんです。その落差が小学生の時にすごく面白くて、「なんで世界征服とタクシー・ドライバーが並列やねん」てキャッキャッ言うてたんですけど、担任の先生に殴られて書き直しをさせられました。

この映画のように、多くの失敗を重ねてもなおまた宇宙に行きたいと挑戦する不屈の精神についてどう思いましたか?

 自分なんて小さい存在なんですけど、あきらめずに取り組むことで僕も何とかね。この世界を辞めようと思ったことはないけど、8回くらい死のうと思うくらい追い込まれたけど、そこを乗り越えてやってきたからこの『宇宙へ。』にも出会うことができましたし、あきらめない心と気持ち、継続は力だということが改めて分かる作品ですね。

なぜ人類は宇宙に憧れるのだと思いますか?

 何でなんでしょうね、やっぱり繋がりたいんじゃないでしょうか、まだ見ぬ別の人類と。大きな意味で。地球ってひとつの生き物だと思うので、地球も友達がほしいんじゃないですかきっと。だから人間というものを利用して友達と繋がろうと地球がしてるんじゃないでしょうかね。いまそこそこいいこと言いましたよね(笑)? こんなん言わんかったらいいのに、いいこと言うたとか(笑)。

この映画をどんな人に観てほしいと思いますか? メッセージをお願いします。

 僕も小学校3年生の子供がいるので、家族でお父さん、お母さんと一緒に子供にも観てほしいですね。僕が子供の頃には『宇宙へ。』は無かったので、子供の頃に観られてたら違う感覚をもてたのかなと思える作品なので、ぜひお子さんに見せてあげて宇宙規模の感覚をもった大人になるよう、ぜひ家族で観てください。


(オフィシャル素材提供)

Page Top