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作品紹介

トップページ > 作品紹介 シネマ歌舞伎『怪談 牡丹燈籠』

2009-06-29 更新

シネマ歌舞伎『怪談 牡丹燈籠』
(C)松竹株式会社

解説
 三遊亭円朝の傑作『怪談 牡丹燈籠』は、明治二十五年(1892)に三世河竹新七の脚色により、歌舞伎座で上演され空前の大当たりとなりました。
 以来、人気演目として今日に至っておりますが、シネマ歌舞伎にもなった中国の昆劇『牡丹亭』もその下敷きとなったと言われています。今回上映いたしますのは、昭和49年(1974)に大西信行氏が文学座のために書き下ろしたものです。言葉は口語に近く、人物像もより深く掘り下げられた、笑いどころも満載の、現代版『怪談 牡丹燈籠』になっております。
 伴蔵とお峰は、18年ぶりに仁左衛門と玉三郎が演じ、イキのあった絶妙な夫婦のやりとりを見せています。そこに萩原新三郎(愛之助)とお露(七之助)、宮野辺源次郎(錦之助)とお国(吉弥)の二組の男女の物語が重なり、幽霊よりも怖い人間の業の世界が展開していきます。カラン、コロンという下駄の音を響かせ、牡丹燈籠を手に現れるお露とお米(吉之丞)の二人の幽霊の怖さとおかしみも見どころです。またこの大西本は、原作者である円朝が舞台にも登場してい高座で『牡丹燈籠』を「噺す」という趣向をとっており、こちらも三津五郎の力演によりたっぷりとお楽しみいただけます。

あらすじ
旗本の飯島平左衛門の一人娘であるお露は、身分違いの浪人である新三郎を恋い慕うあまり病に罹り世を去り、お米もお露の後を追って自害してしまった。死んでからも新三郎のことが忘れられないお露は幽霊となってお米と新三郎の家に現れる。しかし新三郎は幽霊となった二人に気付かず、お米の勧めるまま、お露と枕を交わすのであった。

(平成19年10月歌舞伎座にて撮影、日本、上映時間:155分予定)

キャスト&スタッフ
原作:三遊亭円朝
脚本:大西信行
演出:戌井市郎
出演:片岡仁左衛門、坂東玉三郎、坂東三津五郎、片岡愛之助、中村七之助、中村壱太郎、中村吉之丞、上村吉弥、坂東竹三郎、坂東竹三郎ほか

配給
松竹
7/11(土)より東劇ほか全国順次ロードショー

オフィシャルサイト
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/botandoro/(外部リンク)

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