インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『インビジブル・ターゲット』初日舞台挨拶

初日舞台挨拶

2008-09-13 更新

ジェイシー・チャン

インビジブル・ターゲット

配給:アートポート
シネマスクエアとうきゅう他全国公開中
(C)2007 Universe Entertainment Limited, Sil-Metropole Organisation Ltd., Guangzhou Ying Media Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED

 『香港国際警察/NEW POLICE STORY』『プロジェクトBB』のベニー・チャン監督が、香港を代表する若手イケメンスター3人を主役に迎えた『インビジブル・ターゲット』が公開された。初日にはその中の1人ジェイシー・チャンが舞台挨拶に現れ、ファンの前で本作の魅力を語ってくれた。

 実は、前日に予定されていた記者会見を、おたふく風邪のため急遽中止したジェイシー・チャン。この日の舞台挨拶も危ぶまれたが、爽やかな笑顔で登場し、「日本での公開初日を迎え、とてもうれしく、少し緊張しています」と答えた。

 ニコラス・ツェー、ショーン・ユーと共に主演を務めた本作では、心優しいワイ巡査役を演じているが、「アクション・シーンが多いので、本当はこの映画には出たくなかったのですが、監督にだまされました。途中までは普通の人間ドラマなのに、途中からは人に殴られるシーンが続き、殴られるのは嫌なので、殴られるよりも殴るほうが良いと思いました」と意外な胸の内を披露し、場内は笑いに。

 アクションと言えば大先輩の父親、ジャッキー・チェンだが、「出演にあたって、父からのアドバイスはありません。優秀なスタッフが揃っていますから、監督やアクション監督に聞けばいいので、わざわざ父親に聞く必要はありません」ときっぱり。偉大な父親を持った彼ならではの心境の一端ものぞかせた。

 もし、この映画の演技について、主演の3人の中で誰かに金メダルをあげるとしたら? と聞くと、「3人とも銅や銀を欲しいとは思っていないでしょう。金メダルを3つに割って分け合います」と答え、観客も納得。もし、この映画の演技について、主演の3人の中で誰かに金メダルをあげるとしたら? と聞くと、「3人とも銅や銀を欲しいとは思っていないでしょう。金メダルを3つに割って分け合います」と答え、観客も納得。

 「3人の間には、ニコラスがバスから飛び降りれば、僕が火に飛び込み、ショーンがガラスにぶつかるといったように、良い意味での競争心がありました。1人がスタントを使わなければ、他の2人も使うわけにはいきません。負けになりますからね。ニコラスには、子供がいるのだからスタントを使ったほうが良いよと言ったのですが、全然聞いてくれませんでした。ショーンにも、将来子供を作るのだから無理するなよと言ったのですが、駄目でした。このように、3人とも必死でこの映画を撮りました」と、現場の熱い空気を語ってくれた。

 最後に、これから挑戦したいことを聞くと、「今まで、文芸やアクションやドラマなど、いろいろなタイプの映画に出ましたが、次はぜひコメディーを撮ってみたいと思います。そして、それが終わったらまた日本に来て、もっと日本語を勉強して、ぜひ日本映画に出てみたいと思います」と答え、この日の舞台挨拶は終了した。

 今回の舞台挨拶も育ちの良さからにじみ出る人柄が光っていたジェイシー・チャン。演技の面でも、偉大な父親の存在に潰されることなく、独自の路線を着実に模索しつつあるようだ。

(文・写真:Kei Hirai)


関連記事

Page Top