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作品紹介

トップページ > 作品紹介 > 石内尋常高等小学校 花は散れども

2008-06-21 更新

石内尋常高等小学校 花は散れども
(C)2008年「石内尋常高等小学校 花は散れども」製作委員会

イントロダクション
95歳にして現役バリバリの映画監督、新藤兼人の最新作『石内尋常高等小学校 花は散れども』。
今までに執筆した映画脚本240本余り、生きた日本映画史と呼ぶにふさわしい70年の作家活動を続けてきた新藤の自伝ともいえる本作。故郷広島での少年時代から新進気鋭のシナリオライターとして自立するまでを、破天荒なキャラクター造型とポップで実験的な構成で描ききった新藤印100%の集大成的作品です。“愛とエロス”“戦争と平和”“教師と生徒”といった自身が生涯追い求めてきたテーマはストレートに表現され、映像は天衣無縫で若さにあふれ“映画界のピカソ”とも呼べる新藤兼人の新境地が観る者を圧倒します。
47本目となる本作のキャストも豪華な顔ぶれが揃いました。小学校時代の恩師をユーモアたっぷりに演じる柄本 明、新藤組初参加で若き日の新藤に扮する豊川悦司、成人した同窓生たちに新藤作品のミューズ、『生きたい』『ふくろう』の大竹しのぶ、六平直政、大杉 漣、『讃歌』の渡辺督子。新藤の母役に『鬼婆』の吉村実子。撮影隊の監督役に『裸の十九才』の原田大二郎。先生の妻役に『地平線』の川上麻衣子と、新藤作品を飾るベテランの役者陣30人が勢揃いしたオールスター・キャスト。また、少年時代の新藤役は、監督自身の出身校石内小学校の生徒から選ばれています。

ストーリー
大正の終りに広島市から山一つ奥に石内尋常小学校はあった。五年生の担任は市川先生。クラスには、良人・みどり・三吉がおり。授業中に三吉が居眠りをしても田植えの手伝いをしていたのが判ると咎めず、奈良に修学旅行に行けば遭遇した映画撮影隊に田舎者と罵倒されたことで喧嘩をし、良人の母親の死には一緒に泣く。全人格を生徒にぶつけた先生であった。良人の家は倒産し、みどりは良人を心配するが、三人は卒業と同時に離別する。
30年後。良人は東京で売れない脚本家となっている、村の収入役となった三吉が市川先生の定年祝いに良人を呼ぶ。会場はみどりが女将をする料亭。戦争をはさんで集まった同窓生それぞれの30年があった。夫を戦争で失った者、原爆被爆に今も苦しむ者。語っても語り尽くせない人生に良人は圧倒され自分のふがいなさを思われずにはいられなかった。その夜。みどりからなぜ何も告げずに村を去ったのかと迫られ、良人とみどりは夜の海で関係をもった。
5年後、市川先生が脳梗塞で倒れた。先生は定年と同時に小学校の目の前に家を借りていた。教職を離れても生徒たちの声を聞きたかったのである。駆けつけた良人にろれつが回らない口で「オマエノドラマヲミテイル、エエモノカケ」と励まされる。先生が亡くなり、良人はみどりに結婚を申し込むが、みどりはあなたは脚本家でしょう。田舎の料亭の主人になるのかと拒絶され東京に帰ってゆく。
(2008年、日本、上映時間:118分)

キャスト&スタッフ
原作・脚本・監督:新藤兼人
出演:柄本 明、豊川悦司、六平直政、川上麻衣子、大竹しのぶほか

配給
シネカノン
2008年9月下旬 シネカノン有楽町ほか全国ロードショー

オフィシャルサイト
http://www.shindo95.com/(外部サイト)

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