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作品紹介

トップページ > 作品紹介 > 丘を越えて

2008-04-25 更新

丘を越えて
(C)「丘を越えて」製作委員会2008

イントロダクション
「真珠夫人」の人気作家であり、芥川賞・直木賞の創設者でもある菊池 寛。“時代のパトロン”菊池とその周囲の人々が織りなす、何もかもが新しさに満ちていた時代の物語。原作は、東京都副知事でもあり、昭和をテーマに著作を展開する猪瀬直樹。菊池 寛賞を受賞したテレビマンユニオンの言葉の達人、今野 勉が脚本を手掛け、「火火」の名匠高橋伴明がメガホンをとる。本作は、菊池 寛生誕120年、没後60年に贈る文芸大作である。

作品紹介
江戸情緒の残る東京・竜泉寺町に育った細川葉子(池脇千鶴)は、女学校を卒業して働き口を探し、知人の紹介で文藝春秋社の面接を受ける。不況の折、採用の枠はなかったが、葉子は文藝春秋社の社長であり著名な作家でもある菊池 寛(西田敏行)の目に留まり、個人秘書としての仕事にありつく。
下町育ちの葉子に、菊池の世界はまばゆい光に彩られている。銀座の街、パッカード、帝国ホテル、ダンスホール、菊池にからむ女性たち……。矛盾をまるごと抱え込んだような巨人、それでいて破格の人情家でもある菊池に憧れつつ、葉子は若い美男の編集者、馬海松(西島秀俊)にも惹かれていく。朝鮮の貴族の出で、日本に留学して菊池の知遇を得、文藝春秋社に働く馬は、遊び人を気取っているが、心の中ではいずれ母国に戻り、新しい朝鮮を作りたいと野心を燃やしていた。その若さと野心が葉子の胸を轟かせた。一方、老いつつある菊池は、金では買えない葉子の魅力にかけがえのないものを感じ、「恋」に落ちる。
対照的な二人の男の波間を漂いつつ、葉子は少しずつ成長し、女流作家になりたいという自分自身の夢を抱く。だが、やがて満州事変が勃発し、戦争の足音が聞こえはじめる。馬は母国の独立のため、朝鮮に帰る決意を葉子に伝えるのだった。讃えよ、わが春、わが人生を! 行く手に嵐を予感しながらも、菊池も葉子も馬も、自分の人生を生き切ろうと、生きる喜びを謳いあげる。
(この物語はフィクションです)
(2008年、日本、上映時間:114分)

キャスト&スタッフ
監督:高橋伴明
脚本:今野 勉
原作:猪瀬直樹「こころの王国」(文春文庫)
出演:西田敏行、池脇千鶴、西島秀俊、余貴美子、嶋田久作、猪野 学、利重 剛、戸田昌宏、中田寛美、下元史朗、金山一彦、石井苗子、猪瀬直樹(特別出演)、峰岸 徹ほか

配給
配給:ゼアリズエンタープライズ+ティ・ジョイ+東映ビデオ
宣伝:グアパ・グアポ
5月17日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国ロードショー

オフィシャルサイト
http://www.okaokoete.com/(外部リンク)

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