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トップページ > インタビュー > 『軍鶏 Shamo』ショーン・ユー インタビュー

ショーン・ユー インタビュー

2008-04-25 更新

原作のイメージがしっかりしているので、演じる上で難しいことはありませんでした

軍鶏 Shamo

ショーン・ユー

1981年11月13日香港生まれ。香港市街でスカウトされモデルに。2002年に台湾の連続ドラマ「あすなろ白書/愛情白皮書」(原作:柴門ふみ)で主役に抜擢され、注目される。以降『インファナル・アフェア』シリーズや『頭文字[イニシャル]D THE MOVIE』など多くの作品に出演し、香港映画界屈指の若手スターとなる。浜崎あゆみの「glitter/fated」のPVでは、相手役を好演。最新作『I COME WITH THE RAIN(原題)』(トラン・アン・ユン監督)では、ジョシュ・ハーネット、イ・ビョンホン、木村拓哉らと共演している。

配給:アートポート
5月3日(土)より、新宿トーア、シアター・イメージフォーラムほか全国ロードショー

 『ドッグ・バイト・ドッグ』のソイ・チェン監督が、橋本以蔵の人気漫画「軍鶏(しゃも)」を実写映画化した。主役に迎えられたのはショーン・ユー。激しいアクションと個性的な役どころに挑んだ心意気を語ってくれた。

-----原作の大ファンと聞いていますが、原作のどういったところに惹かれたのですか?

 ストーリーが普通の漫画とは全く違う点に魅力を感じました。

-----この映画で演じられた亮は、ビジュアル面でもかなり原作に忠実に再現していますが、ご自身もアイデアを出されたのですか?

 自分から意見を出したことはほとんどありませんでした。というのも、この映画の美術さんは『頭文字[イニシャル]D THE MOVIE』でご一緒したので、お互い気心もよく判っていて全てお任せしたからです。

-----原作は漫画なのでビジュアル面のイメージは既に出来上がっているわけですが、そういった点は演じられる上で何か影響がありましたか?

 原作のイメージはしっかりしていますし、その中には僕が演じた亮のバックグランドもしっかりと描かれていましたから、原作に忠実に演じれば良いので、難しいことはありませんでした。

-----亮という人物は狂気の部分と繊細な部分を併せ持つ変化の激しいキャラクターですが、こういった人物を演じるのは難しくなかったですか?

 映画の中では非常に短い時間で変化をしないといけないのですが、そういった変化について亮のバックグランドを含めて良く理解していないと、上手く演じることができなかったと思います。

-----当初は原作者の橋本以蔵さんが監督される予定だったそうですが、その際には、ショーンさんの気持ちは違っていたと思いますか?

 もしそういうことになっていればどのような変化が生じたのか判りませんが、長い時間をかけた監督との話し合いを通じて作り上げていくので、もし橋本先生が監督をされたなら、おそらく違う形になったと思います。

-----お好きな各闘技や好きな選手はいますか?

 K-1が好きです。K-1はかなりストレートで、細かい駆け引き無しの勝つための格闘技だと思います。好きな選手は、魔娑斗さんと山本KID徳郁さんの2人です。

-----女性から観ると亮のような男は危なっかしく、惹かれるものの、近くにいたいと思いませんが、男性であるショーンさんから見た亮の魅力はどこですか?

 成嶋 亮というキャラクターは悪いことをしていますが、腹を決めています。目的のために行動しているキャラクターが、非常に惹かれる点です。

-----多彩な共演者の皆さんとのエピソードで、特に忘れられない出来事はありますか?

 フランシス・ンさんは以前にも共演したことがあり、今回は久々にご一緒しましたが、特に印象的な出来事はありませんでした。ブルース・リャンとは、初めての共演です。最初は非常に圧迫感のある方だなと思いましたが、リング上での動きなどいろいろなご意見を頂き、非常に助かりました。魔娑斗さんは役者ではなくプロのファイターですが、映画の撮影に対しても非常に真摯に取り組んでいらっしゃいました。

-----最後に、これからご覧になる皆さんにひと言お願いします。

 こんにちは、ショーン・ユーです。今回、うれしいことに『軍鶏 Shamo』の成嶋 亮役をやらせていただきました。原作の漫画にはたくさんのファンの方がいると思いますが、自分自身もその一人なので、ファンの皆さんに喜んでもらえる、ファンの皆さんを裏切らない作品になったと信じています。ぜひご覧下さい。

ファクトリー・ティータイム

風邪気味で体調が悪い中、屋外での撮影にも気軽に応じてくれたショーン・ユー。本作ではエキセントリックなキャラクターで、新たな魅力を披露している。エディソン・チャン無き香港芸能界で、彼に対する期待は更に高まるだろう。
(文・写真:Kei Hirai)


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