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作品紹介

トップページ > 作品紹介 > 歓喜の歌

2008-02-01 更新

歓喜の歌
(C)2008「歓喜の歌」パートナーズ

イントロダクション
原作は“今もっともチケットが取れない落語家”として知られる立川志の輔の、同名新作落語。現代の市井を生きる人びとの喜怒哀楽を、絶妙の観察眼ですくいとった数々の“志の輔らくご”の中でも、とりわけ名作中の名作としてファンに語り継がれている作品だ。
老若男女、日本人なら誰でも共感できる身近なテーマを盛り込みながらも、どこかに必ず「日常を生きる人の品格」も描かれているのが志の輔らくごの魅力。ここ数年、映画やドラマの世界でも“落語ブーム”が言われているが、日本人の機微を描ききっ“新作落語の世界観”自体を映像化する試みは今回が初めてだと言える。
監督は『さよなら、クロ』(03/シネカノン製作)などの作品で知られ、最新作『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』(07)が大ヒットした松岡錠司。繊細な人物描写と安定したストーリー運びに加えて、洗練された笑いの感覚を発揮して新しい境地を示した。
優柔不断で事なかれ主義、ちょっと姑息な主人公・飯塚主任を魅力たっぷりに演じるのは、圧倒的な演技力で映画ファンから高い支持を得ている名優・小林 薫。映画主演は『コキーユ-貝殻-』(98)から約10年ぶり。最近は映画版『東京タワー~』のオトン役の怪演で、松岡監督と息の合ったところを見せたばかりだ。今回の撮影では監督も絶賛のオカシミを発揮。しかも、小役人として投げやりに生きていた男が次第に人生の大切な何かを見出していく過程を、しっかり表現しきっている。
その飯塚主任のイイ加減な生き方を、持ち前の明るさで動かしていく「みたま町コーラスガールズ」のリーダー・五十嵐純子役は、『大河の一滴』(01)から6年ぶりのスクリーン復帰となる安田成美。多忙な毎日に追われながらも、仲間と歌う喜びを決して諦めない凛とした主婦の姿を演じている。
さらに主任の妻・さえ子役を浅田美代子、実直な部下・加藤青年役を伊藤淳史がそれぞれ熱演。そのほか光石 研、でんでん、笹野高史、塩見三省、筒井道隆などシネカノン作品でおなじみの実力派たちもしっかり脇を固めている。原作者・立川志の輔と、立川一門の長である立川談志師匠の“師弟”出演も見どころのひとつだろう。

作品紹介
誰もが忙しく立ち働く12月30日。小さな町を揺るがすその“大事件”は、1本の電話から始まった。
「はい、みたま文化会館です。ええ、コンサートご予約の確認ですね。『みたま町コーラスガールズ』さん、明日の夜7時から……大丈夫ですよ、お待ちしてます」。
調子よく応えているのは、文化会館の主任。しかしその直後には、まったく大丈夫じゃなかったことが発覚する!「みたま町コーラスガールズ」と「みたまレディースコーラス」。よく似たグループ名を取り違えたこのダメ主任、コトもあろうに、大晦日の会場をダブル・ブッキングするという大失態をやらかしてしまったのだ。
セレブな本格派のレディースが「うちの合唱団にとって明日は創立20周年の記念コンサート。今さら変更なんてありえません」と言えば、結成間もない庶民派のガールズも「うちだって明日を楽しみに、家事やパートの都合を何とか合わせながら頑張ってきたんです」と、一歩も譲らない。安定の上にあぐらをかき、仕事も家庭もその場しのぎでこなしてきた主任は、合唱にかける彼女らの情熱を前に右往左往するばかり。さらには夫婦間の危機から、飲み屋のお勘定まで、日頃のツケが一気に回ってきて……。大晦日に起きた一大ハプニング。はたして主任の運命は? 懸命に練習してきた“ママさん”たちの歌声は?
(2007年、日本、上映時間:112分)

キャスト&スタッフ
監督:松岡錠司
原作:立川志の輔 新作落語「歓喜の歌」
エンディングテーマ:「あの鐘を鳴らすのはあなた」クレイジーケンバンド
出演:小林 薫、伊藤淳史、由紀さおり、浅田美代子、安田成美ほか

配給
シネカノン
2月2日(土)シネカノン有楽町1丁目、渋谷アミューズCQNほか全国一斉ロードショー

オフィシャルサイト
http://kankinouta.com/(外部リンク)

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