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作品紹介

トップページ > 作品紹介 > 夕映え少女

2008-01-25 更新


イントロダクション
恋人の焼死を目撃しながらも、一人で生きていくことへの決意を固める20代女性を描いた『イタリアの歌』。10代の女性が許婚(いいなずけ)を親友に譲ろうとする不思議な心理を描いた『むすめごころ』。浅草の歓楽街で生きる三姉妹の力強くも粋な絆を展開した『浅草の姉妹』。そしてプログラムのタイトルである『夕映え少女』では、ロマンとともに心中した少女と、彼女の心中事件に戸惑う大人たちの姿を、登場人物としての川端康成の視点を通して描き出した。
誰しも憶えあるおんなごころの不思議さは、なにより女自身を常に激しく揺さぶっている。必死に堪え、扱いかねるその健気(けなげ)な姿が、いつの時代にも美しい彩りを添えるのだ。
文豪・川端康成の初期短編集から、女性を描いた傑作4本を原作にし、オムニバス映画化。昭和10年前後――おりしも第二次大戦前夜にあった日本と、そこで繰り広げられた女たちの生き様が、“おんなごころ”をヒントに紐解かれる、レトロ・スペクタクル・ムービーが誕生した。 キャストには山田麻衣子、韓 英恵、高橋真唯、吉高由里子、波瑠、三村恭代らこれからの映画界を担う期待の若手女優、また柏原収史、高橋 将、河合龍之介と今活躍する俳優が大集結。さらに変幻自在のエンターテイナー・田口トモロヲを川端康成に見立て、いしのようこ、高橋和也、円城寺あやなど、実力派のベテランが映画に確かなイメージを創る。
四作四様のスタッフは、次世代の映画を支える若手クリエイターたち。監督には、北野 武、黒沢 清らの門下で東京藝術大学大学院映像研究科に在籍する精鋭4人が揃った。20世紀の文豪が残した普遍のテーマが今、銀幕のうえで吹き荒れる!

作品紹介
『イタリアの歌』大学の実験室でアルコール爆発事故が起こり、博士とその女助手が病院へ運び込まれる。全身火傷によって死が迫る博士と、その悲惨な姿を目の当たりにしながら、一人で生き抜く決心を固める女助手。やがて声楽を志していた女助手は、胸に秘めた激情を歌にのせる。
『むすめごころ』主人公・咲子が親友の静子に送った手紙を映画化。咲子は自分の許婚(いいなずけ)である武を、静子に譲ろうとする。思惑通りに仲の深まっていく武と静子の裏側で、咲子は二人の幸せを願いながらも、嫉妬心に苛まれ、やがてひとつの愛をあきらめつつある自分に気付く。
『浅草の姉妹』東京の魔窟と呼ばれた、浅草の歓楽街。そこでたくましく生きる三姉妹がいた。彼女らは三味線弾きやレビューの踊り子をこなして互いに支えあっている。あるとき不良仲間から長女を救い出そうと次女と三女がしめしあわせる。姉には恋人への義理立てが残されていたからだ。
『夕映え少女』原作者である川端康成自身をおもわせる主人公・瀬沼が、一枚の絵画に導かれ、海岸の保養地に赴く。そこでみたのは、あの絵画に描かれた夕映えのように美しい少女の姿と、それに憧れる大人の女性たち。胸を患って静養している少年と、少女とのかなしい恋愛は、やがてロマンに向かって突き進む……。
(2007年、日本、上映時間:100分)

キャスト&スタッフ
原作:川端康成(新風舎文庫刊『夕映え少女』より)
『イタリアの歌』監督:山田 咲、出演:吉高由里子、高橋和也
『むすめごころ』監督:瀬田なつき、出演:山田麻衣子、高橋真唯、柏原収史
『浅草の姉妹』監督:吉田雄一郎、出演:波瑠、韓 英恵、三村恭代、河合龍之介
『夕映え少女』監督:船曳真珠、出演:田口トモロヲ、宝積有香、五十嵐令子、円城寺あや、いしのようこ

配給
製作:2007『夕映え少女』製作委員会(東京藝術大学 ジェネオン エンタテインメント)
1月26日(土)より渋谷・ユーロスペースにてレイトショー

オフィシャルサイト
http://www.fnm.geidai.ac.jp/yubaeshojyo(外部サイト)

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