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インタビュー

トップページ > インタビュー > 『ぜんぶ、フィデルのせい』ジュリー・ガヴラス監督、ニナ・ケルヴェル インタビュー

ジュリー・ガヴラス監督、ニナ・ケルヴェル
インタビュー

2008-01-22 更新

監督:この映画は、子供が保守的で大人が革新的という構図なのが面白いと思う
ニナ:私自身は、怒りっぽいところがアンナに似ているわ

ぜんぶ、フィデルのせい

ジュリー・ガヴラス監督

1970年9月10日生まれ。コスタ=ガヴラスの実娘。高等師範学校で文学に続き法学を専攻したのち、映画に道を定め、フランスとイタリアで広告用映画、テレビドラマ、長編映画の監督アシスタントを務める。共に仕事をした監督は、ロベール・アンリコ、クレール・ドヴェール、ジャック・ノロー、アレクサンドラ・ジャルダン、カミーユ・ド・カサビアンカ、ロベルト・ファエンツァ、ミケーレ・ソアヴィなど。 1998年にマルセイユのコミック・ストリップで短編映画『Oh Les Beaux Dimanches!』を製作。次にブッフ・デュ・ノールにて上演されたアラン・ウェーバーの作品から着想を得、2000年に、オタム・フェスティバルに出品するため『De la Aube a la Nuit : Chants des Femmes du Maroc』を発表、後にアルテにて放映される。
2002年1月、2本目となるドキュメンタリー『Le Corsaire, Le Magicien, Le Voleur et Les Enfants』では小学校の4年生のクラスでの映画作りについて撮ったもので、一般公開されている。後に発表したドキュメンタリー映画も同様にアルテやフランス5チャンネルで放映された。 『ぜんぶ、フィデルのせい』は初のフィクション長編映画である。

ニナ・ケルヴェル

1997年2月3日生まれ。2005年1月からの半年間、ジュリー・ガヴラス監督がキャスティングのコラリー・アメデオと共に500人近くの女の子たちのオーディションを行った。ニナが現れたのは4月頃。本作が初の演技となる。この作品の重要な主人公となるアンナ役。ニナのふくれ面でもキュートな表情がこの作品の魅力を大きく広げている。

配給:ショウゲート
1月19日(土)より 恵比寿ガーデンシネマほか全国順次ロードショー
(C)2006 Gaumont-Les Films du Worso-France 3 Cinema

 社会派監督コスタ=ガヴラスの実娘、ジュリー・ガヴラスの長編映画デビュー作『ぜんぶ、フィデルのせい』。激動の70年代、理不尽にも思える大人たちの変化に振り回され、怒りながらも一生懸命学んでゆく9歳の少女の目を通して、当時の社会をリアルに映しつつ、彼女の心の成長を描いた本作のPRで、ジュリー・ガヴラス監督と仏頂面の小さなヒロインを演じたニナ・ケルヴェルが揃って来日。どことなく雰囲気の似た二人は、インタビュー中も仲の良い様子を見せてくれた。

-----監督にとって初めてのフィクション長編映画で、ニナさんも演技をすること自体初めてだったということですが、楽しかったことや大変だったことをお聞かせください。

ニナ・ケルヴェル:仕事そのものはとっても楽しかったわ。大変だったのは、ものすご~く集中しなくちゃいけなかったこと。集中しないと終わらなかったし(笑)。
ジュリー・ガヴラス監督:私にとっては初めてのフィクションで、ドキュメンタリーとは違う新しい世界だったし、子供たちも含め、俳優たちを演出するのはすごく楽しかったわ。一番大変だったのは、現場に人が大勢いたことね。いろいろな人たちが私に、一日に150くらい質問してきたの(笑)。それに答えつつ、一番重要な仕事に集中していくことが大変だった。これまでのドキュメンタリーの仕事は3人くらいのチームで、物事ももっと単純に進んだから、それとは比較にならないくらいの人数での仕事はやっぱり大変だったわ。

-----監督、政治的なテーマを取り上げながら子供の視線で描くというのは、面白い発想だと思いました。このテーマを取り上げた理由と、何故こういう撮り方をしたのかお聞かせください。

ジュリー・ガヴラス監督:政治的社会的なテーマを取り上げつつ、新しい視点で描くことが、この映画を通してやりたかったことなの。自分の中で面白いと思ったのは、とてもお固くブルジョワで、物に溢れた生活をしていた女の子が、保守的だったこれまでとは全く逆の革新的な世界にぶち当たり、やがては克服していくというストーリーで、大抵の場合は子供が革新的で大人が保守的というパターンが多いわよね? でも、この映画は子供が保守的で大人が革新的という構図になっているの。

-----お父様のコスタ=ガヴラス監督の映画にも敬意を抱いていますが、社会に向ける眼差しはお父様から影響を受けたと感じていらっしゃいますか?

ジュリー・ガヴラス監督:とにかく今回は初めての長編映画だったので、自分一人の力でやりきる必要を感じたの。父は映画監督だし、母もプロデューサーだけど、今回は二人の助けや意見は一切借りずにやろうと思った。でもいろいろな面では確かに、父の影響は大きいわ。私はテーマ性のない映画を作りたくないのだけど、それは父からの影響だと思う。

-----今回はイタリア人作家の原作があるわけですが、アンナの思いに監督の思いを重ねていたところがありましたか?

ジュリー・ガヴラス監督:私はドミティッラ・カラマイの自伝的な作品を読んで感動したので映画にしたいと思ったのだけど、それは物語に登場する人物の感情と自分の中にあった感情が似ていると感じたからだと思うの。シナリオを書きながら、自分自身の中にあるものが投影されたことは確かだわ。もちろん、具体的な出来事が自分の体験と同じだということではなくて、人物の性格とか感情に共感を抱いたの。ただ、男性も含め、この映画を観た多くの方たちが私に「これは自分の子供時代を描いた映画だ」という感想をくださったわ。すなわち、ここには私だけでなく、多くの人に共通するものがあったということね。だからこそ、人々の心に触れることができたのかもしれないわ。

-----お二人は雰囲気が似ていると感じましたが、監督がニナさんを選んだ理由をお聞かせください。ご自身に似たところがあったからでしょうか?

ジュリー・ガヴラス監督:私たちが似ているとは、これまでもよく言われたわ。私の子供の頃を知っている人たちにも、ニナは私にすごく似ているって言うの。おかしいわ。だって、私が彼女を選んだときは、自分と全然似ていないと確信して選んだのよ(笑)。確かに、一緒に仕事をして彼女のことを知ってみると、性格的にも似ているところがあると感じたわ。

-----それでは、似ていない子を選びたかったのですか?

ジュリー・ガヴラス監督:というか、私がイメージしていた主人公というのは、身体的にも自分には全然似ていないと思っていたの。だから、似ている子を探すということは全く頭になかったわ。ただ、撮影をしていく中で、周りの人たちから「ニナは態度や仕草なんかも、ジュリーのコピーのように似ている」とよく言われたのよね。一日中一緒にいて撮影していたので、自ずとそうなっていったのかもしれないわ。

-----ニナさんにとって、監督はどんな存在ですか?

ニナ・ケルヴェル:映画監督としてどうなのかは分からないけど、ジュリー自身はすごく良い人よ(笑)。

-----監督は90年代の半ばに原作者のドミティッラ・カラマイと知り合ったそうですが、どのようなシチュエーションで出会われたのかお聞かせいただきたいのと、カラマイさんはこの映画をご覧になって何とおっしゃいましたか?

ジュリー・ガヴラス監督:私は1993年に1年間ローマに住んでいたの。とても不思議な出会いだったわ。ドミティッラのお父さんがバカンスに行っている間、そのアパートに住まわせてもらう代わりに、バチカンのほうを向いている大きなテラスにあった植物に水をやることが条件だったの。そうして住んでいたときに、ある夜、ドミティッラが友達と夕食会をやるつもりでアパートに来たことがきっかけで友達になったのよ。
 彼女はこの映画を観て、とても美しい言葉を残してくれたわ。「素晴らしい裏切り方だわ」って。

-----それは具体的に言うと、どういう意味なのでしょう?

ジュリー・ガヴラス監督:私は、本のベーシックな部分は変えていないの。例えば、父親がスペイン人で、その妹が反フランコ闘争の中で夫を亡くし、兄を頼ってフランスに逃げてくるというのは本のままなんだけど、いろいろな部分で大きく変えている。原作はもともと少女の4年間の日々を描いているものなの。だから最初は8歳だけど、物語の最後では12歳になっていて、男の子にも興味が出てきて……というところまで書かれている。この映画では、ただ少女が大きくなっていく様を映し出すのではなく、彼女が精神的に成長していく過程を描いているわ。だから、本の描き方とはすごく違っているのよ。

-----監督、この映画では子供が大人の事情や都合に振り回されているわけで、現代にも通じる部分があると思いますが、社会に対する批判も込められているのでしょうか?

ジュリー・ガヴラス監督:それはないわ。私としては成長の物語としてこの映画を作ったの。1970年代というのはとても面白い時代だと思う。親が子供に与える影響によって、子供の人生や性格がすごく変化する状況ってあるわよね? 特に70年代は、大人たちの思想が子供たちの生活にしばしば大きな影響を与えたと思うけど、今はそれとはちょっと違って、もっと外的な理由、つまり失業や離婚などで子供の生活を変えてしまうということがあるわね。ただ、私は親という存在にどちらかというと同情を感じているわ。親になるというのはとても難しいことだと思うし、子育ての過程でいろいろな失敗もあるはずだけど、親は子供に責任を持ち続けなくてはいけない。そういう存在だわ。

-----ニナさん、アンナとご自身が似ているところはありますか?

ニナ・ケルヴェル:身体的に似ているかどうかは分からないけど、性格的には似ているところがあると思う。特に怒りっぽいところ(笑)。

-----アンナの考え方で分からないと思った部分はありましたか?

ニナ・ケルヴェル:特にないわ。
ジュリー・ガヴラス監督:でも、よく私に質問したじゃない? 「どうして彼女はこんなにイライラしてるの?」とか「どうして質問ばかりするのかしら?」とか。
ニナ・ケルヴェル:でも、アンナを理解できなかった部分というのはあまりなかったわ。アンナが大人にぶつけていた疑問も、もしも私がアンナだったら同じことをしていたと思うし。

-----大人に対して不満を感じることはありますか?

ニナ・ケルヴェル:煙草を吸いすぎるところ(笑)。

-----ニナさんは「アンナについて分からなかったことはそんなにない」とおっしゃいましたが、それは監督の演技の引き出し方が適切だったからだと思います。彼女をどのように演出されたのですか?

ジュリー・ガヴラス監督:ニナに関しては、例えば台詞や時代背景について私が説明したというよりも、彼女のおばあ様が説明したときのほうが多かったわ。ニナのおばあ様も70年代に青春を過ごした方で、やっぱり政治的にも社会的にも非常にアクティブだったそうなの。だから、あの時代にどういうことがあったのかということを、ニナに説明してくださったのよ。
 演出に関しては、ニナ自身、全体的な流れは分かって撮影に臨んでくれていたんだけど、それぞれのシーンに関しては毎日、こちらからその都度、ストーリーの中のどの部分にあるのかということを明確にして、そのシーンの中でもどういうカットを撮っているのかきちんと話して、彼女が演技しやすいようにしたつもりよ。

-----ニナさん、おばあ様とは具体的にどういう話をされたのですか?

ニナ・ケルヴェル:まずはおばあちゃんがシナリオを読んで、私に説明してくれたわ。それで、私がどのくらい理解できているかを把握するためにおばあちゃんがいろいろと質問してきて、それに答えたの。例えば、「フィデル・カストロって誰か知ってる?」と聞かれて、「知らない」と答えると、おばあちゃんが「独裁者よ」と教えてくれたの。それから私が、「独裁者ってどんな?」「何をしたの?」「どこに住んでるの?」などと質問して、詳しく説明してもらったわ。他のことに関しても同様よ。

-----母親を演じたジュリー・ドパルデューさんは今、年に5~6本の映画に出ていらっしゃる大変忙しい女優さんの一人ですが、最初から彼女を起用したいと思っていらしたのですか? 彼女の魅力をお聞かせください。ニナさんにとって、ジュリーさんはどのような存在でしたか?

ジュリー・ガヴラス監督:実は、ジュリー以外に3人候補がいたの。オファーをしたときには3人共オーケーしてくれたんだけど、最終的にはジュリーを選んだわ。私は彼女が大好き。いわゆる古典的なタイプでは全然ないし、すごく美しいというわけでもないけど、彼女独特の魅力を持っている人で、この母親役はすごく合っていたと思う。彼女自身、裕福で保守な家庭の出身で(註:父親はフランスを代表する俳優ジェラール・ドパルデュー、母は女優のエリザベス・ドパルデュー)、そこから飛び出したという経験があったので、そういう意味でも役柄に合っていたわね。
ニナ・ケルヴェル:ジュリーは現場でとても優しかったわ。私だけでなく、他の子たちにも優しく接していたの。

-----劇中、キューバ人、ギリシャ人、中国人という具合に、さまざまな国籍のお手伝いさんが出てきました。生活に否応なく入り込んでくる異文化にアンナが次第に理解していく様子が興味深かったですが、このお手伝いさんがどんどん変わるというのは原作もそうだったのですか? ニナさんはどの国の料理がおいしかったですか?

ジュリー・ガヴラス監督:原作にもいろいろな国のお手伝いさんが登場するけど、ただ出てくるだけで、その人たちには何のドラマ性も与えられていないことを残念に感じたの。だから、映画の中では彼女たちにもドラマ性を与えたいと思って、料理も含め、特徴を出すことにしたわ。
ニナ・ケルヴェル:今までもいろいろな国の料理を食べたことがあったから、特別な感じはなかったわ。どの料理もおいしかったし。ムサカ(註:ギリシャの代表的な料理)以外は(笑)。

-----今回は政治的亡命者がたくさん出てきますが、監督は実際にそうした方たちからお話を聞かれたのですか? 現在フランスは状況が変わって、移民を締め出す方向にあると思いますが、そうした状況に関してはどう感じていらっしゃいますか?

ジュリー・ガヴラス監督:子供の頃は政治的亡命者たちが私の家にも寝泊まりしていたので、そうした人たちの記憶はあったけど、今回の映画のためにお話を伺ったということはなかったわ。
 新しい移民法に限らず、私はサルコジ大統領が制定した法には基本的に全部反対の立場なの。特に移民法はそうだけど。

-----ニナさん、完成した映画をご覧になった感想は?

ニナ・ケルヴェル:すごく感動したわ。大きなスクリーンにアップで映ったとき、自分だってことが一瞬信じられなかった。
ジュリー・ガヴラス監督:ニナが初めてこの映画を観たのはすごく大きな劇場でだったんだけど、そのときはサウンド・コントロールのための上映だったの。プリントにちょっと問題があって、フィルムがバラけて届いたものだから、20分毎に途切れて、必ず数分の間があってから続きを見るという感じだったわ。だからニナは、実際の上映のときにもこんな風に途切れ途切れになるんじゃないかって心配していたわね(笑)。

-----日本は初めてということですが、何をしたいとか、これからどこに行きたいなど、楽しみにしていたことはありますか?

ニナ・ケルヴェル:ジブリ美術館に行きたいわ。インタビューがあるので、自由になる時間は2日間くらいしかないの。東京の全てを見るにはあまりに短すぎるわ(笑)。
ジュリー・ガヴラス監督:2日間という限られた時間の中で、できるだけいろいろな所に行ってみたいわ。私は、特別に行きたいと思っている所があるわけではないの。

-----ジブリ美術館に行きたいということは、宮崎 駿の映画がお好きなのだと思いますが、特にどの映画が好きですか?

ニナ・ケルヴェル:『ハウルの動く城』と『千と千尋の神隠し』が好き。絵が大好きなの。物語も好きだけど。

-----お父様のコスタ=ガヴラスさんはよく、日本映画から受けた影響について言及されていますが、監督ご自身も日本映画はよくご覧になったのでしょうか?

ジュリー・ガヴラス監督:そうね。ただ、私たちが知っている日本映画というと、作家性が高いものがほとんどで、大衆的な作品をあまり知らないの。そうした作品を観るのも日本の文化を知る上で大切だと思うのだけど。

-----アンナは宗教の時間が好きでしたが、ニナさんが好きな学校の勉強は? 映画に出演して、70年代に対する興味は沸いてきましたか?

ニナ・ケルヴェル:学校の勉強はフランス語が好き。70年代に関してはこの映画でたくさん学んだけど、まだ勉強し始めたばかりなので、もっといろいろなことを知りたいという気持ちはあるわ。私がこの映画の中で体験した70年代はごく一部のことだと思うので、もっといろいろなことを勉強したい。私は何かに興味が沸いたら、納得がいくまで深く知ろうとするほうなの。

-----今後も演技は続けていきたいですか?

ニナ・ケルヴェル:そうね、ただ、それは私が決めることじゃなくて、両親が決めることだと思うの。両親は、私がこれからも映画の世界で仕事をしていくことについて賛成していないし、私も同じ意見だわ。今回は8歳で映画の中で大きな役を頂いたわけで、経験としては良かったけれど、今後もずっとこういう生活をするのは疲れると思う。演技をするのは楽しかったけど、まずは勉強しないといけないわ。もっと成長したら演技やダンスの世界もいいかなとは思うけど。演劇学校で演技の勉強? ……してもいいかも。

-----監督は、観客にこの『ぜんぶ、フィデルのせい』をどのように観て欲しいとお考えですか?

ジュリー・ガヴラス監督:知的なエンタテインメントとして観ていただきたいわ。“知的”というのは、伝えたいものがはっきりしているということもあるし、観た人に考えさせる要素を持っていると思う。もちろん、コミュニケーションの手段としても役立ってほしいわ。

-----これから映画をご覧になる方々に、メッセージをお願いいたします。

ニナ・ケルヴェル:私はニナです。『ぜんぶ、フィデルのせい』に出演しています。ありがとうございます。映画を楽しんでください。
ジュリー・ガヴラス監督:映画をお楽しみください。フランスの70年代という時代と、この小さなニナ……映画の中ではアンナね(笑)、……を発見していただけたらうれしいです。

ファクトリー・ティータイム

お父上のコスタ=ガヴラス同様、社会派の視線をもちながらも、女性的なしなやかさと独特のユーモアを交えて、魅力的な作品を生み出したジュリー・ガヴラス監督。今後が楽しみな監督の一人になった。また、子供的に理屈に合わない目に遭わされ通しで仏頂面の小さなヒロインを演じきったニナは育ち盛り。映画に出演していたときよりも一回り大きくなった感じで、手足がほっそり長い美少女に急速成長中。今のところ、女優になることはあまり考えていないようだが、この美貌と存在感、フランス映画界は放っておくまい。
(文・写真:Maori Matsuura)


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