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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『イッツ・ア・ニューデイ』第20回東京国際映画祭舞台挨拶

第20回東京国際映画祭舞台挨拶

2007-11-30 更新

青山倫子、時津真人、武田義晴、赤塚篤紀、益子梨恵、梅沢利之監督

イッツ・ア・ニューデイ

配給:スペースクラフト・エンタテインメント
12月15日(土)よりQ-AXシネマにてモーニング&レイトショー
(C)スペースクラフトグループ

 東大卒のエリート……とは名ばかりのドジな商社マン・甲斐。上司に怒られすぎて(?)耳が聞こえなくなるが、なぜかスーパー派遣社員・柚月沙織の声だけは聞こえる――。
 テレビ東京系で放送された連続時代劇ドラマ「逃亡者(のがれもの)おりん」(06)でヒロインを演じ注目された青山倫子の初主演作『イッツ・ア・ニューデイ』は、日々頑張って働く人々への共感に満ちた応援ムービー。第20回東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」部門に選ばれた本作の上映前に、キャストの青山倫子、時津真人、武田義晴、赤塚篤紀、益子梨恵と梅沢利之監督が舞台挨拶を行った。

青山倫子:柚月沙織役をやらせていただきました。『イッツ・ア・ニューデイ』は私にとって初主演の映画で、とても思い出深い作品になりました。沙織は、生きる上でとても大切なものを無くし、暗闇の中をさまよいながら生きている女性です。私自身は実生活でそういう経験をしたことはありませんが、そうした逆境の中にあってもきっと、現状を抜け出せるサイン、光はいつでもあるのではないかということを、この作品に教えてもらいました。観ていただいた皆様にもぜひ、そのようなことを感じていただければうれしいです。
時津真人:今回僕がやらせていただいた甲斐という役は、怒られすぎて耳が聞こえなくなります。実際耳が聞こえなくなる経験をしたことはありませんが、音の無い世界ってどんなものかなと想像したとき、耳が聞こえなくなればその分、視覚や思考が、聞こえていたときよりも鋭くなるんじゃないかなと思いました。甲斐自身、耳が聞こえていたときよりも、自分の声を素直に出せるようになり、青山さんが演じた柚月さんに支えてもらって成長していくという話になっています。
武田義晴:大槻課長をやらせていただきました。この大槻という男は、部下に厳しく上司にこびへつらうという、とても人間くさい役でございまして、その辺のところを楽しんでいただければと思っております(笑)。
赤塚篤紀:甲斐くんと同じ東大卒で、エリート街道を走っている森下役をやらせていただきました。甲斐くんはドジのほうで森下はかなり要領が良く、あまり良い人ではないのかもしれませんが(笑)、何をやってもうまくいくという役柄です。内容は、観て楽しんでいただければと思います。
益子梨恵:奈津美役をやらせていただきました。この奈津美というのは、主人公の柚月さんに対して何かとライバル心を抱いていて、イジワルをしたりいろいろなことをするんですが、どこかちょっと抜けた女性です。みんなで楽しい作品に作ったつもりですので、ぜひ楽しんでいってください。
梅沢利之監督:構えたり、気飾ったりする作品の多いこの世の中で、気飾らずに構えないで観られる作品を作ったつもりです。なので、おそらく観終わる前ぐらいから、“居そうで、居ないんじゃないの?こんな人”なんて思うかもしれませんが、観終わった後に“もしかしたら居るかもしれないな”と感じていただける作品になっていたらいいかなと思っています。あまり突き詰めて観ないで、自分の日常とちょっと重ね合わせて観ていただくと、明日から自分の人生が“イッツ・ア・ニューデイ”って感じですかね(笑)。

(文・写真:Maori Matsuura)


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