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『DIVOC-12』公開記念舞台挨拶

2021-10-12 更新

前田敦子、三島有紀子監督、山嵜晋平監督、齋藤栄美監督、加藤拓人監督

DIVOC-12divoc-12 ©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
絶賛公開中

 12人の監督と豪華キャストの共演による12本の短編からなるオムニバス映画『DIVOC-12』(読み方:ディボック-トゥエルブ)が10月1日(金)より全国公開中。12作品全てが完全オリジナル・ストーリーで紡がれる未体験エンタテインメントとして完成した本作は、12人の監督と豪華キャスト陣が “映画の力を信じて”作り上げた、唯一無二の作品だ。

 この度、“共有”というテーマを掲げ映画を製作した三島有紀子監督、山嵜晋平監督、齋藤栄美監督、加藤拓人監督、そして加藤監督作品『睡眠倶楽部のすすめ』の主演を務めた前田敦子が登壇する公開記念舞台挨拶が実施された。


 プロジェクト発表から1年の時を経て、ついに公開となった『DIVOC-12』。山嵜監督は「人とこんなに話をしながら映画を作ったのは初めて。自分の中で発見の多かった作品。それを皆さんに観ていただけて嬉しい」と感激。齋藤監督も「コロナ禍の影響をもろに受けた作品。どうやって映画を作り、どうやって上映をしていくか、試行錯誤してできた作品」としみじみ語った。

 そして、加藤監督作『睡眠倶楽部のすすめ』に主演する前田は『DIVOC-12』について「とても夢のあるプロジェクトだと思ってすぐにオファーをお受けしました。若手の登竜門としてこれからも続いてほしい」と企画意図に賛同。公募を経て本作で商業デビューした助監督出身の加藤監督については「台本の段階で素敵な雰囲気が漂っていた。撮影現場での加藤監督は細かいところまで目が行き届いていて、敏腕助監督だったろうなと思った。さすがです」と商業デビューとは思えぬ立ち振る舞を称賛していた。これに加藤監督は「前田さんのように素晴らしい女優さんとご一緒して商業デビューできるのはそうないこと。前田さんは芝居も含めて主人公の透子にぴったり。現場での佇まいも含めて透子だった」と感謝。三島監督も「完成した作品を観て、つくづく前田敦子さんで良かったと思った。こんなに加藤監督が思い描いたビジョンを体現してくださる女優さんがいるのかと思うくらい」と絶賛すると、当の前田は「本当ですか? 嬉しいです!」と破顔していた。


divoc-12

 そして、12本の作品の中で“推しDIVOC”はと聞かれた前田は、三島監督による『よろこびのうた Ode to Joy』と答え、「終わりがとても気になる。ラストシーンは何を意味しているのかと」と興味津々。三島監督からその狙いを教えてもらうと「なるほど、深いです~」と感心していた。今回のプロジェクトに刺激を受けたという前田。今後チャレンジしてみたいことを聞かれると「加藤監督のように才能ある新人監督さんとご一緒できる機会があれば嬉しい。第2弾があれば出演したいです」と『DIVOC-12』第2弾製作に期待。今回の映画製作を経て三島監督は今後のチャレンジしたいことについて「具体的に作りたい映画ができました。絶望的だがHappyな、女の子たちが軽やかに歌ったり踊ったりするような映画を作りたい。主人公の女の子のイメージはすでにあるので、プロポーズしに行きたいです」と構想を明かした。


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 最後に三島監督は「12人の監督が12個の眼差しで作った12個の作品ですが、一本の映画になっています。12個のいろいろな人生を見ていただいた観客の皆さんには、渦巻いた感情を持ち帰っていただき、観終わった後に生まれる感情を大事にして生きていってほしいです」とメッセージ。前田は「映画は映画館で観てもらえるのが一番の喜びです。『DIVOC-12』が今後も続いて、新しい才能に皆さんが触れる機会となり、登竜門になったら嬉しい。観客の皆さんが好きな作品を見つけてSNSで“推しDIVOC”をつぶやいて、みんなで大きな輪にしていってほしいです」とさらなるヒットと広がりに期待を込めていた。



(オフィシャル素材提供)



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