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トップページ > 作品紹介 『アウシュヴィッツ・レポート』

2021-06-09 更新

英題:The Auschwitz Report
アウシュヴィッツ・レポートauschwitz-report
©D.N.A., s.r.o., Evolution Films, s.r.o., Ostlicht Filmproduktion GmbH, Rozhlas a televizia Slovenska, Ceska televise 2021

イントロダクション

 1942年にアウシュヴィッツに強制収容された二人の若いスロバキア系ユダヤ人は、1944年4月10日に実際に収容所を脱走し、アウシュヴィッツの内情を描いた32ページにも渡るレポートを完成させた。収容所のレイアウトやガス室の詳細などが書かれたレポートは、非常に説得力のある内容で、このレポートは「ヴルバ=ヴェツラー・レポート(通称アウシュヴィッツ・レポート)」として連合軍に報告され、12万人以上のハンガリー系ユダヤ人がアウシュヴィッツに強制移送されるのを免れた。

 本作の監督は、スロバキア人のペテル・ベブヤクが務め、本年度アカデミー賞®国際長編映画賞のスロバキア代表に選出された。

 脱走する二人のスロバキア人は、『オフィーリア 奪われた王国』のノエル・ツツォル、新人のペテル・オンドレイチカが熱演。二人を救済する赤十字職員ウォレンには『ハムナプトラ』シリーズのジョン・ハナーが好演している。


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ストーリー

 1944年4月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。遺体の記録係をしているスロバキア人のアルフレートとヴァルターは、日々多くの人々が殺される過酷な収容所の実態を外部に伝えるため脱走を実行した。

 同じ収容棟の囚人らが何日も寒空の下で立たせられ、執拗な尋問に耐える中、仲間の想いを背負った二人は、なんとか収容所の外に脱走し、ひたすら山林を国境に向けて歩き続けた。

 奇跡的に救出された二人は、赤十字職員にアウシュヴィッツの信じられない実態を告白し、レポートにまとめた。果たして、彼らの訴えは世界に届き、ホロコーストを止めることができるのか――。


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(2020年、イギリス・チェコ・ポーランド・スロバキア、上映時間:94分、PG-12)

キャスト&スタッフ

監督・脚本:ペテル・べブヤク
共同脚本:トマーシュ・ボムビク
製作:ラスト・シェスターク
出演:ノエル・ツツォル、ペテル・オンドレイチカ、ジョン・ハナーほか

配給
STAR CHANNEL MOVIES
7/30(金)、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

■ オフィシャル・サイトauschwitz-report.com (外部サイト)



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