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『妖怪大戦争 ガーディアンズ』
バトンタッチセレモニー

2021-07-03 更新

寺田 心、神木隆之介、三池崇史監督

妖怪大戦争 ガーディアンズyokai ©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
配給:東宝、KADOKAWA
8月13日より全国公開

 映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の“平成→令和バトンタッチセレモニー”が都内にて行われ、舞台挨拶に主演を務める寺田 心と、前作『妖怪大戦争』(2005)で主演を務めた神木隆之介と両作でメガホンを取った三池崇史監督が出席して作品について語った。


 本作は、1968年からの三部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』の令和版。妖怪獣の出現によって未曽有の危機が訪れた世界を舞台に、伝説の妖怪ハンターの血を継いだ小学生・渡辺ケイ(寺田)が世界の存亡を懸けた戦いに挑むさまが描かれる。

 古代に妖怪ハンターであった渡辺 綱の血を継ぐ者として、主人公のケイ役を務めた寺田(13歳)は「数え切れないほどの妖怪が登場します。1匹1匹がそれぞれ魅力的です。そんな妖怪たちとの冒険はとてもワクワクすると思います」と笑顔で作品をアピール。


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 妖怪スネコスリを肩に乗せて登場した神木は、2005年公開作『妖怪大戦争』で主人公・稲生タダシを演じた。撮影当時、神木は11歳小学校5年生のときだった。

 前作と比べて本作について聞かれた神木は「迫力のレベルが段違いでした! 妖怪が本当に存在していて、僕ら(人間)がちゃんと見えているんじゃないかというくらい実態があるような、『現実?夢?』というような狭間にいることができて、冒険できた気持ちになりました」と大絶賛。そして肩の上のスネコスリに「なったよね?」などと話しかけ、「なったと申しております」と話して会場を盛り上げた。


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 一方、前作を鑑賞していると明かした寺田は「神木さんの絶妙なお芝居がすごいなあと思いました。僕も頑張らなくちゃという思いで臨みました。神木さんに自分を投影して、物語に引き込まれていきました」とコメント。

 そんな寺田に、神木は「めっちゃ嬉しいです。心くんから『どんなふうに演じればいいですか?』と演技のアドバイスを求められたけど、今思うと、当時は何も考えられてなかったかなって……。だから、『そのまま目の前で起きたことを生きたらいいんじゃないかな。僕は何も考えていなかったし』と答えました」と話した。


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 メガホンを取った三池は2人の共通点を尋ねられると、「人の言ったことを瞬間的に理解してやってのける能力は2人ともスゴイ。違うところは、寺田さんの場合は集中力が落ちるタイミングがちょっと早い(笑)。ただのうるさい子どもに戻るときがあって……。りゅう(神木)は常に“神木隆之介”として存在している」と説明した。


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 また、撮影時のエピソードとして「休憩時間にりゅうが、河童(川太郎役の阿部サダヲ)に何故か、キュウリをあげていました(笑)。『どこまで理解しているんだろう?』って……。すすめられたほうも仕方がないから無理に食べていました(笑)」と神木のビュアなエピソードを披露した。また、本作に神木がケイの担任教師役・加藤先生として出演していることが三池監督から明かされた。

 巨大なバトンタッチセレモニーを終え、三池監督は「妖怪たちは、我々が今どう生きるべきかを教えてくれる。いろいろなことを妖怪から吸収して欲しい」とメッセージを送った。


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 神木は「個人的に自分の中で大事な作品に、時を超えて関われたことを幸せに思っています。一観客として楽しんで見守って生きたい。『妖怪大戦争』は僕の中で大事な、一生忘れられない作品なので、心くんがやってくれたのが本当に嬉しいです。これからも頑張って!」と寺田にエールを送った。

 寺田は「バトンはすごく重たかったです。いろいろな思いが詰まったバトンなので、改めてしっかり受け止めたいと思います。公開を幸せに思います」とコメントした。


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(取材・文・写真:福住佐知子)



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