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『ブレイブ ‐群青戦記-』製作報告会見

2020-12-16 更新

新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之(劇団EXILE)、渡邊圭祐、本広克行監督督

ブレイブ ‐群青戦記-brave-gunjosenki 配給:東宝
2021年3月12日(金) 全国ロードショー
© 2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会
© 笠原真樹/集英社

 映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』の製作報告会見が東京・帝国ホテルで行われ、主演を務めた新田真剣佑、共演の山崎紘菜、鈴木伸之(劇団EXILE)、渡邊圭祐と本広克行監督が出席した。


 本作は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で2013年から17年まで連載された、笠原真樹のシリーズ累計100万部を突破している人気コミックが原作。

 ある日突然、学校丸ごと戦国時代にタイムスリップしてしまった普通の高校生たちが、部活で培ったたぐいまれな身体能力と未来を知る現代人の知識を生かした戦術で、戦国の世でサバイバルを広げる「高校生VS戦国武士」という異色のアクションが描かれる。

 撮影は昨年12月から今年1月まで行われたという。本広監督は「コロナ禍の前に撮影しました。遠い思い出のようになっています……」と感無量な様子で挨拶。厳しい寒さの中の撮影で、本広監督は「まずご飯に手を抜かないように気を配りました」と話し、温かく、美味しい食事でキャスト陣の気力アップを応援したことを告白した。


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 主人公・西野 蒼役を演じた新田は、国内初主演作となる。撮影しての感想を求められ、「撮影の数ヵ月前から一丸となって練習して、スタント無しで、アクションは全員が本人でやっています。一体感を持ってみんなで力を合わせて作った作品で、楽しく撮影ができました」と語り、「まるで部活のようだった」という和気わきあいあいだった撮影に手ごたえをにじませた。


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 新田の主演・座長ぶりについて問われた共演者たちは「アクション・シーンで私がうまく位置取りできなかったときなどに、『大丈夫? 動きづらくない?』と声を掛けてくれたりして、さりげなくエスコートをしてくれて、すごく助けられました」(ヒロインの瀬野 遥役の山崎)、「真剣が率先してコミュニケーションをとってくれて、本当に幼馴染のように楽しく、時に厳しく撮影させてもらった印象があります。真剣の笑顔で自然と一体感が生まれた。真剣が座長で良かった」(剣道部員・考太役の鈴木)と称賛の声が上がった。


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 蒼たちに先駆けて戦国時代へタイムスリップして、歴史の操作を目論む不破瑠依役を演じる渡邊は、「幼馴染役の3人の中がものすごく良くて、非常にさみしい思いをずっとしていた2ヵ月間でした」とちょっと嘆き節だった。しかし、「オンオフの切り替えがしっかりしていて、それを起点にすごく良いチームになった」と新田の印象を語っていた。


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 そんな共演者の声に、新田は「座長という意識はあまりせずに、現場ではコミュニケーションを大切にしました」とコメントした。

 最後に、本広監督は「実は今まで言っていなかったけど、今回の映画のテーマは“継承”でした。スタッフも、技術的なことをベテランから若い人たちに継いでいく……。また、それをさらに下の子たちに伝えていく……。そういう映画になっていければいいなと思いました。最初は笑いながら、だんだん泣けてくるという見応えあるエンターテインメント映画になっています」と作品を熱くアピールした。

 新田は「僕が役者になりたいなと思ったきっかけになったのが三浦春馬さんです」と本作で共演している7月18日に亡くなった俳優の三浦春馬さんについて語り始めた。三浦は、高校生たちがタイムスリップした戦国時代の戦国武将の役で、後の徳川家康となる松平元康役を演じている。


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 新田は「この映画で共演することができて、すごく嬉しかったです。監督に感謝したいと思います」と話し、「夢だった共演をさせていただき、すごく幸せな体験をさせていただきました。それに、この作品でたくさんのことを得ることができました。僕の役者人生において大切で、ずっと忘れることのできない経験であり、宝だと思っています」と撮影を振り返った。


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 主人公の蒼を導くことになる徳川家康役を三浦春馬が、織田信長役を松山ケンイチが務め、圧巻の演技で魅了する。



(取材・文・写真:福住佐知子)



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