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『レディ・トウ・レディ』
公開記念舞台挨拶

2020-12-14 更新

大塚千弘、内田 慈、藤澤浩和監督

レディ・トウ・レディlady-to-lady 配給:トラヴィス
ヒューマントラストシネマ渋谷ほか 絶賛公開中
© 2020 イングス

 映画コメンテーターのLiLiCoや俳優の鶴見辰吾も賞賛の声を寄せる映画『レディ・トゥ・レディ』が12月11日(金)から絶賛公開中! 12月13日(日)には公開記念舞台挨拶がヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、W主演を務めた大塚千弘、内田 慈、これが商業映画監督デビューとなる藤澤浩和監督が登壇した。


 生活に疲れたさえない主婦・真子(大塚)と同級生の売れない女優・一華(内田)が、前代未聞の女性同士ペアで競技ダンスに挑む。しかし二人の前には「男女ペアでなければ認められない」というルールが立ちはだかる。

 内田と女性同士のペアを組んで競技ダンスに挑んだ大塚は「こんなにも体力と筋肉が必要なのかと驚いた。約2ヵ月の練習では朝から2時間くらい“全集中”で踊っていたので、ダンスの稽古だけで4キロ以上体重が落ちた。ダンス後はお腹がペコペコでした」と競技ダンスの知られざるハードさに苦戦。


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 内田も「大会シーンはプロのダンサーの方々が大勢いる中で、いろいろなダンスが同時進行する。何テイクも撮影できないので、ダンス・シーンは“全集中”で臨みました。まさに“阿吽の呼吸、ダンスの形”」と大ヒットアニメ『鬼滅の刃』に引っ掛けて舞台裏を明かした。


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 そのダンス大会のシーンについて大塚は「大勢のダンサーの方が参加してくれて、私たちも煌びやかに着飾らせてもらいました。撮影ではダンス練習期間の想いが溢れてきて、一回目のワルツで感情が溢れ出て涙が……。二人で目を合わせながら“泣ける~!”となって、藤澤監督から『泣くのは早いです!』とNGになりました」と照れ笑い。内田とは偶然にも誕生日が一緒で、大塚は「1ヵ月以上頑張った二人の気持ちを通い合わせながら踊ることができました」と絆を口にした。


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 専業主婦を演じた大塚は「自分の専業主婦の母を見て、そこから盗めるものは盗みました。例えばサンバイザーを付けたり、ウォーマーを付けたり。そういったものを衣装合わせの際に御提案しました」とこだわり回想。一方の内田は「かつて店頭販売のバイトをしていたので、アルバイト・シーンは当時を思い出しました。またオーディションのシーンでは客観的に見て下手に思われるように、緊張してちょっと声が上ずっているような演技を意識」と明かすと、大塚は「オーディションのシーンは見ていて爆笑しました」と内田の狙い通りのリアクションを取ったという。

 これが商業映画監督デビューの藤澤監督は、競技ダンスを題材にしたことを「テーマは役割からの解放。その中で競技ダンスのリード&フォローの概念を知りました。そしてお互いがお互いを支えるのがダンスだと理解。女性同士でお互いを支えるという設定に辿りつきました」と説明した。


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 最後に内田は「映画の認知はまだまだこれからですが、たくさんの方々に観てほしいです。価値観が大きく変わる世の中で、なかなか今までのようにはいかず、どうやったら希望を持てるのか分からない時代かもしれません。真子と一華は前例のないことに突破して、やりたいからやる!と言い切ります。そこに希望がある。夢を語るのはタダ! この映画がみなさんのエネルギーになれば」と力強くアピール。

 大塚も「コロナ禍という暗いニュースが多い中で、今こそ『レディ・トゥ・レディ』は公開するべきだと思いました。元気をもらったり、明るくなれたり、観てくれた方がちょっとでも挑戦をしようと思ってくれたら幸せです。明るくスッキリしたスポコン映画。このエンタメで気分転換してもらえたら嬉しい」と大ヒットを祈願した。


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(オフィシャル素材提供)



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