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『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』
第21回東京フィルメックス審査員特別賞受賞!

2020-11-09 更新

きまじめ楽隊のぼんやり戦争kimajimegakutai
© 2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト
配給:ビターズ・エンド

 これまでロッテルダム、ヴァンクーバー国際映画祭などで受賞を重ねてきた池田 暁監督の最新作『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』が、2021年3月にテアトル新宿ほか全国順次公開となる。この度、本作が第21回東京フィルメックスの審査員特別賞を受賞した。


 長編第2作『山守クリップ工場の辺り』(13)がロッテルダム国際映画祭、ヴァンクーバー国際映画祭でグランプリを受賞し、続く『うろんなところ』(17)もロッテルダム、東京、台北、エルサレムといった国際映画祭に出品されるなど、国際的な評価を積み上げてきた池田 暁監督の最新作『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』。

 いつの時代でもない、ある町。この町は何十年も向こう岸の太原町と目的も分からず戦争をしている。毎日、朝9時から夕方5時までが戦争の時間だ。ある日、町で兵隊として暮らす露木は向こう岸から聴こえてきた音楽に心惹かれていく。そんな中、新しい兵器と部隊がやってくるという噂が広がり、露木や町の人々の生活も変化していく……。

 第21回東京フィルメックスの授賞式が11月7日(土)、有楽町朝日ホールで行われ、コンペティション部門の審査員特別賞賞は、池田暁監督の『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』に輝いた。本作は、独特のセリフ回しと間を用いた演出で、川の対岸にある町を相手に何十年も戦争を続ける人々の姿をユーモラスかつシニカルに描きだした物語だ。授賞式に出席した池田監督は審査員特別賞に選ばれた喜びを語った。


kimajimegakutai


池田暁監督 受賞コメント

 本作が東京フィルメックスでワールドプレミアとなり、さらにこのような賞を受賞することができて、とても嬉しく思います。映画祭の開催期間はずっと映画館に通って、いろんな映画を観ていました。たまに、同じく開催中の東京国際映画祭に浮気したりもしましたが(笑)。コンペティション部門にノミネートされた作品はほとんど観ましたが、とても素晴らしい作品ばかりでした。この映画祭をきっかけに、その素晴らしい作品たちが、また日本の劇場で観れる機会につながれば嬉しいなと思います。
 このような時期ではありますが、素晴らしい作品を上映していただき、また、映画祭自体を開催していただいた東京フィルメックスの方々の勇気と努力に感謝します。


審査員 コメント

 本作はユーモアと想像力に溢れていて、独自の映画的世界を自由に創造しています。その虚構の世界は、私たちが住む現実の世界で、普段忘れられがちな疑問を投げかけています。


kimajimegakutai



(オフィシャル素材提供)



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