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『星に語りて~Starry Sky~』
ハリウッドの日本映画祭にて最高賞受賞!

2020-10-19 更新

星に語りて~Starry Sky~starrysky
© きょうされん


 アメリカのロサンゼルスで開催される『JAPAN CONNECTS HOLLYWOOD 2020』にて、松本動監督作品が長編部門と短編部門の両部門にWノミネートを果たし、長編作品『星に語りて~Starry Sky~』が最優秀作品賞を受賞という偉業を成し遂げた。


【映画祭概要】

 「ハリウッドのメジャー映画会社で現役として活躍するセレブリティたちと日米協会」(1917年に日米両国の有識者たちによって創立された日米民間交流団体)の主催により、新たに今年からロサンゼルスにて映画祭「Japan Connects Hollywood」(ジャパン・コネクツ・ハリウッド)が開催されることが決定した。

 本映画祭は昨年の「JAPAN CUTS Hollywood 2019」(ジャパンカッツ・ハリウッド2019)をさらに発展させ、日本の映画人とハリウッドを文字通り“コネクト=つなげよう”とする目的で発足したもので、昨年はモデルのSHIHOが映画祭アンバサダーを務め、女優の篠原涼子ほか多くのゲストが訪れるなど華やかに開催され、現地でも大きな話題となった。

 今後、日米双方で熱い注目を浴びるであろう新進気鋭の映画祭で、アメリカ在住の映画に精通した審査員たちが作品を選出している。

 既に加藤雅也主演の短編映画『決着』(上本聡監督)が、映画祭として注目していきたい作品に与えられるスポットライト賞(Spotlight Award)、主演の加藤雅也が最優秀俳優賞(Best Actor's Award)の二つを受賞したことが発表されていた。

 今年が第一回目となる記念の映画祭で、全16作品がノミネートされ、初代グランプリの栄冠を勝ち獲ったのが、松本動監督の長編映画『星に語りて~Starry Sky~/Talking to the Starry Sky~』となった。


 2020年の映画祭は、10月30日(金)~11月1日(日)の3日間に渡り開催。今年は新型コロナウイルスの影響で、オンラインでの開催が決定している。

 新型コロナウィルスが終息すれば、来年の秋にハリウッドのチャイニーズ・シアターにてレッドカーペットセレモニーを開催し、今回選出された作品を上映することも予定している。


 ■ JCH映画祭公式ページhttps://www.japanconnectshollywood.com/ (外部サイト)

 ■ JCH映画祭Facebookページhttps://www.facebook.com/japanConnectsHollywood (外部サイト)



■ ノミネート作品情報 ■

【長編部門ノミネート】

『星に語りて~Starry Sky~』
 (英題:Talking to the Starry Sky)

 2019年、日本、上映時間:115分

 監督:松本 動
 出演:要田禎子、螢雪次朗、今谷フトシ、植木紀世彦、枝光利雄、菅井 玲、入江崇史、宮川浩明、生島ヒロシ、赤塚真人ほか

 2011年3月11日 東日本大震災、障害のある人と、それを支援した人たちの、実話をもとにした知られざる真実の物語。


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© きょうされん

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© きょうされん

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© きょうされん



 ■ 公式HPhttp://www.kyosaren.or.jp/starrysky/ (外部サイト)


【短編部門ノミネート】

『公衆電話』
 (英題:PAY PHONE)

 2018年、日本、上映時間:15分47秒

 監督・脚本:松本 動
 出演:要田禎子、螢雪次朗、今谷フトシ、植木紀世彦、枝光利雄、菅井 玲、入江崇史、宮川浩明、生島ヒロシ、赤塚真人ほか

 ごくごく普通の、ごくごくありふれた父娘の、どこにでもありそうな、一夜の小さな物語。


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© 動.MATSUMOTO

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© 動.MATSUMOTO

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© 動.MATSUMOTO



【松本 動監督 メッセージ】

 この度は数多くの応募作品の中から、私が監督を務めました『星に語りて~Starry Sky~』を最優秀作品賞に選出して下さり、心より感謝をしております。本当にありがとうございました。この喜びを、関係者みんなで分かち合いたいと思います。
 日本国内において、なかなか陽の当たらない所での上映活動が主となっている映画ではありますが、国外では先日開催された『Japan Film Festival Los Angeles 2020』に続き、海外での映画祭参加が続いており、今後もこの勢いに乗って、この映画で描かれた東日本大震災における知られざる実情を、世界中の方々に知っていただける機会が増えることを願っております。
 そして、私の短篇作品『公衆電話』も同時にノミネート作品に選出していただき、1作品でも嬉しいことですが、まさか2作品も選んでいただけるなんて、驚きと共に大変光栄に思っております。短編の『公衆電話』については、国内外の映画祭への参加が50ヵ所を超え、これからも世界中の方々にお届け出来るように尽力してゆく所存です。
 COVID-19が蔓延る今、新しい映画祭が産声をあげたことは、映画を愛するすべての人にとって大変意義のあることですし、その決断をされた映画祭関係者の皆様には、心より敬意を表したいと思います。
 素晴らしい第一回目の映画祭となりますよう『JAPANCONNECTS HOLLYWOOD』のご発展を、心よりお祈り申し上げます。


【松本 動監督 プロフィール】

 東京都出身。フリーの助監督として多くの監督たちの作品に従事し、大林宣彦監督がクランクイン直前に余命宣告を受けた「花筐/HANAGATAMI」では監督補佐を務め、大林監督が治療のため現場を離れる際は演出を任された。
 現在は監督業に専念し、東日本大災における被災した障害者と支援者の知られざる実情を、実話をもとに描いた長編映画『星に語りて~Starry Sky~』の監督を務め、「第37回日本映画復興奨励賞」を受賞。同賞には日本アカデミー賞作品賞の『新聞記者』も名を連ねており、肩を並べる形となった。2020年9月末現在、420ヵ所で上映され、観客動員数3万6千人を突破した。
 短篇映画『公衆電話』は米国アカデミー賞公認の国際映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018」のジャパン部門にて、ベストアクター賞を受賞し、アメリカ・カンザス州で開催された24年の歴史を誇る国際映画祭「24th Kansas City FilmFest International 2020」では短編部門の最高賞を受賞するなど、国内外50以上の映画祭を席巻し、4つのグランプリを含む17冠に輝き、その続編として製作された『カセットテープ』は、「第6回八王子Short Film映画祭」において、グランプリ&観客賞のW受賞。続く「第23回横浜映像天国」でも、グランプリ&主演女優賞のW受賞を果たし、同映画祭グランプリ4連覇を飾った。


 🔹松本 動 official web sitehttp://www.kyosaren.or.jp/starrysky/ (外部サイト)


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(オフィシャル素材提供)



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