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映画『映像研には手を出すな!』
前夜祭舞台挨拶

2020-09-26 更新

齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波、桜田ひより、板垣瑞生、赤楚衛二、英勉監督

映像研には手を出すな!eizouken 配給:東宝映像事業部
全国公開中!!
© 2020 「映像研」実写映画化作戦会議
© 2016 大童澄瞳/小学館

 「月刊!スピリッツ」にて連載中の話題のコミック「映像研には手を出すな!」(作:大童澄瞳/小学館)。乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波によって映画化された映画『映像研には手を出すな!』が、いよいよ9月25日(金)より全国公開中!

 そしてこの度、公開前日を記念して、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、前夜祭舞台挨拶が実施された。イベントには、映像研の電撃3人娘こと乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波に加え、音響に異常なこだわりを持つ「音響部」の百目鬼(どうめき)役を演じた桜田ひより、「映像研」が手を組む「ロボット研究会」でロボット開発に情熱を燃やす小野役の板垣瑞生と小林役の赤楚衛二。監督を務めた英勉監督が登壇した。


 原作を手に取った時の感想を聞かれた齋藤は「原作はお話を頂いて初めて読んだんですけど、すごく面白いし、観たことのない世界観ですごいな、と思ったんですけど、これを自分が演じるのは想像がつかなかったし、最初は“私には無理です”とお伝えしていました。元々すごく人気のある原作だったっていうのもあるし、自分にそんな自信がなかったので。でも、作品自体にすごく魅力を感じたし、スタッフさんの映像研に対する愛がすごくて。その愛に負けてしまって、やるしかない!と思いました」と当時の心境を語った。


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 続けて、MCから撮影で苦労した点を聞かれると「ワイヤーに吊るされたり、ペットボトルのロケットを頭にぶつけられたりはあったんですけど、あまり苦労に感じなかったですね。監督のおかげでだいぶ楽しく演じられました。逆に、監督と打ち解けるまでが大変でした(笑)」と答えると、監督から「俺が偏屈みたいに聞こえるやん(笑)!」とツッコミが入り会場は笑いに包まれつつ、齋藤は「お互いにぐいぐい行くタイプでもないし、私自身が最初のほう、“お任せします”“なんでも大丈夫です”みたいな感じだったので(笑)」と裏話を語り、監督が「泣きながら東京の町を歩いていました(笑)」と答えるとさらに会場は笑いに包まれた。また、クランクイン前に気をつけていたことを聞かれた山下は「元々私と梅澤はグループ内でも同期ですが、飛鳥さんは5年も先輩なので、撮影前はあまり話す機会がなかったんです。でも過酷な撮影も多かったので、3人で力を合わせないと、乗り越えられないシーンもたくさんあって、知らず知らずのうちに仲も深まって、今ではなんでも話せる関係になりました!」と笑顔で語ると、齋藤は「浅草に力を借りたという感じでした。浅草氏モードになったら子供っぽくいられるし、2人に頼み事したりできたので、浅草のおかげで仲良くなれたといっても過言ではないと思います」と明かした。


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 さらに、VFX撮影で苦労したことを聞かれた梅澤は「段ボールとか風船を浮かせて目印にして、このスピードで今動いてる!というのを想像しながら撮影していたので大変だったんですけど、完成を見たら完璧でした! 本当にそこに同じものが見えているし、みんなの息もぴったりでしたしね」と齋藤と山下に微笑みかけ、本作の出来栄えを語った。


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 続けて、印象的だったシーンを聞かれた赤楚は「映像研の皆さんが長い台詞を全部完璧に覚えていてびっくりしました! 監督から“ロボ研は芝居で戦ってほしい”って言われていたのに、お三方全員がセリフも完璧で来られて、僕ら負けちゃいましたね(笑)。しかも、その日の夜にテレビを付けたら、乃木坂さんとして(生番組に)出られてて、“えっ!歌ってる! 台詞どこで覚えてるんだ!?”って思い、改めてすごいなと思いました」とプロフェッショナルな3人に感心していた。


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 そして、MCから注目してほしいシーンを聞かれると、梅澤は「本作は全編を通して笑えるシーンが多いんですけど、浅草が現実に直面して(ロボアニメ制作に)怖くなって逃げ出そうとした時、金森が浅草にビシって言葉をかける真面目なシーンがあるんです。浅草と金森の関係性だから言えたことでもあり、言葉を投げかけられた時の浅草の目がすごく真っ直ぐで、ちょっとうるうるしている表情がグッとくるので、たくさんの人に響くシーンになるんじゃないかなと思います」と答えると、齋藤は「私もそのシーン大好きで、元々全然涙流してとも言われていないし、そういう認識もなかったんですけど、なんか浅草に共感してしまって、気づいたらうるうるしながら金森のことを見ていて……」と当時の様子を語った。すると、監督も大きく頷きながら「しかも(桜田)ひよりちゃんが手を上げてそのシーンに出てくれたんですよ。元々の台本では映像研の3人だけだったのに」と裏話を語ると、桜田も「素晴らしい関係の3人だなと思っていて、現場で入った時も演技をしている皆さんを横で見ながらやっぱりこの3人がいるから映像研が成り立っているし、私もここにいられるんだなと思って感動していましたね」と感激。


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 続けて、板垣は「こんな良いシーンのトークの後に僕でいいんですか?」と会場の笑いを誘いつつ、「ロボ研と映像研のみんなですごくテンションがあがるシーンがあるので、ぜひ映画を観ている皆さんも心の中で一緒に叫んでほしいです!」と元気よく答えた。


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 さらに赤楚は「ロボ研の小豆畑(あずはた)の一言ですね」と答えると、板垣は「あの一言いいね!」監督も「やっぱり小豆畑だよね!」と答え、梅澤も「最高!」と全員一致で答えていた。

 最後に齋藤は、「この作品は撮影している間も私の人生の分岐点になるかもと思う位、私の中で大きな作品になりました。それの確信を持てたのが、キャンペーンの時間。たくさんキャンペーンをやらせていただけて、その期間も全部を通して、私の中で大切な時間になったので、少しでもたくさんの人に観ていただき、この作品を大切に思っていただけたらと思います。本当は浅草を演じている自分を観るのは照れくさくて、自分の中で1人占めしたいと思うような作品なんですが、皆さんにたくさん観ていただいて、続編があるのか分からないですけど、それくらいの反響があるような、いろいろな人に愛してくれるような作品になったらいいなと思っております」と語り、齋藤のかけ声に合わせ1本締めをし、会場は大盛りあがりでイベントは終了した。



(オフィシャル素材提供)



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