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『東京の恋人』初日舞台挨拶

2020-06-28 更新

森岡 龍、川上奈々美、下社敦郎監督

東京の恋人tokyo-modernlovers 配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
ユーロスペースほか全国順次公開中
© 2019 SALU-PARADISE/MOOSIC LAB

 6月27日(土)、渋谷ユーロスペースにて映画『東京の恋人』が公開初日を迎え、W主演を務めた森岡 龍、川上奈々美、下社敦郎監督が登壇、満席の客席を前に作品への熱い思いを語った。


 本作は、結婚して夢をあきらめた主人公とかつての恋人が久しぶりに再会、共に過ごす時間を通してやがてそれぞれが戻らない青春と決別する姿を大胆な性愛表現を用いて描き出した大人のラブストーリー。

 映画と音楽の祭典MOOSIC LAB 2019にてそのロマンポルノ的アプローチが話題となり、見事、長編部門最優秀賞(川上奈々美)と松永天馬賞を受賞したほか、「第15回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門」や、「第3回Beppuブルーバード映画祭」など全国の映画祭の正式出品された。

 拍手のなか満席の舞台上に登場した3人。「映画を映画館で観られることが当たり前ではない時代に無事初日を迎えられた。本当にうれしく思います」(森岡)、「いままで出演した映画で一番嬉しい初日です。ちょっと言葉に表せない気持ちで泣きそうです」(川上)、「この状況でお客さんが入るか本当に心配でした。満席となり本当にうれしいです」(下社)とそれぞれ観客に感謝の言葉を送った。

 川上は自身が演じた満里奈役について、「まずオファーをもらったときには自分が主演で良いんですか?と思いました。撮影時は20代後半になる頃で、私自身もいろいろ悩みがあったんです。だから満里奈には心から共感して演じることが出来ました。思いが込もり過ぎて監督からNGが出た場面もあったくらいで」と明かした。

 また、大胆な性愛描写のある本作。「そういうシーンって女優の方が意外と大胆になれるんですよね。殺陣のように、ダンスのように演じることを意識しました」と述べた。

 最後に、コロナ禍後の映画のあり方について問われると、森岡は「自粛期間中はリモート映画など、新しい映画の可能性も発見できた一方、やはり自分は躍動する肉体を映画に求めているので、早く収束するのを祈るばかりです」と語った。

 川上は「私はどん底でもポジティブに考えてしまうタイプなので、こういう形の初日を迎えるのも運命かなって。自粛明けに皆さんの思いを直接感じられて嬉しいです」と改めて作品への思いを語った。

 映画『東京の恋人』は渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中。


tokyo-modernlovers


(オフィシャル素材提供)



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