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『ランボー ラスト・ブラッド』
公開直前プレミアイベント

2020-06-19 更新

ささきいさお、武田真治、ケンドーコバヤシ、花澤香菜

ランボー ラスト・ブラッドrambo 配給:ギャガ
6月26日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

 シルベスター・スタローンの世界的代表作である『ランボー』シリーズ最新作にして最終章『ランボー ラスト・ブラッド』(ギャガ配給)が、6/26(金)よりいよいよ全国公開となる。そこで同時公開される日本語吹替版にて、長年に渡り『ランボー』シリーズを支えてきたレジェンド的存在のささきいさお、ランボーと死闘を繰り広げることとなる最大の敵、人身売買カルテルのボスであるマルティネス兄弟の兄ウーゴ・マルティネス役に俳優、サックスプレーヤーでランボー顔負けの肉体美が話題の武田真治、弟のビクトル・マルティネス役のケンドーコバヤシ、そして天涯孤独のランボーに出来た初めての“家族”であり、育ての親として守ってきた最愛の“娘”ガブリエラ役の花澤香菜が一同に会すプレミアイベントが開催された!


 いよいよ、6月26日(金)より12年ぶりの待望の新作が公開となる本作。日本語吹き替え版も同時公開されるが、本作の吹き替えを担当したささきいさお、武田真治、ケンドーコバヤシ、花澤香菜が舞台に登場!

 ランボーファンの武田は頭にハチマキを巻き、タンクトップ姿といういで立ちでマシンを持ってランボーのコスプレで登場! ケンコバが「よく来れましたね(笑)」と突っ込みを入れると、武田は「楽屋で着替えました(笑)」と照れながら答え、「ランボーが卒業するのでマシンガンを自分で取り寄せました!」と気合十分! ケンコバが「一番びっくりするのはこれでランボー役じゃないこと(笑)。佐々木さんを差し置いて、正気ですか(笑)?」と言われながらも「ほぼ完コピできました! 2の『怒りの脱出』の感じです」と満足した表情で語った。「最初の頃のランボーは細身だからこういう感じですね」と佐々木も絶賛し、花澤は「ツヤッツヤ!」と戦闘で汗を流したランボー顔負けのツヤツヤとした肌と泥の感じに注目! 「マシンガンの薬莢が出るので左側に粉をつけている」と武田がコスプレのこだわりポイントを教えてくれた。


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 遂にシリーズラストを迎える本作だが、ランボーの声を長年務めてきたささきは「最初にやった頃から40年。最初のランボーは5人くらいの方がやっていて、中には渡辺 謙さんもいたんです。それだけ、スタローンの声はどんな人の声を当てたらいいのか悩んだみたいです。最終的には2からランボーをやらせていただきましたが、スタローンの声は低音でささくれ立って濁った声なので最近は声を作るのにお酒を飲んで騒いでみたり。最後のシリーズはこの時期なので、一人で飲んで夜中に騒いでみました(笑)」と、役作りの苦労について明かした。


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 極悪マルティネス兄弟を演じた武田とケンコバはランボー世代で、ケンコバはランボーの真似をしたくて血を流すと治療を拒んだり、武田の初めて観た映画は『ランボー/怒りの脱出』で今でもスタローンに影響を与えられているというほどのランボーの大ファン。

 兄・ウーゴ役を担当した武田は「難しかったです。極悪非道で最後にスタローンが演じるランボーと戦うんですが、悪だけどビジネスマンとして闇の社会にも従う人物。紳士的なのでちゃんと喋れるという部分が難しかった」と吹替での大変さについて語ると、佐々木は「スペイン語で、英語とも違ってリズムが違うから大変だなと思って僕じゃなくて良かった(笑)。素晴らしかったですよ! 女房が(武田とケンコバが演じる)兄弟が良かったと褒めていました」と武田の悪役っぷりを絶賛! また、武田の弟・ビクトル役を演じたケンコバも「ささきさんの役づくりを聞いていて恥ずかしくなりました(笑)」と、前日にタコスを食べて挑んだことを明かしたが、ささきは「ドスが効いていて、最初は低音だったのに途中から高音になっていたので、俺に気を遣ったのかなと思ったよ(笑)」とケンコバの悪役キャラを称賛した。


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 さらに、花澤は「まさかランボーに関わると思っていなかったので嬉しいです。ガブリエラというお年頃の女の子を担当しているのですが、孫娘的な年齢なのでまごついているランボーを見られて、そこが可愛いと思います」とアピールした。


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 今回は特別にランボーの宿敵の極悪マルティネス兄弟を演じた武田とケンコバの吹き替えシーンを公開! 2人の悪役っぷりにささきは「ヒーローばっかりでやったことがないから、悪役は見るたびに嬉しい。初めてあんな役を演じるのは大変だと思います」と賛辞を送る。


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 レジェンドであるささきからのお褒めの言葉を聞いていた武田は「言葉半分に聞こうと思います。レジェンド過ぎて、この声で名言をスタローンが言っているのを聞いているのでおこがましい、受け止めきれない」と恐縮しきり。花澤も「日本人が(スペイン語の)この喋りだと合わなくなってしまうので、お2人本当にしっかり押さえられてすごいなと思って聞いていました」と声優顔負けの吹き替えであったと語った。


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 トークはケンコバの低音について移り、武田は「僕は役者さんと同じ低い声でやっていますが、ケンコバさんは元々より低い。後からあてさせていただいて、迫力がすごくて誰がOKしたのかなと(笑)。アフレコで海外の役者さんを演じるではなく、生き様をぶつけるようですばらしかった」とケンコバ版のキャラを称賛。ささきも「普通弟のほうが低いので、兄を気を遣っているようだけど、キャスティングの妙で面白かった」と振り返った。


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 ささきのランボーについて問われるとケンコバは「ランボーもそうですが、いろいろな声を当てられて、コンドルのジョーとか。一番子守唄にできる世代。パニックに陥ったらささきさんを呼び出したい」とささきの声で育ってきたことを明かし、「息子も『ランボー』を観て、僕の歌を聞いて落ち着くと言ってくれたけど、同じことを言ってくれてありがとう」と照れ笑い。武田は「吹替で観ることが多く、TVで洋画を観ることが多くて、ランボーの声はささきさんの声で、ささきさんがずっとやられているってことは感極まる。筋肉も育てて良かったです」と、ランボーだけでなく、筋肉を鍛えることができたことへの喜びを述べ、「本当にすごい人ってなで肩になるんですよ。ラストシーン、最後やられるときにシルベスターが来るんですが、肩の落ち方がカッコいい! 僕はまだまだです。体を鍛える人で、73歳だとスタローンさんが世界最高峰だと思います」とスタローンの筋肉がいかにすごいかを語った。続けて「弓を射る筋肉については背筋使ってますよね! 弓を引くところより、絵的な感じで背筋に力を入れていると思います。俺の背筋を取れ!と筋肉を見せるライティングもあると思います」と劇中での筋肉の見どころポイントを明かした。


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 最後に武田は「“ラスト・ブラッド”とついている本作ですが、僕らを40年に渡り勇気づけてくれたランボーが見納めになります。ぜひ、この時期ですが劇場で最後の雄姿を観ていただけたらと思います!」、ケンコバは「この映画を最後まで観たら必ずホームセンターに行きたくなります。映画を観るとともにホームセンターをチェックしてください。男のすべてが詰まっています」、花澤は「ガブリエラが出てくるシーンはのどかで心温まる部分でもあります。極悪兄弟に出会ってからそのシーンが後から効いてきますので、お楽しみください」、ささきは「40年同じ役者の声を当てられるのはとても幸せなことです。ランボーをこれから観れなくなってしまうのは悲しいけど、最後にふさわしい作品となったんではないかと思います。日本語版の出来が良いので、ぜひ日本語版もお楽しみ下さい」とメッセージを寄せた。

 また、本イベントではこの時期にぴったりの自宅でできる筋肉体操を武田が指南。みんなで挑戦する一幕もあり、イベントは熱気に包まれた中幕を閉じた。


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(オフィシャル素材提供)



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